先日、怠惰な時間を過ごしてしまった僕の話を書いた。
僕が怠惰な時間を過ごしてしまうパターンは
『ベッドやコタツで横になってしまいそのままゴロゴロと過ごす』
ことなのだが、その記事を書いていてもう1つ怠惰な一日を送るパターンがあるのを思い出した。
それは‥‥‥
「YouTubeを見続ける事!!」
YouTubeは無料で見れるし、僕も好きなのだがハマりすぎるとヤバいのだ。ニートちゃんとはいえ貴重であるはずのメチャメチャ時間を吸い取られ、しかも何も生み出さない(ことが多い)ひたすらに時が過ぎ、気がついたらすっかり日も暮れて一日が終わってしまっている。
かって『ネットゲーム廃人』なる言葉もあったと思うが今では『YouTube廃人』なる言葉もあるんじゃないかと僕は勝手に思っている。それ位YouTubeというのは延々と見続ける事が出来るしカバーしているジャンルも多彩なのだ。
どんな人でもYouTubeの中に自分の興味があるジャンルが転がっているはず。それ位YouTubeというのは魅力的であるし、人々を惹きつけるサービスであると思う。(良くも悪くも)
今回はそんなYouTube廃人になりかけたある日の僕の一日を振り返ってみようと思う。
あの日の僕はYouTube廃人だった
起床は午前7時ごろ。
そのままリビングでダラダラしながら朝ドラを見て朝食を食べる。
大体その時の時間は午前8時なり。
普段ならそのまま情報番組なり朝のニュース番組なりを見始めるときなのだがその日の僕は違っていた。
部屋に戻ると、PCの電源を入れYouTubeを見始める。
YouTubeではあるゲーム実況者のゲーム実況を昨日から見始めていてその続きが無性に見たくなってしまっていたのだ。
そのゲームはロールプレイングではないので長さ自体はそこまで長いゲームではなかった。
大体一本20分~30分程度の動画なのだが、そのゲームだけで確か50~60本程度はあったと思う。つまり単純に計算するとそのゲーム動画を全て見るだけで最低でも16時間程度は費やすことになる。
僕はそれをひたすら見続けていた。朝食を食べてからお昼の時間になるまでじーっと見続けていた。時には飛ばしてもいいと思うシーンをかっとしたりしながらではあるがほとんどの時間はPCの画面をじーっと見つめ時々コーヒーをすすったりするぐらいだった。
そうして4~5時間程度動画を見た後お昼を食べ、歯を磨きながらまた動画の続きを見始める。
ゲーム実況の動画を見たことがある方はわかると思うのだが、YouTubeの場合再生リストという物を作っておくとその動画の続きを視聴者にオススメすることが出来る。
例えば動画のタイトルが『○○の物語』というものでそれのパート⓾の動画を見ていたとしよう。その動画が終わるとPC画面に
『パート⑪の動画があるけどどうします?』
みたいな画面が表示される。もちろん、続きを見ないという選択肢もあるのだが不思議なもので人というのは続きというものが気になってしまう生き物なのである。
漫画であろうと、ドラマであろうと何だろうと最初の一話、一巻を見てしまったら
『続きが知りたい』
と思ってしまうものなのだ。だから、今では漫画一巻のみ無料みたいなことをやっているし、ドラマなんかでも有料チャンネルで一話については無料で見れるよみたいなことをやっているわけだ。
有料メルマガとか今だったらnoteとかもそうなのかな??以下に続きが気になるーって思わせるかっていうのは商品を買わせたりするうえでとても大事なのだと思おう。
そして、僕もこのパターンに見事にはまってしまっていた。
「この動画の続きが気になる!!」
という気持ちを抑えることが出来ないのだ。
いったんお昼を食べるために動画を見るのは止めたが、お昼後すぐに動画の続きの視聴を開始。
