ニート気質な僕の生きる道

自分の経験を活かして、無職やニートや、ひきこもりなど自分と同じように、「生き方」や「働き方」に悩んだり立ち止まった人が前向きになったり、自分の進みたい道に一歩踏み出すきっかけになるブログを目指しています。

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中東についてちょっと学んでみようと思いました。

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中東って結構ニュースに出てくるんだけどよく分からんなーって思うんです。

 

ニュースで見ていてもどこか異世界に感じるのが僕にとっての中東。国もいろいろあって複雑に感じるし、どことどこが仲悪くてとか関係性がもうよく分からん!!

 でもテロだったり難民問題が世界に大きな影響を及ぼしているし、日本も原油というエネルギー源の多くを中東からの輸入に頼ってる以上まったく無関係ではないですよね。むしろ関係ありあり。

 

⇩のリンク先見てもらうといかに日本が中東諸国から原油を輸入しているのかが分かります。

帝国書院 | 統計資料 統計地図 原油の生産トップ10と日本の輸入先

 

リンク先によると2014年の輸入先1位がサウジアラビアで、2位がアラブ首長国連邦、3位カタール、4位ロシア、5位クウェートです。

 

輸入元のトップ5がロシア以外全て中東の国。全体の7割以上は中東諸国からの輸入ですからね、これで「中東とは無関係だ!」なんて言ってたら笑われてしまいます。

 

 そんなわけで、「ちょっと中東について勉強してみっか。」という事で参考になりそうな本を買ってみました。それがこちら。

目次 

  • 第1章   石油の海に浮かぶ国々
  • 第2章 パレスチナ問題とは何か
  • 第3章 冷戦という時代があった
  • 第4章 イランとイスラーム主義
  • 終章 メディアとアイデンティティー

 

内容&感想

本書は中東という複雑な地域について理解するための入門書です。

 

中東の国同士の関係、欧米諸国との関係などなど歴史を振り返りつつ、その文化や国の成り立ちなど僕のような、全く中東について無知な人間であっても理解できるように解説してくれている本です。

 

とはいえ中東の問題はやっぱり複雑です。本書はかなりわかりやすく解説してくれてはいますが、あーなってこーなって、こっちの国とこっちの国がこういう関係で‥‥‥。

「あー、頭が混乱しちまう!!」っていう感じですね。何回も読まないと中東問題の輪郭すら見えてこないんだろーなと思います。まぁ、勉強のしがいはありますがね。

 

 本書は中東の事を全くと言っていいほど知らない僕にとって発見の連続なわけですが、一つ「そこに繋がるのか―」という例を紹介してみようと思います。

 

一九七九年に起きたイラン革命でイスラーム政権が樹立された。するとその翌年九月、革命後の混乱に乗じて領土的野心を発揮した隣国イラクが、革命イランに戦いを挑んだのである。このときイラクは、イスラーム革命の周辺への波及を防ぐと主張して、イスラーム革命、とりわけシーア派の身長に戦々恐々と敷いていた湾岸のアラブ諸国の利害を代弁しているつもりであった。

シーア派の革命政権イランの誕生に危機感を抱いた湾岸アラブ諸国は、一九八一年、湾岸協力会議(GCC)を結成して集団安全保障に努めた。だが、微弱な軍をかき集めても、イラン、イラクという地域大国には及ぶべくもない。ひっきょう、イラクに頑張ってもらうしか手はなく、イラクの戦争を金銭的援助で支えた。開戦のつい数年前までアラブ民族主義、左派革命思想を掲げて、湾岸の保守体制を糾弾していたイラクを支援するというのは、なんとも皮肉なことだったが、サウディアラビアやクウェートを中心に、総額三00億ドルを超えるとも言われる資金をイラクにつぎ込んだ。

アラブ諸国のほとんどはイスラム教のスンニ派です。僕は最初スンニ派の意味すら知らんかったんですが、まずは簡単にスンニ派とシーア派の説明を。

 

まず、イスラム教というのは610年にムハンマドによって始められました。そのムハンマドの死後、指導者を誰にするんだという争いが起こってしまうんですね。この指導者の事をカリフといいます。

 

ムハンマドの死後

  • 『カリフはムハンマドの子孫であるべきだ!!』というシーア派と
  • 『いやいや、話し合いでカリフは決めましょうよ。』というスンニ派

に分かれてしまうわけです。まぁ、こっからさらに色々な事が起こるわけですが、今回は省略。

 

そんな感じで基本的にシーア派とスンニ派は対立しているわけですね。けど、アラブ諸国には圧倒的にスンニ派が多い。そんな中、革命によってシーア派イランが誕生した。イランは軍事的に中東の中じゃかなり強いんです。こりゃ、スンニ派にとって脅威じゃんってことで包囲網を強めるんですが、いかんせん湾岸諸国って軍隊が弱いんです。

 

「えっ?石油とかでお金あるのに弱いの??」

 そう思う方も多いでしょう。僕もそう思いました。紛争とか多いイメージなのに軍隊弱いの??ってね。

 

でも、王政、首長制の国って自分の国の軍隊を強くすることに対して否定的なんだそうです。というのも、エジプトとかシリア、イラクっていう国が強くなっていった結果、軍人によって王政をひっくり返されちゃったんですよね。それが怖くて湾岸諸国の国は自分の国の軍隊を強化することをあんまりしたくないんですねー。

 

じゃあ、どうすんの??イランに対してどう対抗するの?ってなった時に

ひっきょう、イラクに頑張ってもらうしか手はなく、イラクの戦争を金銭的援助で支えた。開戦のつい数年前までアラブ民族主義、左派革命思想を掲げて、湾岸の保守体制を糾弾していたイラクを支援するというのは、なんとも皮肉なことだったが、サウディアラビアやクウェートを中心に、総額三00億ドルを超えるとも言われる資金をイラクにつぎ込んだ。

 っていう対処の仕方になるわけです。自分の国の軍隊は使えないけど、石油でお金はあるからイランに対抗できるイラクにお金与えて戦ってもらいましょうってことですね。

 

イラクもやだけど、シーア派イランの影響が大きくなることを恐れたんですね。

 

その結果、イラクには豊富な資金が流れ込んできて、フランスとかソ連から最新鋭の武器を買いまくります。結果、イランとの戦争終了後イラクは軍事大国になっちゃって、そっからイラクのクウェート侵攻→湾岸戦争っていう風に繋がっていくんですね。

 

歴史は繋がってるんだなーっていう一つのいい例だなと思って、ここに書かせていただきました。そういうことなんだって一つ理解が深まりましたね。

 

こういった入門書を活用することで、複雑な中東の問題について少し理解できるようになると思います。本書は2010年発行なので、まだISのこととかは取り扱われてないんですが、それ以前の中東の入門書として一つ読んでおいて損はないんじゃないかと思います。

 

ぜひ興味のある方は本書で中東を理解するきっかけを持ってもらえたらと思います。

 

それでは今回はこの辺で。

最後までご覧いただきありがとうございました!

次回もよろしくお願いいたします♪