9月半ばを過ぎ、過ごしやすい季節になりました。例年はこの位の時期だったらまだ30℃越えもあったのにななんて思うのですが、今年に関しては、涼しい9月になりそうです。
さて、僕のブログでは時事ニュースを取り上げたりしていますが、僕の中で今一番関心が高いのが難民に関するニュースです。
過去の記事でもいくつか難民に関連する記事を書いていますので、
良かったらご覧ください。
ドイツはなぜ難民の人たちに人気なのかを調べてみた。 - ニート気質な僕の生きる道
国内では安保法案関連のニュースの関心が高いですし、僕も関心がないわけではありません。でも、これに関しては散々色々なところで取り上げられているし、別に僕が取り上げなくてもいいでしょという風に考えています。
まぁ、しいて僕の主張を書くならば
『戦争反対』
『徴兵制反対』
ということぐらいですね。
仮に、戦争を認めるとか徴兵制を認めるという法案が出てくるのであれば、
それには反対です。それは直接戦争につながるものなので。
でも、今はまだそうは思いません。確かに、政治家の方の説明が何となくはっきりしないのには疑問を抱きますが、政治家というのは断言するとのちのちとんでもない責任を負いかねませんから、そんなものだと思っています。
でも興味関心は当然ありますので、時間があればブログで書いていきたいと思います。
まぁ、優先事項としては高くないのであまり期待はしないでくださいね(>_<)
話を切り替えて、ここからは難民についての話をしていきます。
連日EUではドイツを中心に難民の受け入れについての議論が進められています。積極的に受け入れる国、そうでない国などその国の経済事情、政策などでなかなかEU内でも、意見を統一させるのが難しいようです。
この辺は同じヨーロッパといえど、やはり一つではないという事が如実に表れるケースだと思いますね。
では、そんなヨーロッパに対して僕ら日本では難民に対してどういう受け入れ体制なのか?気になったので調べてみました。
※以下2015年9月16日読売新聞朝刊より
法務省では15日に、外国人受け入れなどに関する今後の5年間の基本方針を定めた
『第5次出入国管理基本計画』を発表した。
なぜ、この基本計画が出されたのかといいますと、近年では様々な理由で難民申請をする人が増えており、『新しい形態の迫害』を追加する方針を示す必要があるためです。
ちなみに以前の記事でも書きましたが、難民の地位などを規定した難民条約によると、難民とは『人種、宗教、国籍、政治的意見などの理由で、自国にいると迫害を受けるか、あるいは迫害を受ける恐れがあるために他国に逃れた人』の事を指します。
近年では紛争などで国を追われた場合にも難民として認めるケースが出てきているようです。
ただ、ここでいう『新しい形態の迫害』というのはアフリカなどで虐待を受けている女性らを想定しているものになるようです。
っていうか、今までそういう人達は受け入れてなかったんかい!!と突っ込みたくなりますが、受け入れようと検討を始めているとのことですので、それについては一刻も早く受け入れ態勢を整えてほしいと思っています。
ちなみに、こういった枠組みを追加するのは日本の難民認定数が少なくて海外から『認定基準が厳しすぎる』と批判されているからとの事。
数字で示すとわかりやすいですが、昨年は5000件の申請に対して、認定したのはたったの11人だったそうです。
たったの0.2%程度。
逆にその0.2%の人が何で申請されたのかを知りたいぐらいですね‥‥‥
また認定されないにせよ、人道的配慮で滞在を許可した人も110人にとどまったとのこと。それに関しても少ないなーという印象はぬぐいきれません。
受け入れ基準をゆるゆるにする必要はありませんが、その国にいたらまずいでしょっていう状況のひとっは受け入れなきゃだめでしょというのが正直な感想ですね。
まぁ、受け入れた後の教育とか仕事とかそういった体制というのも
整っていないでしょうから、なかなか難しいとは思いますが。
今回は『新しい形態の迫害』を追加する事で、難民を受け入れやすくするという方向性のようですので、そこに関しては評価されるべきでしょう。
ただ、一方で働くことを目的にしたような嘘の難民申請も多いらしく、
それについては審査を厳格化するようですね。
この辺はどういう事なのかといいますと、2010年の現行制度の運用改正では、難民申請から6か月たつと一律に日本で働くことが出来るようになったそうです。
難民の『認定』についてはその人が国から『迫害』されていることが要件ですが、難民として申請する際は理由は問われないわけです。
この辺ちょっとわかりにくいという感じはしますね。
さらに再申請を繰り返せば、働き続ける事が出来るとのことですので、うーん、確かにちょっと変かなとは思います。
この制度なら、申請理由は適当に作ってとりあえず申請しておけば6か月後には働くことが出来るわけですから。実際に全員というわけではないようですが、偽装難民申請をして日本で働くというケースもあったようです。
その結果、どうなったかといいますと、メチャメチャ申請が増えるわけですね。
本当に国から迫害された人でなくても、申請すれば働けちゃうのでね。
経済的に厳しい人だったりすれば日本というのは自国とは比較にならないぐらい裕福ですし、魅力的なわけです。
そりゃ、俺も私もと申請したくなりますよね。
でも、そうやって申請が殺到した結果、審査を担当する入管担当者の仕事はめちゃめちゃ増えて現場が回らないぐらい大変だとのこと。
そういう弊害を避けるために、新しい仕組みでは『明らかに該当しない』申請は、簡単な審査に回して、原則6か月以内に処理するようにします。
その場合基本的には不認定となるわけです。
一方、この人は申請に値するなーという場合には
以前と同じように6か月後から働くことが可能となります。
ただ、その場合同じ申請理由を繰り返す場合には働くことが認められませんし、3回目以降になると、日本国内の在留も許可しないとのこと。
結果として、本当に難民として困っている人にとっては日本に来やすくなりますが、迫害などが理由ではない人にとっては厳しい感じになります。
うーん、ただ僕は思うんですが、これからますます少子高齢化で人手不足になるという事を考えた場合、海外の人の労働力って今後必須不可欠であると思うんです。
ただ、この場合難民として入国しているから問題なのであって、移民として受け入れるのはどうでしょう??
もちろん、バンバン受け入れればいいという事ではなくて、
受け入れ態勢を整えた上でですよ。
この辺は以前の記事にも書いたドイツの制度なんかが参考になると思います。
詳しくはこちらから。
ドイツはなぜ難民の人たちに人気なのかを調べてみた。 - ニート気質な僕の生きる道
別に僕はドイツ最高ではないですが、単純にいい制度じゃんと思ったのでご紹介しています。まぁ、日本の場合国内の犯罪が増えるんじゃといった懸念もあるとは思いますが、そういう犯罪目的の人が入れないように、受け入れ基準を厳しくすればいいでしょう。
それこそ、移民として受け入れる条件は日本の文化や言語、システムなどを理解した人でなければ働けないという仕組みを作ってしまうとかね。
難民の問題とは別に移民の受け入れについても今後考えていかなきゃならないと思いますので、ちょこっと書いてみました。
いずれにせよ、苦しい思いをして日本に来た人や、日本で頑張りたいと考えている人が報われるような仕組みを作ってもらえればなと思います。
それでは次回もよろしくお願いいたします。