ニート気質な僕の生きる道

自分の経験を活かして、無職やニートや、ひきこもりなど自分と同じように、「生き方」や「働き方」に悩んだり立ち止まった人が前向きになったり、自分の進みたい道に一歩踏み出すきっかけになるブログを目指しています。

岡田麿里さんの『学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで』不登校やひきこもりの人は読んでみるといいよ。

不登校や、ひきこもりになるとやっぱり大変だと思うんですよね。というのも、だいぶ社会では認知されてきてはいるけども、やっぱり少数派ではあるから。

 

そんで、何よりも「こうすりゃ抜け出せるよね。」っていう成功法則というかマニュアルみたいなものがないのがないわけですよ。まぁないわけではないのかもしれないけど、そのサンプル数が圧倒的に少ないし、周りにいないから真似しにくいわけですよ。

 

これが浪人生とかだったらさ、「じゃあ、予備校行けばいいじゃん。」ってなるんだけど、不登校とかひきこもりに関していえば「こうすりゃ、確実にOKでしょ。」っていうものがない。だから、みんな不登校とかひきこもりになると不安感でいっぱいになるんだよね。こうすりゃ、大丈夫だっていうものがないから。

じゃあ、そういう人たちってどーやって不登校とかひきこもりからぬけだせばいいの?って話なんだけど、色々ある中の一つの方法として「実際に不登校やひきこもりから抜け出した人の方法や考えから学ぶ。」っていうのはアリなんじゃないかなと思ってます。

 

そういう考えでいくと、今回僕が読んでみた『学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで』っていう本も著者が不登校の人だったから参考になるんじゃないかな?

僕はふだんあんまりアニメ見ないので、『あの花』も『ここさけ』 もよく知らなくて、最初はタイトルの「学校へ行けなかった私が」っていう部分に反応してこの本を読んだんですよね。そんでその後に『あの花』ってなんだ?って思って、作品のことや著者の岡田麿里さんについて知ったという感じです。どうやら岡田さんはアニメの脚本家として有名な方のようですね。

 

本書はそんな岡田さんが不登校、ひきこもりになるまで、そしてほぼひきこもった状態から、故郷である埼玉の秩父を離れて外の世界に出て、脚本家として花開くまでのことが書かれています。今回はこの本から僕が思う不登校やひきこもりから抜け出すヒントみたいなものを共有してみようかなーなんて思っております♪

 

外との繋がりをもとう(ゆるいつながりでもいい)

「いやいや、いきなり何言っちゃってんの?外に出れないから引きこもりなんじゃないの?」

 

そう思う方もいるかもしれません。確かにひきこもりというのは自宅、もしくは自室からほとんど出ず家族以外とほとんど接触しない状態のことを言います。そんな状態では外の世界と繋がるなんて無理じゃないかとツッコミが入っても無理はないでしょう。

 

ただここで僕が言いたいのは、「体は閉じこもっていてもいい。でも意識は外を向こう。外と繋がることを意識しよう。」ってことを言いたいわけです。

 

これは本書に書かれている岡田さんの例をあげながら説明していきます。

 

岡田さんは不登校を繰り返しながらなんとか高校に進学します。そこで心機一転できればよかったんだけど、それまで二年半ほどひきこもっていたためやっぱりうまくいなかくて、また学校に行けなくなっちゃうんですよね。

 

そんな時に岡田さんを外の世界と結び付けてくれたのは高校時代の担任の下谷先生でした。

 

下谷先生は岡田さん不登校である岡田さんの家によく電話をかけてくれて、近況についてだとかクラス状況について教えてくれてたんですね。決して放置することなく、かといって強く不登校のことをとがめることなく、非常にフラットに接してくれていたんだそうです。それが岡田さんにとってはありがたかった。

 

下谷先生との電話でかろうじて外の世界と繋がっている、そんな状況だったんです。さらにありがたいことに岡田さんの通う学校は、課題を提出すれば出席日数がギリギリでも進級させてくれるという何ともありがたいシステムがあったそうです。

 

しかも、その課題っていうのは生徒が自分の得意分野から選ぶというなかなかに素晴らしいものでした。なかなかないよね、それで進級できる学校って。そこで担任の先生は岡田さんに「読書感想文を書いてみたらどうか」と提案するんですね。

 

岡田さんは先生の提案を受け入れました。まず先生が課題となる本を送って岡田さんが感想文を書く。その感想文に対する感想を先生が書いてくれる。そうやって不登校ながら課題をこなすことで進級することができたわけです。

 

もともと岡田さんは本を読んだり、文章で表現することが得意だったのですが、この課題を続けることでおそらく後々ライターとしてやっていく際の下地ができたんじゃないかな。この時期に様々な本を読んで、その感想を書くっていうことを繰り返しできた経験っていうのは大きかったように思います。本を読むことで、色々な表現のしかたに気づくし、感想を書くことで「相手に自分の思っていることを的確に伝える」っていうスキルが身につきますからね。

 

ここから学べることって色々あると思うんだけど、個人的には

 

「家に引きこもっていたとしてもゆるくでもいいので外と繋がっておく」

 

っていうのが大事なんじゃないかなぁなんて思いました。これ、もし岡田さんが「課題なんてやりたくない。」と言って、下谷先生との関係まで切っちゃってたら、多分外の世界との繋がりってほぼなかったと思うんですよね。もちろん、意識的に課題をこなすこともなかっただろうし、同じ高校卒業までの3年っていう時間がまったく違うものになっていたと思うわけです。

