オバログ

日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

西野亮廣さんの魔法のコンパス読了。西野さんを知らない人こそ読んでほしい。

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今回はこんな本を読んでみました♪

 

キングコングの西野さんがビジネス書として出版した一冊。

 

西野さんと言えばはねるのトびらなどを思い浮かべる方もいるでしょうが、ここ数年は絵本作家や街づくり、ニューヨークで個展を開催するなどその活動は多岐にわたっています。

 

ぶっちゃけると僕は、はねトビの時の西野さんにはあまり興味がなかったんです。番組をガッチリ見ていたわけじゃないし、もちろん面白い芸人さんだなぁとは思ってたけどあくまで大勢いる中の芸人さんの一人というイメージ。

 

でもここ数年の西野さんを見ていると「なんか面白いこと言ってるよなぁ」って思ってたんですよね。それで段々と彼の活動とか発言に注目するようになった。そしたらなんと本を出版したというじゃないですか??そんならいっちょ見てやろうということになりまして、出版からだいぶ時間がたちましたが読んでみたというわけです。

 

そんなわけで今回は西野さんの「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」を読んで僕が感じたことや学んだことを書いてみようと思います♪

 

西野さんの考えがコンパクトにまとめられている一冊。

発言がたびたび炎上する西野さんだけど、その理由って言葉の一部が切り取られて広まったり編集されたりして本人の意図しない形で広まったというのも理由の一つだと思うんです。

 

ひな壇を批判して炎上したという話でも、西野さん本人は「ひな壇では勝てないからひな壇には出ない」と宣言をしたのにいつのまにかそれがねじ曲がって広まってしまった。最終的には西野さんが「ひな壇を批判している」ってなってしまったんですね。

 

そりゃひな壇で頑張ってる芸人さんからしたら「はっ?」ってなるでしょうし、ひな壇芸人さんが大好きな視聴者の方からしたら「そもそもひな壇に出てもいないのに何言ってんの?」ってなりますよね?本当は損な発言してないのに。

 

そういう誤解が誤解を生んで炎上するみたいな形になってしまってるんだけど、本書を読むと「ああ、そういう理由でああいう発言したのね。」とか「ああ、だから今ああいう活動してるのね。」っていうのが理解できるんですよね。

 

ネットニュースみたいに一部だけ切り取られて書かれてないから、西野さんが行動や発言をするまでの過程っていうのもきちんと読み取れる。もちろん、その上で「やっぱ理解できない」っていう人もいるのはしかたがない。でも、単に一部の情報だけでここぞとばかりに批判するよりまず発言の趣旨なり意図を理解するべきなんじゃないかな?と個人的には思うし、そのために彼の考えや行動の理由がまとめられている本書を読んでみるのはいいんじゃないかな?

 

西野さんは問い続ける人である

本書の一部からそのことが伺えるので引用してみますね。

 

「ああでもない、こうでもない」という試行錯誤の日々は、もちろん不安と隣り合わせなんだけど、たとえ「問い」を持たずに生きていても、どのみち不安は隣に寄り添っているし、さらには次から次へと現れてくる「答え」を出す人々に嫉妬を繰り返しながら年老いていく人生になるだろうな、と思って「問い」を持つ人生を選んだ。

とにもかくにも、まず「問い」を持つ。

「問い」を持つために、「問い」が落ちている場所に行く。

引用元:魔法のコンパス 道なき道の歩き方

 

キーワードは「問い」を持つこと。西野さんは既存の出来事や常識と呼ばれるものに対して「なぜ?」とか「こうしたらいいんじゃないか?」といったことをかなり考えている方なんです。常に「問い続けている」ということですね。

 

西野さんは「自分はひな壇芸人にはなれない。」と考えました。なぜなら他にひな壇で活躍するすごい芸人さんたちがたくさんいる中で、自分は勝てないと思ったから。確かにひな壇芸人を代表するFUJIWARAの藤本さんとかアンタッチャブルの山崎さんとかにくらべたら西野さんの印象はだいぶ薄くなる気がします。

 

でも現状は芸人がテレビに出るとなるとMCとして番組を回すか、ひな壇で存在感を示して呼ばれるしかない。でもひな壇では自分が厳しいことも分かっている。かといってMCも厳しい。じゃあ自分はどこで戦うのか?そもそも「ひな壇に出ないと芸人ってご飯食べれないの?」という問いにたどり着いた。

 

その問いに対する答えを探してやろう。どうすればひな壇に出なくても芸人として食べていけるのか?を考えた。そうやって考えた末にたどり着いたのが今彼が行っている絵本作家や、街づくり、個展の開催といった活動なわけです。

 

もちろんその考え方には賛否両論あるのでしょう。西野さんが問い続けて出した答えが正解かどうかも僕にはわかりません。実際失敗も沢山したはず。でも「現状はこうだからしかたがないよね。」とか「これはこういうものだからさ」といって思考停止してしまうより「もっといい方法はないか?」「もっと良くならないか?」という視点で物事を考える西野さんの姿勢や考え方は素直に素晴らしいなぁと思いました。なかなかできることじゃない気がします。

 

道なき道の歩き方ではないかな‥‥‥。

この本のサブタイトルは「道なき道の歩き方」とありますが、僕にはあんまりしっくりきませんでした。本自体はこれまでの活動に対しての考え方や発想をまとめたものだし、ブログとかテレビなどで発言されたものも多くて新鮮味がなかったからかなぁ。

 

本書にはお金とか未来に対する考え方も書かれていますが、その辺はビジネス書とかで学んだ方がいいと思うしもっと詳細なものはいくらでもあります。

 

そこは少し残念だったかな。「うぉー、そんなこと考えてるんだ!!すっげぇ!!」みたいな発見はなかったので。ただ西野さんの考えや発想、行動までの過程をわかりやすくまとめてくれているという点では価値があると思います。

 

そう考えるとこの本はどちらかというと西野さんの考えとかあまり知らない方が読んでみるとより楽しめる一冊なのかもしれませんね。

 

まとめ

今回は西野亮廣さんの「魔法のコンパス道なき道の歩き方」という本の感想を書いてみました。個人的には西野さんの「問い続ける姿勢」っていうのは凄い大事だと思ったしその姿勢を学べたことが一番この本を読んで良かったことです。

 

何か問題があったりうまくいかないことがあっても常に「本当か?」「もっといい方法はないか?」「別の方法はないのか?」と問い続ける。思考停止、思い込みに捉われずに考え続ける。その繰り返しによってもしかすると自分の未来も開けてくるんじゃないかな?

 

そういう点では現状に満足してなかったり、今うまくいってないなぁという方は読んでみるといいでしょう。西野さんもまさにそんな状況に対して「問い続けること」で現状を打破してきた人ですからね。そういう彼の姿勢から勇気をもらえるだろうし、あなた自身の現状を打破するきっかけになるかもしれません。

 

「常に問い続けよう!!」

 

それでは今回はこの辺で!!

最後までご覧いただきありがとうございました♪

次回もよろしくお願いいたします♪