ニート気質な僕の生きる道

自分の経験を活かして、無職やニートや、ひきこもりなど自分と同じように、「生き方」や「働き方」に悩んだり立ち止まった人が前向きになったり、自分の進みたい道に一歩踏み出すきっかけになるブログを目指しています。

『孤独死大国』を読んで、孤独死の現実と防ぐための方法を学んでみました。

あなたは孤独死に対してどんなイメージを持っているでしょうか?

 

  • 一人寂しく部屋で亡くなっている
  • 家族や知人との繋がりもなく孤独な最期を迎える 

 

などなど、「寂しい」とか「悲しい」といったイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?まぁ、ポジティブなイメージという拠りはどちらかというとネガティブなイメージを持つ方の方が多い気がします。

 

そんな孤独死ですが、ここ最近は増加傾向にあるそうです。

 

ニッケイ基礎研究所によると、現在その数は年間約3万人と言われている。そして、同研究所は、この数は今後さらに増えるだろうと予測している。生涯未婚率の増加などによって、単身世帯は年々増加の一途をたどっているからだ。

引用元:『孤独死大国 予備軍1000万人時代のリアル』 p6 著者 菅野久美子 株式会社双葉社 

 

年間3万人‥‥‥。自殺をする人の数がここ数年3万人をきったといわれていますから、孤独死をする人は自殺をする人よりも多いということです。(単純に比較をすればいいというものでもありませんが。)

 

しかも今後はその数が増加していく可能があるとのこと。確かに、少子高齢化で今後はますます高齢者の一人暮らしが増えるでしょう。また引用した文のとおり、生涯未婚のまま独り身で生きていくっていう人もいるはず。また、地域社会との繋がりというのも希薄になってきているので、これからますます人は孤独になる可能性が高いというわけですね。

 

では、いったいどうすればいいのか。そんなことを考えていた時に出会ったのがこちらの本です。

 

 

この本は年々、増加傾向にある孤独死についてのその実態がわかりやすく書かれている一冊です

 

  • 孤独死をするというのはどういうことなのか
  • 孤独死はどういう人がなりやすいのかは
  • 死後どういった形で見つかるのか
  • 孤独死をした後には誰がその処理をするのか
  • 孤独死をされた人の家族はどう思っているのか
  • 孤独死を防ぐにはどうすればいいのか

 

といった事が書かれています。僕もどちらかというと孤独になりがちな人間です。この本では生々しい孤独死の現場についても紹介されているので、読みながらつい「将来は自分もこんな風に死んでいくのだろうか?」とへこむことも。

 

ただ、その一方で孤独死を防ぐための具体的な取り組みも紹介されていて、必ずしも暗い内容ばかりではなかったというところが救いでもあります。

 

「どうせ語るなら希望を。」

 

ということで、今回は本書で紹介されていた「孤独死を防ぐための方法」を紹介しつつ、僕自身の考えもいっしょにお伝えしていければなと考えております。僕と同じく「自分は孤独になりがちかも」という方や孤独死を防ぐための活動をされている方には参考になる内容です。ぜひご覧になってみてください。

 

 

支え合いマップを活用する

まず、紹介されていたのはあるマンションでの取り組みです。このマンションでは支え合いマップというものを作成していました。これは住民同士がどのような関係にあるかを自治会や社会福祉協議会の職員が共有するためのものです。このマップによって「どの住民とどの住民が繋がりがあるのか」「孤独になりがちな人はいないか」などなど、色々なことが可視化されてくるというわけです。

 

実際に孤独死をする人に多いのは近所だったり人との繋がりが希薄なパターンなんです。もちろん、みんながみんなというわけではないんだけど、家で閉じこもりがちの人も結構いたりします。

 

そういう人の場合、当然近所の人はその人がどういう状態なのかを把握していないし、自治会や行政でも現状を把握しにくかったりします。家をノックして「○○さん、いらっしゃいますかー?」って言っても反応がない。実際に家にいても出てこないってことがよくあるわけですね。行政の人からすると、強制的に家に踏み込むなんてことは出来やしませんから、それ以上やれることはありません。結果としてその人はいつの間にか亡くなっていたということが起こるわけです。

