オバログ

日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

本屋には学びがありすぎるので、本屋から学べることを書いてみた。

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僕は外出する際には時間があれば本屋に立ち寄ります。地元でプラーっと買い物したあとにもよるし、出かけた場所にある本屋なんかにも立ち寄るようにしています。

 

なんで、そんなに本屋を見るのか?というと

 

「本屋には学びがありすぎる。」

 

からなんです。

 

「そりゃ、本は情報が詰まってるんだから学びにはなるでしょ?」と思っているそこのアナタ!!いやいや、本屋をなめちゃいけません!!本屋には単にそこにある本からだけではない、店全体からたくさんのことを学ぶことができるんです。

 

ではいったい本屋に行くとどういうことが学べるのでしょうか?今回はその辺りのことをざっくりお話していこうかなーと思います♪

 

本屋に行ったら学べること

①今の流行を学べる

本屋に行けば「今何が流行っているのか?」っていうのが一目瞭然です。

 

作家、本のジャンル、ファッション、本のタイトルなどなど様々な面から今の流行を把握することができるわけです。

 

僕自身は流行を追いかけるということはあまり好きではありませんが、流行を知るというのはとても大事なことだと思っています。

 

というのも流行っているということは「それだけ人々から求められている。」と考えることができるからです。

 

求められている、つまり需要があるということはそこに自分の生活に活かせるヒントがあるかもしれません。

 

例えばある作家さんがやたらと流行っているのであれば、「この作家さんの本は何でこんなにはやっているんだろうか?」ということを考えてみる。例えばその作家さん書くく内容がとてもわかりやすいとか、読むたびに新しい発見があるとか、自分にやる気を起こさせてくれるような文章であるとか何かしたら理由があるはずです。

 

それを把握できたなら「じゃあ、自分の普段の生活の中で活かせないかな?」と考えてみる。僕のようにブログを書く人なら同じ文章ということで応用もしやすいでしょう。あるいは文章ではなく話す方にも活かせないかな?とかそういうことも考えてみてもいいかもしれない。

 

またそれとは逆に「あの作家さんちょっと前はすごいプッシュされてたけど今はちょっと勢いがなくなっちゃってるな。」とかそういうこともわかります。その場合も当然理由があるわけですよね。

 

流行と言えば一時期やたらと「○○歳までにやっておいた方がいい○○つのこと」とか「○○を○○する方法」なんてタイトルの本も出ていましたが(今も割とかな?)他社で成功したタイトルのつけ方というのは他の出版社もすぐに取り入れます。するとバーッと同じようなタイトルが並ぶわけです。タイトルのつけ方にも流行があることがわかります。

 

そういうのをあれこれ考えているだけでもすんごい頭が活性化されていくし、メチャメチャ学んでいると言えるのではないでしょうか?

 

②物を売るための工夫が学べる

本屋を回っていると実に様々な手法で「本を売る」ための工夫がされていることに気づきます。

 

一番わかりやすいのはまず本のタイトルですね。人は本を手に取る前にまずタイトルを見て「これは自分に関係のある本だろうか?」と判断します。そこで違うとなれば手に取ってもらえません。だから先述したように流行のタイトルのつけ方を活用したりしてなんとか読者の手に取ってもらおうと作家や出版社の人たちは考えるわけです。

 

ただ、今は本のタイトルだけでなく帯にもかなりの工夫が凝らされているので本ごとの帯を見ることもとても学びになることであると思います。

 

例えばつい先日の話ですが、僕は本屋に行った時にこういう本を見つけました。

 

 

 

タイトルを見てもらえばわかるようにドラえもんの登場人物のび太の生きかたから、生きるヒントを学びましょうという趣旨で書かれている本です。

 

さらにサブタイトルには『無理せず自分らしく生きる37の方法』と書かれています。

 

これだけでも

  • ドラえもんが好き
  • のび太が好き
  • のび太のような生き方がしたい
  • 自分らしく生きたい

 

