2026年の1月中旬に帯状疱疹(たいじょうほうしん)になりました。もしかしたら、帯状疱疹という言葉に聞き覚えはあるけど、あんまりピンと来ないという人もいるかもしれません。
ところが、案外帯状疱疹にかかる人は多く、日本人の3分の1はかかると言われています。3人に1人ということは、かなり確率としては高いですよね。
そんなわけでとりあえず、帯状疱疹の知識は持っておいていいと思うし、備えておいて損はないとも思います。
そこで今回は帯状疱疹って何なの?といった基礎的なところから、実際になってしんどかったとこをご紹介したいと思います。
帯状疱疹の原因は?
そもそも帯状疱疹ってなに?どうしてなるの?と思う人もいるでしょう。私も自分が実際に帯状疱疹になるまで、どういう病気なのかをほとんど知りませんでした。
まず、帯状疱疹は「水ぼうそうのウィルスが原因」と言われています。このウィルスは正式には水痘・帯状疱疹ウィルスと言います。読者の方の中にも水ぼうそうになったことあるって方もいるかもしれません。実は、一度水ぼうそうになると、治った後もそのウィルスが体内の神経節というところに残っています。それが、年をとったり、ストレスや病気などで免疫力が落ちると、ウィルスが活性化して痛みや水ぶくれが発生します。
ちなみに、日本の成人の場合90%以上がこのウィルスを持ってて、80歳までに約3人に1人は発症するみたいです。3人家族でも1人はなるという計算になりますね。てすから、決して人ごとではないと思います。
発症した身としては、結構しんどいしできれば発症しないに越したことはないです。私はちょうど40歳で発症しました。後ほど何がしんどかったか書きますが、まぁ大変でした。ましてや、それが年齢重ねて高齢者とかになってからとなると、さらにしんどさも増すだろうと思います。
ですから、今日を機に帯状疱疹のことを少しでも知ってもらって、変に恐れすぎるんじゃなく、しっかり備えてもらえればと思います。
帯状疱疹の症状と見分け方のポイント
では、帯状疱疹になるとどんな症状が出るのでしょうか?ざっくり言うと次のような形で出るのが多いみたいです。
- 痛みや違和感
- 赤い皮疹
- 水ぶくれ
帯状疱疹のイメージとしては、やはり水ぶくれや赤い皮疹を想像する方も多いと思います。もちろん、それは正しいのですが、実はその前に体や顔の片側に、神経痛のような痛みや違和感が出ると言われています。(出ないケースもあるので、決めつけないように)
私の場合、これが帯状疱疹によるものなのかは正直はっきりしないのですが、顔に水ぶくれが出る数日前から、右の後頭部から首にかけてズキっとする痛みが走るようになったのを記憶しています。あまりに急だったので、慌てて脳神経外科に行ってCTをとってもらったりもしたのですが、そこは問題なし。でも、痛みはあるしなんなんだろうとモヤモヤした日々を過ごしていました。
その後、顔の右半分の主におでこから上側に、赤い発疹や水ぶくれが発生。最初はストレスからくるニキビかなとも思ったのですが、顔にピリピリとした神経痛を感じたため、ネットで検索したり、チャットGPTに聞いてみたところ、これは帯状疱疹だろうということで、翌日に皮膚科を受診。そこで、正式に帯状疱疹と診断されました。
ただ、帯状疱疹かどうかってなかなかわかりにくいとも思います。そこで、『専門医が教える帯状疱疹』という本に見分け方のポイントが書いてありましたので、そちらを引用いたします。
- 水ぼうそうにかかったことがある
- 50歳以上である
- 疲れやストレスがたまっている
- からだの片側だけに赤い皮疹、水ぶくれ、痛みのいずれかがある
- 赤い皮疹または水ぶくれがある場所が痛い
- 水ぶくれの数がどんどん増える
- 皮膚症状がなく、ぶつけたり、けがをしたりといった原因も思いあたらないのに、痛みがある
- 「ピリピリした」「電気が走るような」「刺すような」痛みがある
- 違和感があった周辺に、後から赤い皮疹や水ぶくれができた
- 皮膚科医以外の診療料で「異常はありません」といわれたが、痛みがおさまらない
参照元:『専門医が教える帯状疱疹』石井康多、幻冬社、2025
これらのチェックポイントのうち、いくつか当てはまったとしたら、なるべく早く病院へ行きましょう。その際は、皮膚科に行ってください。
赤い発疹や水ぶくれが出たらすぐ病院へ行け!