 

そこで登場するのが支え合いマップです。

 

支え合いマップでは住民同士のつながりを見えやすくします。例えば普段あまり表に出てこない人や孤立しがちなであっても、最低限やり取りをする人や付き合いのある人はいるはずです。それが誰なのかを把握することで、孤独死を防ぐためのツールになります。

 

例えばAさんが普段あまり表に出てこない人だとしましょう。福祉の職員が家を訪ねても反応がないし、近所づきあいもほとんどないという方。

 

この時Aさんが「BさんとCさんとは親しい」という情報があったらどうでしょうか?仮に直接Aさんから話は聞けなくても、BさんやCさんからは話を聞くことができますよね?もしくは、BさんやCさんにAさんについて気をかけてもらうとかってこともできるわけです。

 

これはとても良い仕組みだと思うんですよね。全く親しくない、赤の他人から詮索されるよりもそれなりに親しい人同士のつながりによって孤独死を防ぐ。これが一番無理がないと思うし、自然な流れなんじゃないでしょうか?

 

まぁ、それでもほんとに全く近所づきあいがないっていう人もいるのでそういう人に対してどうするか?っていうのは課題にはなってくるとは思いますが。

 

ITやテクノロジーを活用する

二つ目はITを活用することで孤独死を防ごうという取り組みです。

 

近年、テクノロジーの進歩は著しくセンサーやカメラの精度も上がっているので、できることはかなり増えてきていますよね。

 

僕が以前テレビのは、家の照明にセンサーをつけ、住人が一定時間動かなかったら、大家さんに異常を知らせるというものでした。

 

参考記事:ガイアの夜明けを見て、孤独死を防ぐにはどうすればいいのか?を考えてみました。 - ニート気質な僕の生きる道

 

支え合いマップは、どうしても人ありきの対策でしたが、IT技術を活用することで人では最小限で済みます。また「人づきあいがまったくない」ような人に対しても有効ですね。監視カメラみたいなものではなく、センサーなどであれば住人の方も監視されているという感覚は少なく、生活への負担もそこまでないのではないでしょうか

 

また家族がいる人であれば今ではLINEなどを活用するというのも一つの手ですね。スマホを持つ必要があるという点で少しハードルは上がるけど、できないことはありません。うちの母親も60代半ばまでガラケーでしたが今ではスマホで奥様友達とラインでやり取りしてますし(笑)

 

それに別に長文をやり取りする必要はないですからね。一人暮らしの高齢者の方と家族なり、管理者のような人が一日一回、朝はおはよう、夜はお休みぐらいの挨拶をすることを取り決めとしておく。そんでその日に返信がなかったり既読がついていなかった時に何か異常があったということでかけつけられるようにしておくと。

 

さらに時代が進めば人型のロボットが家にいて、人間の異常をすぐに知らせてくれるなんて時代にもなるかもしれません。まぁ、それはまだまだ先の話だろうけど。

 

まぁ、何にせよ高齢化社会でお年寄りの一人暮らしっていうのはますます増えてくるわけで、お年寄り向けの商品やサービスっていうものの需要は今後も高まり続けるでしょう。その一つとして「孤独死対策の商品やサービス」っていうのも今後ますます普及してくるんじゃないかな?

 

センサーで監視してくれるアパートとか、家族の代わりにラインでやり取りしてくれるサービスみたいなものが普通になってくる。そしたら孤独死っていうのも防ぎやすくなると思いますね。

 

コミュニティに入ること

最後はコミュニティに入ることですね。これも以前別の記事で書いたんですが、孤独にならないためには何かコミュニティに属するというのが一番手っ取り早いです。

 

参考記事:孤独死を恐れる人はどうすればいいか? - ニート気質な僕の生きる道

 

本書でも『猫町倶楽部』という読書会のグループに参加する人たちのことを取り上げていました。読書や本という共通の話題を通じて、人との繋がりが出来てくるというわけですね。

 