といった人向けにタイトルとサブタイトルだけでアプローチをしていることがわかります。これはこれでありだと思うんだけど、おそらくこの本って大人だけではなく今生き方に悩んでいる子供たちにも読んでほしい本だと思うんですよね。

 

ただこの本は漫画を題材に扱われてはいますが、活字本なのでなかなかこの本を子供たちが手に取ることはないでしょう。子供が本屋に来て立ち寄るのは雑誌か漫画のコーナーである可能性が高いからです。

 

じゃあ、どうやって子供たちにアプローチするのか?となった時に帯の出番です。僕はこの本についていた帯を見て「なるほどー!!」と思いました。帯にどんなことが書いていたかというと

 

「読書感想文にも使えますよ。」(文言は正確ではないかもしれません。)

 

本屋に行ったのは8月も終わりに近づいているころです。当然子供たちは夏休み。夏休みと言えば多くの子供たちに宿題が課せられているでしょうし、その宿題の中には『読書感想文を書く』というのも含まれているでしょう。

 

そこにあの帯の文言です。僕は出版社の事情はわからないけど、おそらく夏休みに向けての作られた帯なんじゃないかな?

 

「でも、帯に書かれていてもそもそも子供は活字のコーナーに立ち寄らないんだから意味ないんじゃないか?」と思う方もいるかもしれません。確かにその通り。いかに読書感想文に使えると書かれていたところで、子供が見なければ何の意味もありません。子供たちはおそらく活字のコーナーには来ないでしょう。

 

じゃあ出版社の人たちはどう考えたのでしょうか?これは僕の想像ですが、おそらく「読書感想文を書かなければいけない子供を持つ親御さんに向けて書いた」のだと思います。

 

おそらく子供が読書感想文の宿題を出されたということで協力をする親御さんもいるでしょう。子供と一緒にあるいは一人で「読書感想文に使える本はないだろうか?」と書店を探しに来ることもあるはずです。

 

そんな時にパッと目に飛び込んでくる「読書感想文にも使えますよ。」という帯の文言。そして、その本は僕ら日本人であればかなりの割合で一度は見聞きしたことがあるドラえもんの登場人物のび太について書かれたものです。そうすると全く知らないものよりもすでに知っている作品に関連するものということで親御さん自身も興味を持ちやすいでしょう。

 

そんでこの本の値段も税抜きで800円とお求めやすい価格なんですよね。活字本ともなれば1000円オーバーは当たり前です。おそらく親御さんは他の本も手に取り値段を比較するでしょう。そうすればより、この本の安さが印象として残るはず。

 

さらに言えばおそらく多くの子供は読書感想文のために買った本は一回、せいぜい二回程度読んでそれっきりだと思います。であるならば、なおさら高い値段をかけるよりもお手頃の価格にしておいたほう親は買いやすいと出版社の方は考えたんじゃないか?と仮説を立てることができるわけです。(あくまで仮説ね。)

 

実際この本は帯の効果もあったのかけっこう売れているようでした。

 

他にもレイアウトとかコーナーの位置とか、POPとかそういうのを見ていくと学びになりまくるんですが、長くなりすぎるのでまた機会があればお話ししたいと思います♪

 

最後に

というわけで今回は「本屋から学べること」について僕なりの考えを書いてみました。本屋に入ること自体はお金がかかりません。だけど学ぼうと思えばかなりたくさんのことを学べるなということがお分かりいただけたのではないでしょうか?

 

当然ですが、本屋で学べるようにスーパーやコンビニ、雑貨店などどんなお店に行っても学べることは何でもあります。なぜならそういうお店は実際に企業がマーケティングをして、売るためにあれこれ試行錯誤をしたものが形になっているからです。

 

そう考えるとお金をかけなくても学べることはたくさんあるし「何からでも学んでやる」という意識でいると何気ない日常でも非常に充実してくるのでおススメです♪

 

それでは今回はこの辺で!!