ひたすらPC上に流れるゲーム実況動画。断っておくが僕は一切ゲームをやっていない。ただ他人がやっているゲーム動画を見ているだけ。そして一本終わればまた一本とほとんどPCの前から動くこともなく時間を過ごしてしまっている。
最終的には
そして、晩御飯の時間を迎えご飯をそそくさと食べ終えるとまた動画を見始める。
「続きが気になる。続きが気になる!続きが気になる!!!」
僕の頭の中は動画の続きがどうなっているのか??それしかないのだ。それ位ハマってしまっている。そして、動画を視聴しながら時は過ぎいよいよ就寝間際。
「そうだ、風呂に入らねば。」
僕は割とお風呂好きなので毎日湯船にどっぷりつかりたいタイプである。ただ、動画の続きも気になる。だがさすがに風呂にPCを持ち込むことは出来ない。ここで動画の続きは終了となるのか‥‥‥。いやっ、違う。
「スマホがあるじゃないか!!」
そう、スマホでもYouTubeを見る事が出来るのだ。僕はPCの電源を切り、スマホを片手に風呂場に向かった。風呂場の蓋にバスタオルをひきその上にスマホを置いて固定する。
スマホでYouTubeのアプリを開き、さきほどまでPCで見ていた動画の続きを見始める。多少画面は小さくなるが問題ない。続きが見れていればそれでよい。僕が着になるのは動画の続きなのだ。
結局そのまま2時間以上風呂につかりスマホでYouTubeの動画を見続けてしまった。何とか動画を全部見終えたのが午前2時ごろ。風呂に入ったのが夜中の12時‥‥‥。
そのまま風呂から上がり、洗面所の鏡に映った自分の姿を見て僕はこう叫んだ。
「バカヤロー!!!!」
動画を見終えて余りの時間の浪費ぶり、怠惰な一日の過ごしっぷりに僕は猛省した。それ以来YouTubeの動画を朝から深夜まで視るようなことはなくなったのだが、あの日の僕は確かに『YouTube廃人』だったと思う。
YouTubeは魅力的なサービスだ。だが、運営するグーグル自体はなるべく動画と共に表示される広告を見てほしいため、YouTubeにくぎ付けになるようなシステムを構築している。そのシステムは視聴者をドハマリさせあの日の僕のようにYouTubeから離れられなくなる人もいるだろう。
かつてのネットゲームも
『終わりがないゆえに終われない』
というのがネットゲームの中毒者を出していた原因の一つだったと思う。
エンディングがないからひたすら続けられてしまう。
YouTubeもおんなじだ。
『YouTubeには終わりがない』
動画にはエンディングがない。一つのゲーム動画には終わりがあるが、そこから関連動画は山ほど出てくる。
関連のそのまた関連の動画。そのまた関連の‥‥‥と続けていけば永遠に動画を見続ける事も可能だろう。毎日ものすごい数の新着動画もアップされている。
もちろん、YouTubeにはいい面もある。色々なジャンルのものを幅広く網羅しているし、魅力的な動画が山ほどあることは確かだ。別にYouTube自体が悪なわけではない。
でも付き合い方を考えないとあの日の僕みたいになる。動画をずーっと見るだけの怠惰な一日を過ごすことになる。
果たしてその一日は自分にとって有意義な一日なのだろうか??朝からひたすら動画を見続けて風呂場でも二時間以上動画を見続ける事が果たして僕のしたかったことなのだろうか、それは違うだろうと思ってしまう。
それに動画というのはあくまで他人が提供するものを受動的に受け取っているに過ぎない。それに支配されてしまっているようではそれは自分の人生を生きてはいないんじゃないかと思ってしまう。
だから、僕みたいにハマりやすい人は気を付けよう。時間を決めるなり、ルールを設けて動画を見よう。そうすれば僕みたいに怠惰な一日を過ごすこともないはずだ。怠惰な一日を過ごしたくない人は
「YouTubeとベッドには気を付けろ!!」
それでは今回はこの辺で!
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします♪