このグループはけっこう普段孤独になりがちな人も参加しているんだけど、読書会を通じて人との繋がりが出来たっていう人も多いようです。

 

この読書会の参加者である中宮さんは以前は孤独に過ごしていたらしいのですが、読書会に参加してからのことをこんな風に語っています。

 

「猫町倶楽部に参加して昔と一番違うのは、孤独じゃなくなったことです。今のところ、孤独のうちに老後を迎えて死んじゃうだろうな、という恐れは全くなくなりましたね。本好きの人は僕みたいにコミュニケーションが苦手な人が多いんですが、そういうタイプの人は絶対楽しくなるし、将来孤独じゃなくなるからおいでよとよく言うんですよ」

引用元:引用元:『孤独死大国 予備軍1000万人時代のリアル』 p219 著者 菅野久美子 株式会社双葉社 

 

ちなみに、この中宮さんは読書会にスムーズには入れたわけではありません。ネットでよくある攻撃的な姿勢で人と接するので、どちらかというと溶け込めなかったらしく、1年間誰とも喋られない時期というのがあったそうです。2次会とかがあっても、ほとんど話しかけてくれる人がいなかったみたいで、孤立しちゃってたとのこと。

 

普通だったらそこでフェードアウトするじゃないですか?なんだかなんだで何となく居心地の悪い空気ができあがっちゃったりするわけで。ただ、この読書会の主催者である山本さんが出来た人だったんですよね。

 

「どんな人間でもここでは排除させない。」っていうポリシーのもと中宮さんに色々アドバイスをしてあげたんだそうですね。その結果少しずつこの猫町倶楽部にも打ち解けていったんだそうです。

 

いやぁ、正直なかなかできることじゃないですよね。どんなグループでも合う人合わない人がいるわけですよ。多分中宮さんは合わない人だったと思うんだけど、そこで追い出さなかったっていうのはスゴイと思います。「合わない人は出ていってね。」っていうグループの方が多いだろうし、僕もそこまで寛容なのかと言われるとその自信はありません。

 

そういう点から考えると、コミュニティというのも決して万能ではないということがわかります。今回ご紹介したコミュニティの場合、代表の山本さんが溶け込めない中宮さんに対して丁寧に対応してくれました。その甲斐もあって中宮さんは時間をかけて溶け込むことができ、人との繋がりも持てるようになったわけです。だけどそういった気を遣ってくれる人が必ずいるわけではありません。コミュニティによっては合わない人を排除する、もしくはそれに近い空気を作り出すようなところもあるでしょう。またなかなかうまく人とコミュニケーションが取れないという人の場合、そもそも「コミュニティに入る。」ということにちゅうちょするってこともありえるわけです。

 

ですからもし人が孤独にならないためのコミュニティを作るとしたら、

  • いかに入りやすい空気を作るか
  • いかにして排除しない空気を作るか
  • いかにして居心地のよい場所を作るか
  • なかなかコミュニティに溶け込めない人であってもサポートできる体制を整えるか

 

こんなことを考える必要があると思います。 単に「趣味楽しいね♪」というコミュニティを作るよりもちょいとハードルは上がる気がしますね。コミュニティを活用することは有効ではありますが、同時に難しさもあるよなぁと本書を読みながら改めて思いました。

 

まとめ

今回は孤独死大国という本から孤独死の現実と孤独死を防ぐためにどうすればいいか について学んでみました。孤独死を防ぐための主な方法は3つです。

 

  • 支え合いマップのような仕組みを作る
  • ITやテクノロジーをうまく活用する
  • コミュニティに所属して人と繋がる

 

どれも一長一短あるとは思いますが、孤独死を防ぐ方法としてある程度効果が望めるのではないでしょうか。

 

 

まぁ、ここまで偉そうなこと言ってきた僕ですが、どちらかというと孤独になりがちなタイプです。この記事を書いていて「あれ?俺結構孤独じゃね?」と一人で突っ込んだりしていました(笑)なのでまずは自分が孤独にならないよう、今後は無理のない範囲でもうちょい人と繋がっていこうかなーなんて思っています。

 

それでは今回はこの辺で失礼します!!

 

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