痛みや違和感のあるところから、赤い発疹や水ぶくれが出たらすぐに病院へ行きましょう!というのも、帯状疱疹では抗ウィルス薬が使われるのですが、発疹が出てから72時間(3日)以内に服用を始めることで、合併症や後遺症のリスクを減らせると言われているからです。
私の場合、発疹や水ぶくれが出てから1日ちょっと経ってから近所の皮膚科に行き薬を処方してもらいました。とりあえず、72時間以内に治療を開始できたわけです。そのおかげもあってか、発症から10日過ぎた現在、顔の神経痛はほとんど出ません。(もちろん、個人差はあります)
また、目の充血やまぶたの腫れがあったので、皮膚科の後には眼科にも行きました。幸い、そこでも角膜や網膜などに炎症などは起こってませんでした。目に合併症が起こると、視力が落ちたり、最悪失明もあるみたいなので、ホッと一安心でした。眼科でも点眼薬などを処方してもらいました。
今気になるのはちょっと右側の頭皮を触ると響く感じがあるぐらいかな。あと眉間から鼻にかけて、ムズムズする感じが結構続いてて、それが地味に嫌だったりします。それと首から右の後頭部に時々痛みが出たりするので、そこは今後も要警戒です。首周りはけっこう神経使って負担がかからないようにしてます。
なんにせよ、治療を開始するのに早いに越したことはありません。治療では抗ウィルス薬の他に、痛みを抑える鎮痛薬も処方されるので、早めに薬を飲めば、痛みがより強くなるのを抑えられるはずです。ですからちょっとでも帯状疱疹かなと思ったり、気になるなと思ったら、病院へ行き薬を処方してもらいましょう。
帯状疱疹のしんどいところ
ここからは、私の体験ベースの話になります。何がしんどいのかは、人によるとも思うので、あくまで「こういうしんどさもあるんだ」というのを知ってもらえたらと思ってます。
①痛みで寝れない
まず、寝れない。これがもう本当にしんどかったです。私の場合は、ほとんど眠れない状態が3日ほど続きました。というのも、寝ようとして横になると、顔とか頭にピリピリと神経痛が起こって、首も痛むんですよね。それで目が覚めてしまう。
それで、仰向けが良くないんだと思って横向きに寝てみても、やっぱり神経痛が出てしまう。もうね、一晩で何度寝方を変えたことか。そのうち朝になってて、気分がっくしですよ。
さすがに、しんどかったのでお医者さんに睡眠薬を処方してもらったんです。「これでようやく眠れる」と一安心。それで夜寝る前に薬飲んで、ベッドの上で横になってみました。ですが、しばらくしてこう思ったんです。
「全然寝れん‥」
どうやら神経痛やら首の痛みやらで、脳が覚醒しちゃってるみたいで、睡眠薬飲んで待てど暮らせど、眠気がやってこない。僕なんか無知ですから、睡眠薬飲めば睡眠ゲットだろなんて軽く思ってたんですね。でも、ビックリするぐらい眠れなくて、結局朝を迎えてしまいました。この時は帯状疱疹とかじゃなくて、睡眠不足で死んじゃうのではって思ったりしました。
幸い、次の夜にはソファにクッションなどをお置いて、リクライニングシートみたいにする寝方を発見し、断続的ではあるけど眠れました。いやぁ、この寝方を見つけたときは、自分をちょっとだけ褒めましたね。もちろん、ぐっすり寝れたわけではないですけど、それでも、「睡眠が取れた」という事実は、私の気持ちをとても軽やかにしてくれたのを覚えています。
ただ、私の寝方で必ず寝れるかというと、そうではないというのは一応お伝えしておきます。
