ニート気質な僕の生きる道

自分の経験を活かして、無職やニートや、ひきこもりなど自分と同じように、「生き方」や「働き方」に悩んだり立ち止まった人が前向きになったり、自分の進みたい道に一歩踏み出すきっかけになるブログを目指しています。

僕が合コンで碇ゲンドウになった話。

どうも、ラッキーマンです。

 

今回も過去の話です。結構前の話なので、多少あいまいな部分がありますがお許しください。

 

合コンのお誘い

これは2,3年前の話。ある日、中学の時の同級生から連絡があった。その人とはそんなに普段連絡を取り合うことがなかったので、どんな用件だろうか??と思い、スマホのメールを開いたのだが、そこにはこんな素晴らしいメッセージが書いてあった。

 

「今度ナースと合コンやるんだけどラッキーも来る??」(ラッキーとは書いてなかったですよ)

「ナースと合コンだと??」

「行きます。」

 

僕は光の速さつまり光速に匹敵する速さでスマホを操作し、友人に力強い意志と夢と希望をのせたメールを返信した。

 

気分はウキウキ。その時は景色が輝いて見えた。人生はバラ色である。未来は希望しかない。僕の精神は高ぶり、子供の時の遠足の前日のように眠れない日々が続きそうなぐらいの心境であった。(じっさいはぐっすりね)

 

待ち合わせ

そして、当日。場所は日本最大の歓楽街がある新宿。少し大人の香りがする怪しい街。

 

「今日は何かが起こるかもしれない。」

 

僕は心躍らせて、同級生と待ち合わせした場所でいまかいまかと待ちわびているのであった。

 

「ラッキー!!久しぶり!」

 

振り向くと同級生。他のメンツも見おぼえあり。っていうかほかのみんなも同級生。男はみんな同級生。(僕合わせて5人だったかな?)まぁ、それほど仲良しだったりとか普段遊ぶ人たちではないのですが、人見知りの僕からしたら知っている人だけで万々歳です。

 

「なんだかイケそうな気がするー!!」

 

冷静に同級生とあいさつを交わしつつ、気分は既にウキウキウォッチング(新宿だからね)魔都新宿の夜はますます怪しい光を帯び始め、僕の心を狂わせる。今日の僕は一味違う。オオカミだ。オオカミになるのだ!!長い間閉じ込められていた野生の本能が今日お披露目される(はずである)

 

しばらく待っていると「お待たせしましたー♪」という女性の声。振り返ると大人っぽい雰囲気を漂わせた女性たちが、僕の同級生に声をかけていた。やや暗がりのため、あまり顔は見えない。だが雰囲気よし。僕も「どうもー」というにやけ面を必死に抑えた大人スマイルで対応する。悪くない。出だしですっころんではいない。

 

簡単なあいさつを終えた僕らは予約してあった居酒屋に向かう。ビルの中のワンフロア。雰囲気もいいじゃないか。ますます今日はイケそうな気がする。

 

いざ、合コン(戦場)へ

僕らは半個室のような部屋に案内され、そこで女性たちと対峙した。ナース服を着ていないナースはナースと言われなければナースとわからない位ナースらしさを消していた。(ナースという言葉を使いたかった)僕は確か5人いる中でちょうど真ん中あたりの席にいたと思う。(2,3年前なので、多少記憶違いがあるかもしれません。)

 

まずはお決まりの自己紹介。自己紹介は苦手。なんせずっと自分探しをしてきた人間。未だに見つかっていませんなんて事も言えないわけだし、ここは無難にいこう。

 

「初めまして、ラッキーマンです。僕も彼らと同じ中学の同級生です。今日は色々お話しできればと思っています。(正確な文言は忘れちゃいました。)今日はナースとあんなことやこんなことが出来ると思って勇んでまいりました。戦場に出る戦士の気持ちですので、死は恐れずに戦い抜きたいと思います。よろしくお願いします」

 

つまらない挨拶。印象に残らない挨拶。0点である。いっそ欲望むき出しでいけばよかったか??いやっ、リスクが高い。出来る男はリスクマネジメントが出来なければならない。この後1時間以上は続く合コンでしょっぱなから重たいハンデを背負う必要はないのだ。僕はあふれ出そうな個性を押し殺し、その後の会話に活路を求める事にした。

 

