オバログ

日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

【ニートと読書】 2017年2月に読んで面白かった本を紹介してみる。

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今回は2017年2月に読んだ本から個人的に面白いなと思ったものをご紹介していきたいと思います♪

 

弱いつながり 検索ワードを探す旅

 

 

この本は旅がもたらす素晴らしさっていうのを再確認させてくれます。

 

旅は自分を探すものでもないし、人生を180度変えてくれるものでもないんだけど旅に出れば何かが起こる、何かを感じる、何かを考える。

 

その何かとの出会いの積み重ねっていうのが、自分の視野を広げてくれるんじゃないかな?そんなことを読みながら思いました。

 

感想もガッツリ書いているので興味のある方はご覧ください♪

 『弱いつながり 検索ワードを探す旅』読了。旅に出たくなった一冊でした。 - ニート気質な僕の生きる道


ノモンハンの夏

 

はてなブロガーのうさるさんに教えていただいて読んでみた一冊。以前僕は半藤さんの『昭和史』っていう本も読んでいて、とても読みやすかったのでこちらも読んでみることに。

 

この本は1939年に満州西北部の国境の近くで起きた『ノモンハン事件』という国境紛争を題材にしています。

 

一応呼び名は事件となってはいるんだけど、実際には旧日本軍(関東軍)とソ連軍がガチンコにぶつかった戦争みたいなもんです。

 

この本読めば読むほど腹が立つんです。何にって?旧日本陸軍の愚かさに。いやっ、前線の軍人さんたちには失礼だな。彼らはものすごく立派に戦いましたから。

 

腹が立つのはエリートと呼ばれる人たちですよ。その人たちの思考や行動を見ているとほんとにむかっ腹がたちます。

 

軍人は臆病もんじゃ務まらないと思うけど、かといって敵の戦力を過小評価して(しかも根拠もなしに!!)自分たちの戦力は素晴らしいという意味の分からない楽観主義。

 

きちんとした統制をおこなわず関東軍の暴走を許した参謀本部。逆に中央からの命令を無視し独断で動き回って被害を拡大させた関東軍の上役たち。

 

結果として日本もソ連も大量の戦死者を出しました。日本側の死傷者はなんと32%。3人に1人は死んだかけがをしているわけです。歴史的な大敗ですね。

 

さらに腹が立つのが、その大失敗であるはずのノモンハン事件の教訓がのちの太平洋戦争に何らいかされていないこと。

 

ふつうそれだけの被害が出たのならきちんと検証して、二度とこんな失敗を侵さないようにしようとなるはずじゃないですか?多くの兵隊の命が犠牲になっているんですから。

 

ところがこのノモンハン事件の責任者と言ってもいい上役二人は一度は左遷されますが、後に東京の参謀本部に復帰。

 

さらにこの人たちはアメリカとの戦争を推進しました。

 

本書の中で、参謀本部に復帰した辻参謀が若い参謀とのやり取りがまた腹が立ちます。

 

若い参謀はなおねばる、「米英を相手に戦って、勝算があるのですか」。

辻参謀は断乎としていった。

「戦争というのは勝ち目があるからやる、ないから止めるというものではない。今や油が絶対だ。油をとり不敗の体制を布くためには、勝敗を度外視してでも開戦にふみきらねばならぬ。いや、勝利を信じて開戦を決断するのみだ」

引用元:ノモンハンの夏 (文春文庫)p451

 

いやいや、勝利を信じて開戦を決断するのみだって単なる精神論やん。彼はエリートで幼いころからそれなりに学んできた人のはず。その人がイギリスとアメリカ相手に戦争してどの位被害が出るのか?とかどのぐらい戦力差があるかとか考えなかったのかな?僕はそれが不思議でしょうがない。責任を放棄してるみたいなもんじゃないですか。既にこの前にノモンハン事件で多くの人が犠牲になってるのに。

 

もちろん彼だけに全ての責任があるわけじゃないです。そんなもんはあほの僕でもわかってる。でも彼は確実に対米英開戦に日本を引きずり込んだうちの一人なわけです。

 

その結果どうなりましたか?勝利を信じて始めた戦いで数百万人が犠牲になったんですよ?ノモンハン事件の時とはケタが違いすぎる。

 

まぁこんな感じでものすごくノモンハン事件の事をわかりやすく説明してくれている本ではあるんですが、読んでて腹が立つこと必至です。

 

ちなみに太平洋戦争も含めた昭和の歴史をわかりやすく教えてくれる半藤さんの昭和史という本もおすすめです。↓の記事にガッツリ感想を書いているので良かったらどうぞ。

戦前の昭和を知るために。半藤一利さんの『昭和史』という本を読んでみました。 - ニート気質な僕の生きる道

 

次の時代を、先に生きる。 まだ成長しなければ、ダメだと思っている君へ

この本も面白かったなぁ。「これからの時代をどう生きるか?」っていうのを考えた時に参考になる一冊なんじゃないかと思います。

 

詳しくはこちらの記事にガッツリ感想を書いているので読んでほしいのですが、特に「なんか今の生き方に違和感があるなぁ。」とか「もっと別の生き方もあるんじゃないか?」なんて思っている方にとっては読んでみてほしい一冊です。

 

「こんな生き方もあるのか。」

 

そういう気付きを得られるんじゃないでしょうか(^^

 

 

まとめ

今回は2017年2月に読んで面白かった本を紹介してみました。あくまで僕が読んで面白かった本なので他の方が読んで面白いかどうかはわかりませんが、興味があればぜひ読んでみてください♪

 

それでは今回はこの辺で。

最後までご覧いただきありがとうございました。

次回もよろしくお願いいたします。