オバログ

日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

ガイアの夜明けを見て、孤独死を防ぐにはどうすればいいのか?を考えてみました。

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この前見たガイアの夜明けという番組で、独身だったり単身世帯が増えてきていることを取り上げている回があったんですよ。

 

参考記事:ガイアの夜明け『どう生きる? "シングル"社会』を見た感想を書いてみた。 - ニート気質な僕の生きる道

 

そんで、この回の中に独り身の高齢者の家探しに奮闘する不動産会社を取り上げているパートがあって、その話っていうのが非常に興味深かったんですよね。高齢化社会ならではの問題だよなーなんて思いつつ。

 

そんなわけで、今回はこの高齢者の家探しに関しての問題や、不動産屋の取り組みに関して僕が感じたこと、そして孤独死を防ぐにはどうしたらいいのか?など僕があれこれ思ったことを中心に書いていきたいと思います♪

 

 

高齢者は新居を探すのが大変

番組では木造のアパートに住む60代後半の男性を紹介。彼は17年も前からこのアパートに住んでいるんですが、このたび建物の老朽化という理由で立ち退きを迫られちゃったんです。

 

男性は高齢だし、しかも白内障を患っていて引っ越すのも一苦労。というかなかなか高齢者で病気を持っている人が新たにアパートを借りるのは大変なようです。高齢で独身で病気持ちはハードですね‥‥‥。

 

そんな男性の元を訪ねてきたのが山本さん。まだ27歳と若者です。彼は株式会社R65という不動産会社の社長さんで、65歳以上の方専門の物件を取り扱うことで「高齢者が部屋を借りにくい」という問題を解決する手助けをしています。

 

でも、現実は厳しくて次の家が決まるまで平均で200件ぐらいには電話をかけているんだそう。では、なぜ高齢者は簡単に家を借りれないのか?そこにはまた切実な理由があるわけです。

 

孤独死によって事故物件になるのが怖い

番組では山本さんがアパートを経営している大家さんに話を聞く場面があったんだけど、それきいて「確かにそうだよな。」と思いました。

 

というのも大家さんは「高齢者の孤独死による事故物件化するのが怖い。」とのこと。事故物件というのは入居していた人が亡くなってしまってしまう部屋のことです。

 

まぁ、普通に亡くなったのに「事故物件」って呼ぶのはどーなのよ?と思わないでもないけど、やっぱり「その部屋で人が死んだ。」っていうのはどういうパターンにせよその次に部屋を借りてくれる人がいなくなってしまうんだそうです。

 

そうなると一部屋分の家賃が入ってこないってことだから、大家さんからしたら結構な打撃なわけですよ。そんで、やっぱり高齢者の方っていうのは若い人に比べれば、病気だったり何らかの理由で亡くなる可能性は高いわけです。

 

そういったリスクさえなければ、高齢者に貸してもいいっていう大家さんはいるみたいなんですよね。ただ現実問題としてそのリスクを回避できる有効な手立てがないわけです。

 

大家さんからしたら自分の持っている物件の価値が下がるのは避けたいわけだから、自然と「高齢者の方はちょっと‥‥‥。」となってしまうのも無理はないのだろうと思います。

 

ちなみに先述した60代後半の男性は山本さんの尽力もあって、何とか新しい住みかを見つけられたとのこと。いやぁ、良かったね♪

 

テクノロジーが高齢者を救うかも?

「じゃあ、高齢者になったら家は借りれないのか?」ってことなんだけど、 番組ではそうした孤独死に対応する山本さんの取り組みも紹介されていました。

 

その取り組みとは「熱を感知するセンサーがついた照明器具によって、孤独死を防ごう」というもの。

 

先ほどのR65の山本さんはNECの関連会社と協力して、テクノロジーの力で孤独死を防げないかと考えていたわけです。

 

これすげぇいい取り組みだと思うんですよね。っていうのもこの照明器具はネット回線に繋がってて、住人の動きの有無を大家さんに知らせてくれるわけです。つまり、何らかの理由で高齢者の方が動けなくなっている場合、予めつないであるタブレット端末に「人が動いていない。」と異常をお知らせてしてくれるわけです。

 

いちいち大家さんが確かめに行かなくてもいいし、異常もすぐに察知できるから一石二鳥。こういうテクノロジーを使えば高齢者の方達の孤独死の問題や、事故物件化も防げるんじゃないか?って思いました。

 

この照明器具はまだ売り出されてないみたいなんだけど、今後需要が高まるものなんじゃないでしょうか?

 

孤独死を防ぐためにはどうすればいい?

孤独死を完全に防ぐことは難しいと思うんだけど、それでもやり方次第では未然に察知することっていうのは可能だと思うんですよね。

 

まず一つは先ほど紹介したテクノロジーの活用。異常があればすぐに大家さんにお知らせしてくれるのであれば「部屋で亡くなって数日たっていた」なんてことは防げると思います。

 

そしてもう一つは「病気への対応なども含めて予めルールを作っておく。」というものです。

 

高齢者の方に部屋を貸すということは、少なからず大家さんにもリスクはあるわけですよね?だったら「あなたのことは受け入れますが、リスクを回避するために最低限こういうルールを守ってもらえますか?」というのは提案してもいいのではないでしょうか?

 

例えばですが「この物件ではセンサーによって異常を察知しているシステムを導入しているので、仮に1日以上センサーが動きを察知しなかった場合、大家もしくは管理会社の人間がお部屋をおたずねします。その際に反応がなければ合鍵で中に入って様子を見させていただきますがよろしいですか?」みたいなルールを作っちゃう。

 

また、旅行などで家を空ける場合には当然センサーも反応しないので事前に「〇日間実家に帰ってます。」といった事を大家もしくは管理会社などに知らせてもらうとかね。その間はセンサーをオフにしてもらうとか。

 

まぁ、あくまで今パッと思いついたルールなんで、もっとゆるくてもいいかもしれないし「いやっ、もっと厳格なルールの方が孤独死を防げる」って考えの方もいるかもしれない。

 

ただあんまり厳しすぎるとそれはそれで高齢者の方が「そんなに厳しいと何だか住みにくいな」って思う事もあるだろうから、その辺はちゃんとバランスをとる必要があるのかもしれません。

 

まぁそんな感じで「もしもの事態に備えておく」っていうのをやっておけば、高齢者の方の孤独死っていうのはそこまで怖くはないんじゃないかな?とは思いますね。

 

まとめ

そんなわけで、今回はガイアの夜明けを見ながら「孤独死を防ぐにはどうしたらいいのか?」を考えてみました。

 

高齢化社会にどっぷりつかっている日本ですが、だからこそ課題も見えてくるだろうしそれを解決する策も出てくるのだと思います。

 

僕がお年寄りになるころには「孤独死?そんなのビビる必要ないっしょ(笑)」ってなるぐらいになっていてほしいものです。

 

それでは今回はこの辺で失礼します!

 

今回紹介したR65の山本さんの運営サイト

R65不動産 – 65歳からのお部屋さがしなら