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日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

子供がニートでもいいと思う親はあんまいないかもね。

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基本的には「子供がニートでもいい」って思う親御さんはごくごく少数だと思っています。

 

おそらく親御さんたちの中でニートという状態を経験した人はほんのわずかでしょうし、基本的には「人は働かないと生きていけない」という考えだと思います。「働かないでどうやって生きていくんだ?」と多くの親御さんは考える気がします。

また「働かざる者食うべからず」という言葉があるように、働いていない人に対して厳しい意見を持つ親御さんもいることでしょう。

 

そう考えるともし子供がニートでもいいという親御さんがいるとしたら、よっぽど理解があるか資産に余裕があって、その財産で子供も余裕で生活出来ちゃうような人だと思います。

 

そんなわけで「ニートでもいいと思う親はあまりいないだろう」というのが僕の考えになります。

 

親に理解はされないかもしれないけど、理解してもらう努力をするといい

親御さんの中にはもしかしたら「ニートなんてふざけるな、働けよ!!」と頭ごなしに言ってきたり話を聞こうともしない人もいるかもしれません。

 

個人的にはニート本人のことを理解しようとも話を聞こうともしないのはいかがなものかとは思うし「話ぐらい聞いてやってくださいよー。」と思います。だけど親御さんには親御さんの価値観があるだろうし、働くことを絶対視する人もいるので、それもまぁしかたがないのかなと半分あきらめつつ接するのがいいかと思います。

 

まぁ、理解されないということ前提にしつつもニート側にもできることはあると思います。単に理解してくれよ!!というだけではなく親御さんに自分の考えやこれからの方向性について伝えてみるということです。つまり、ニートである現状を理解してもらう努力をしてみるということですね。

 

例えば「今こういう風に思っていて、こういうことをしようと思っていて、でもこんなことにつまずいているんだ。」というように今の現状やあなたの悩みや不安などを親に打ち明けてみる。

 

 

すると親御さんは「ああ、この子はこういうことで悩んでいたのか。」とニートの人の気持ちが完全にとまではいわなくても分かるようになるかもしれない。親御さんはそれなりに人生経験を積み重ねているわけですから、もしかしたら適切なアドバイスをくれたりもするかもしれません。

 

初めから「この人は理解してくれないから話しても無駄」と諦めるのではなく理解してもらおうと努力をしてみること。そうすることで親子関係が多少なりともよくなっていくなんてこともある気がしています。

 

ちなみに、僕も長らくそういったことを話すことが出来ませんでしたが、働くことについてのことや将来のこと、こんなことをしていきたいということを親と話すことでアドバイスをもらえたりもしましたし、何より「親に本音を話せた」ということで気持ちがスッキリとしたのを覚えています。

 

ただし、親が必ずしも理解してくれるとは限らない

僕の親はとても理解があるほうだと思います。その一方で僕の知人には働かないことで親との関係がものすごく悪くなった人もいます。すんごい罵倒されちゃったりするんだそう。

 

その人は親御さん(特に父親)とは顔を合わせるのも嫌みたいで、外出先から家に戻る際には親がリビングにいない時間を見計らって帰ってくるそう。話してても「父親とは話したくないんだな。」というのがものすごく伝わってきます。

 

ここまでいくとなかなか話し合うことも難しい。しかもその人の親の場合は「そんな仕事じゃダメだ。」とあれこれ条件を付けてくる一方、そういう条件じゃなかなか受からないからと働けないでいると「なぜ働かないんだ?」と言ってくる始末。

 

本人から聞いた話でしかないし、親御さんの考えは分からないので想像でしかないけど聞いている感じでは話を理解してもらうのは難しいんだろうなと思いましたね。価値観、考え方が違い過ぎる。前提として「働いてない奴はダメだ」というのがあるからね。

 

そういう親御さんもいることは間違いないし、じゃあその親御さんに理解してもらわなきゃいけないのか?ってなるとそんなことはありません。その場合には「ああ、理解してもらえないんだな」と諦めて別の人に相談したりするといいと思います。

 

一番いいのは家を出ることを考えることでしょうね。家にいる限りは顔合わせるたびにあーだこーだ言われてしまうわけだから、家を出て物理的に距離をとってみる。そしたらそこまで干渉はされないでしょうし、「家を出る!!」というのがモチベーションになって動き出せるかもしれません。

 

まとめ

まぁ、長くなりましたが結局なにが言いたかったかというと

 

  • 基本的にはニートでいてもいい親は多くない
  • ニート側も自分の考えや現状を話すこと、わかってもらおうと努力をすることで親との関係が良くなったり理解をしてもらえる可能性もある
  • でもニートのことは認めない、理解しないという親もいるからその場合には無理に理解してもらおうとせずに、距離をおくことも考えてみましょう

 

という感じです。

 

基本的には親子とはいえ一人の人間ですし、価値観も違えば考え方も違います。理解してもらうよう努力をすることも必要である一方、時には分かり合えないという現実もあるということですね。

 

ニートの人で親との関係性に悩んでいる人はぜひそのことを頭に入れておいてもらえればなと思います。

 

また、親御さんでニートの子供の考えがいまいちわからないという人には、コチラの本をおすすめします。

 

 

ニート支援を行っているNPOの代表の方が書いた書籍で、ニートの人たちの現状は考えなどを理解するときに参考になる一冊です。

 

またこの本には親御さん自身が「ニートの子供とどう接すればいいのか」が非常にわかりやすく書かれています。本書の内容が全ての親子に当てはまるかは分かりませんが、ニートを理解するための第一歩として本書を読んでみるのはいかがでしょうか?もしかしたら新たな気づきがあるかもしれません。

 

それでは今回はこの辺で失礼します!