実はシェアハウスに入る前にちょっとした皮膚の病気になっていた。その病気自体は薬を飲んでよくなっていたんだけど、今度は体に塗っていた薬が合わなかったのか、お腹と背中にびっしりと赤いニキビのようなものが沢山できちゃったので、今度はそれを治すための薬を飲んでいた。
1ヶ月分の薬をもらったのが10月に入る少し前。そこから10月にシェアハウスに入り、幸いなことに薬が効いたのか赤いニキビはだいぶなくなってホッとしていた。だけどその代わりにお腹と背中にニキビ跡のようなものが大量に残ってしまった。特に背中は酷くて、多分他人が見たら「大丈夫?」と心配されるレベルだと思う。かなり目立つし正直人前で裸になりたくない。家では風呂に入る前に鏡で治り具合をチェックしているのだけど、毎回ため息が出るレベル。正直これはこれでストレスになっていたのかもしれない。
そんなこんなで自分の体にできたニキビ跡も気にはしていたのだけど、シェアハウスではメンタルの調子を崩してしまい、そちらの回復を優先していた。眠れなくなり吐き気や不安、動悸で肌のトラブルどころの話ではなかった。それが実家に戻ってきて少しメンタル的にも上向いてきた気がしたので、1ヶ月ぶりに病院に行くことにした。
病院ではニキビの薬と肌荒れや色素沈着などにも用いられる薬も処方してもらった。とりあえず28日分。飲み続けて少しでも良くなればいいのだけどこればかりはわからない。
色々と落ち込むができることをやるしかない
今の僕は不安を和らげる漢方に二つの胃腸関連の薬を飲んでいる。それに加えて今回肌のトラブル改善のための薬も三つ飲むことになった。それぞれ飲むタイミングが決まっていて、一番多いのは朝食と夕食後で合計五つもの薬を飲むことになる。自分の机に積み上がる薬の山を見ると、自分は弱い人間なんだと突きつけられているようで少し落ち込みそうになる。
ただ、病気になること自体はしかたがないこともわかってる。誰だって病気になりたくてなるわけじゃない。病気の予防だって完璧にできるわけでもない。結局のところ今自分にできることをやるしかないし、自分がコントロールできるものだけに集中するするしかないのだろう。できないことに捉われたり、コントロールできないものをコントロールしようとして、不安でしんどくなってしまったり、ストレスを抱え込んでしまうのはもったいないことだ。これはシェアハウスに入っている時に体調と向き合うなかで強く意識したことだし、実家に戻ってきてからも忘れないようにしている。そういう点では病気の経験は無駄ではなかったのかもしれない。
今の僕にできることは薬を飲むこと、栄養バランスの摂れた食事を摂ること。散歩や筋トレなどをして体を動かし、動悸が起きれば深呼吸やストレッチをして、精神を落ち着かせる。そしてゆっくり湯船に浸かり、なるべくリラックスしてしっかり睡眠を取ることぐらいだ。
体調がどのぐらい良くなるかは僕にはコントロールできない。右肩上がりでよくなるかもしれないし、あるいは変化がわかりづらいぐらい少しずつ良くなるのかもしれない。上がったり下がったりすることもあるだろう。それはもうどうしようもない。だけど、自分ができることをやっていれば、それは仕方がないよねと思えるし、ある意味諦めもつくと思うのだ。
そんな感じで自分にできることをやろうと思い、実家に帰ってきてからはストレスとどう向き合うか、ストレスにどう対処するかを学ぶためにこんな本も読み始めた。
著者は精神科医の樺沢さんという方で、日頃からTwitterやyoutubeなどでもメンタルヘルスなどに関しての情報発信をしている。ストレスを感じやすい人や、どう対処したらいいのか悩んでいる人にはオススメだ。様々な悩みやストレスについてどう考え、どんな行動に繋げていけばいいのかも具体的に書かれているので、実行にも移しやすいだろう。
多分僕は人と比べてストレスを感じやすい気がしているし、ストレスを受け流したりうまく消化するのも下手だと思う。そうした性質を根本的に変えるのは難しいのかもしれないが、その中でもできることを少しずつやって、うまくストレスと向き合っていきたい。
できることをやる。その積み重ねしかない。