②見た目が気になってしまう
これは、帯状疱疹が出る場所にもよると思うのですが、私の場合顔の右半分のおでこ近辺にしっかり出てしまったんですよね。一番、ひどい時は水泡やら湿疹で、おでこ周りは赤黒くなってしまいましたし、顔半分がかなり腫れて変形しちゃって、目も潰れちゃうみたいな状態でした。
一応、ひどい状態の時の顔を写真でとってあるのですが、多分この時に何も隠さないで街歩いてたらギョッとされただろうと思います。喧嘩して殴られたのか、思いっきり転んで顔面ぶつけたか。それぐらいインパクトのある見た目になってました。
もちろん、今は水泡とかもかさぶたになって、それも剥がれてますし、顔やまぶたの腫れもほぼなくなったので、帯状疱疹になる前にだいぶ近づいてはいます。ただ、かさぶたが剥がれた後がまだ茶色い状態で、これがおでこ周りにしっかり残ってるんですよね。そうなると、やっぱりどこかで「外出たくないな」とか「なるべく人と会いたくないな」とか思ってしまう。
痛みや寝れないっていうのもしんどいですが、こちらはこちらでまた別のしんどさがあるなと思いました。
帯状疱疹の予防法とは?
帯状疱疹にならないに越したことはないと思っているので、ぜひ予防法も頭に入れておいて欲しいです。予防法は次の2つです。
①免疫力をあげる
②ワクチンを打つ
①免疫力をあげる
帯状疱疹は、加齢やストレスなどによって免疫力が落ちるとウィルスが活発になって発生する病気です。ですから、基本は免疫力をあげて高く保っておくといいわけです。じゃあ、免疫力をあげるってどうすればいいの?ってなると思うので、ここでは『知識0からわかる帯状疱疹の不安を解消する!』に紹介されている、免疫力をあげる方法を紹介します。
①ストレスをためない
②腸内環境を整える
③睡眠をしっかりとる
④栄養バランスよく食事をとる
⑤体を冷やさない
⑥運動を習慣化する
⑦健康診断を定期的に受ける
一つ一つの具体的な方法については、本を読んでもらったり、ネットで調べればいくらでも出てくると思います。やり方は人それぞれではありますが、まずは免疫力をあげるというのベースに考えてみてください。
②ワクチンを打つ
ワクチンを打つのも予防法の一つです。帯状疱疹のワクチンは2種類あって、それぞれ接種回数や方法、効果も違ってきます。基本的には50歳以上が対象みたいです。また、一度打てば効果が永遠に続くわけではないため、ある程度の期間がすぎたら、また打ち直さなければなりません。
費用も決して安いものではありませんが、公費による助成を受けられる自治体もあるみたいなので、気になる方はお住まいの自治体の関連ページをチェックしてみてください。
ちなみに、私の姉は帯状疱疹になった私の状態を見て、「ワクチン打たなくちゃな」と思ったそうです。おそらくかなりインパクトがあったんでしょうね。百聞は一見にしかずといったところでしょうか。
まとめ
今回は帯状疱疹について調べた内容と、実際になった感想を書いてみました。ならないならならないに越したことはないですし、仮になったとしても病状が悪化したり長引いたりしないよう、ぜひ今回の内容を参考に早めに治療を受けてもらえたらと思います。
繰り返しになりますが80歳までに約3人1人はなると言われていますから、決して他人事ではないということはお忘れなく。
今回の投稿で「自分も気をつけなきゃな」と帯状疱疹について少しでも意識してもらえたら、書いてよかったなと思います。
それではまた。
参考図書