 

そこで下谷先生と繋がっていたから、様々な本に触れることができた。そして、読書の感想を書くことで自分の気持ちを整理したり、相手に自分の考えを伝える力がついたわけです。そういう外からの刺激っていうのが後々の人生において大きな影響を与えてるわけですよ。

 

家にひきこもるとね、どーしても身体的にもそうだけど、精神的にもうちにうちに閉じこもりがちになっちゃうんですよね。特に自己否定感が強いと「誰とも接したくない」っていう気持ちが強くなっちゃって、心身ともに殻に閉じこもるような感じになってしまう。僕も実際そういう経験をしたから、その「閉じこもってしまいたい。」っていう気持ちもすんごいわかるんです。

 

でも、心身ともに完全に閉じこもるとなかなか現状を打破するのって難しくなります。なので、たとえ家から出れないっていう状況であったとしても岡田さんのように外の世界と何らかの形でつながるようにしておく。外から刺激が入るようにしておくといいんじゃないかな?

 

今なら、ネットがあるしブログを通じてでもSNSを通じてでも外と繋がる手段は沢山あるわけです。だからそういうゆるいつながりでもいいので、外と繋がっておくと気持ち的にも少し楽だし、何かきっかけみたいなものを掴めるかもしれない。

 

「心身ともに閉じこもらない。ゆるくでもいいから外と繋がる。」

 

今不登校だったり、ひきこもってしんどい人は、ちょっとだけ外の世界に目を向けて意識的に外の世界と繋がるようにしてみてください。

 

多分、無駄な経験などない 

この本の著者の岡田さん自身は不登校時代を過ごした故郷の秩父のことをあまりよく思っていませんでした。だからゲームの学校に入るために東京に出てからは、秩父からは遠ざかった生活を送っていました。

 

紆余曲折を得て、岡田さんはアニメの脚本家になりました。そして生み出された『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』の舞台はご自身が不登校時代を過ごした故郷の秩父だったわけです。さらに言ってしまえば『あの花』の主人公は不登校児です。モロにご自身の人生経験が活かされていると言っていいでしょう。

 

もちろん彼女にとって秩父は不登校時代を過ごしたちょっと避けたい場所だし不登校になったことも「もうあんな経験はしたくない」っていう辛い過去なのかもしれない。

 

でも、結局はその自分にとってはネガティブな思いとか経験っていうのが役に立ってるんですよね。そう考えるとさ、あながち無駄な経験なんてないんじゃないかななんて思えるわけです。

 

もちろん、虐待されるとかいじめにあうとか、ひどい犯罪行為にあるみたいなしなくてもいい経験はあるし避けなきゃいけない経験があることは大前提としてね。その経験は活かすどころか自分を殺してしまうこともあるから。

 

あとみんながみんな岡田さんのように不登校だったり引きこもりの経験を活かして成功に繋がるなんてことはないとは思いますよ。彼女は例外中の例外だと思うし、だからこそ本になるわけですから。

 

僕自身のことをいうと家から出れなかった経験が岡田さんのように「今の人生でめちゃめちゃ活きてる。」っていう感覚はありません。振り返ってみるとしなくてもいい経験をしたんじゃないかなと思うこともありますからね。やたら自己否定感を強めちゃったりとか。

 

でも一方でそうやってつまづいた経験があるから同じようにつまづいたりうまくいかない人の気持ちがすんごいわかる。なかなか前向きになれない人の気持ちとか痛いほどわかるんですよ。

 

だから僕と同じように悩んでる人に「こういう時はこういう風にすると気持ち楽になるかもよ。」ぐらいのアドバイスはできるわけです。これってやっぱり経験したことがない人だからこそできることだし、そういう経験の活かし方なら普通の人でも出来ると思う。

 

もちろん、今この時点でしんどい思いをしている人に向かって「この経験が後々活きてくるかもよ。」なんてアドバイスしたところで「はっ、何言ってんの?」って感じだと思うんですよね。そんなもん素直に受け止められるはずがない。だってすんごくしんどいんだもん。

 

でもそのしんどいところを通り過ぎて、ふと過去を振り返ってみた時にもしかしたら「あの経験は無駄じゃなかった」なんて思える時が来るかもしれないなってことはどっか頭の片隅にでも入れておいてほしいなぁなんて思います。

 

実際岡田さんの本を読んだりとか、他にも不登校やひきこもりから抜け出した人の本とかはあるのでね。そういう人たちが出している本なんかを読むと「後々経験が活きることがある」っていうのを実感しやすいのかもしれません。

 

まとめ

というわけで、今回は岡田麿里さんの『学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで』を読んで思ったこと、学んだことを中心に書いてみました。

 

この本を読んでも、不登校やひきこもりから抜け出す正解というのは見つからないかもしれません。ただ、不登校時代を乗り越え、アニメ脚本家にまでなった岡田さんの人生に触れることで、現状から一歩前に踏み出すヒントを見つけることができるんじゃないかなと思っています。

 

そんなわけで興味がある方はぜひ読んでみてくださいね♪(図書館でも借りられると思うよ)

 

それでは今回はこの辺で。

最後までご覧いただきありがとうございました。

次回もよろしくお願いします。