男性陣のあいさつが終わると次は女性陣のあいさつ。ナースと言うだけあって言葉遣いはしっかりしている。おねぇさんぽい人もいれば、やや幼ない感じの人もいる。バラエティ豊かな人材。年齢も大体僕らと同じか多少上下するぐらい。イイねボタンがあれば迷わず押すだろう。

 

簡単な自己紹介を終えるとフリートークが始まった。フリートーク苦手な分野だ。定型文でしか生きてこなかった僕はフリーを与えられると途端にフリーではなくなってしまう。ある程度縛られて生きることに慣れてしまっていた。まずは、冷静に聞き役に徹する事で場の雰囲気を察知する事にした。

 

ここで活躍したのが、僕の同級生の中でもおしゃべり好きのSくん。Sくんは持ち前のボキャブラリーと突っ込みセンス、様々なエピソードを披露し女性たちの関心を手中に収めた。5人の女性のうち3人はS君の話に興味津々。そして、反対側の2人の女性は、そちら側の男2人と盛り上がっていた。図にするとこんな感じ。

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上の図を見て賢明な読者なら気づいたであろう。そう、「僕が浮いている」のだ。左側ではS君ともう一人が3人の女性を相手に楽しんでいる。逆を見れば2人の女性が2人の男性と楽しんでいる。男5対女5.なんだこの計算は??どんな入試テストよりも難しいぞ。どうして同じ人数どうしなのに余り1が発生するんだ??

 

僕は冷静さを装ったが冷静ではいられなかった。その後もS君のトーク力はさく裂し、僕はそれを微笑を浮かべながら観察した。「会話に入れません!S君のトークも封鎖できません!!」

 

すると千載一遇のチャンス。S君が僕に話を振ってくれた。「ラッキーってさ。凄いんだよ!めっちゃスポーツ万能で‥‥‥」S君のナイスフォロー!マジ産まれてきてくれたことに感謝。

 

僕「いやいや、そんなこと‥‥‥」

 

ナース「っていうかS君って○○だよね。」

 

な、な、な、なんという事でしょう。あろうことか僕が話そうとすると、ナースの一人がこれから始まる僕のトークを遮ったのです。そのまま会話の中心は再びS君へ。

 

「終わった。」

 

僕はゆっくりと両肘をテーブルにつけ顔の前で手を組んだ。

僕はこれを勝手に『碇ゲンドウポーズ』と呼んでいる。(エヴァを知らない人は碇ゲンドウで検索してみてね。)冷静さを装いたかった僕は自然とこのポーズをとっていた。

 

 

僕は冷静に状況を整理した。「完敗だ」一人の戦士が死んだ。名もなき戦士がまた一人無慈悲な現実に飲み込まれた。

 

僕の中で何かが折れた。ポッキーではない。心だ。僕の国宝並みに繊細なガラスのハートは、魔都新宿でごみクズとなって消えた。それから僕はろくな話も出来なかった。目の前には、サワーがある。お酒は僕を裏切らない。トークなんて関係なしに僕は淡々と酒を飲むことに終始した。周りはキャッキャッと楽しんでいる。

 

「あーあ、この居酒屋にいきなり使徒が飛び込んできてこいつら全員食われねぇかなー。」

 

合コンに敗れた戦士には負け惜しみしか言えない。ひたすら碇ゲンドウポーズで時間が過ぎるのを待った。途中僕の同級生が飛び入りで参加したがもうそんなことはどうでもいい。勝敗は決したのだ。

 

居酒屋での合コンが終了した後、カラオケに行く人、そして普通に帰宅する人に別れた。当然僕は帰宅組。一刻も早く帰宅し、部屋のベッドで心の回復を図りたかった。新宿から最寄り駅まで1時間。吊革に全体重を預け、崩れそうな体を支えながら何とか地元駅に到着。

 

その後、同級生と軽く飲みなおしたが、何を話したかは覚えていない。僕は、何を間違えたのだろうか??何故、あのナースは僕の話を遮ったのか??考えたところでわかるはずもない。それ以来ナース服が嫌いになりました。

 

後日談

合コンをしたナースと僕の同級生が付き合ったらしい。当然S君かと思いきや、ナースのハートを射止めたのは同級生の中でも『イケメン』の2人でした。

 

「結局見た目かい!!」

 

ちゃんちゃん。

 

※このお話は2~3年ほど前の話のため、正確な時間軸や席順、会話の内容などは覚えておりません。大体こんな感じだったよなーということをお話しておりますので、ご容赦ください(>_<)