オバログ

日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

早稲田大学がブラックバイト対処本を出すらしいよ。

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 以前ブラックバイトに関連する記事をいくつか書いてみた。

ブラックバイトで苦しんでいる大学生のニュースを見て思ったこと。 - ニート気質な僕の生きる道

ブラックバイトはクソだ!!というだけでは駄目だから実際に本を読むことにしました。 - ニート気質な僕の生きる道

僕は若い人に余計な負担を与え苦しめるブラックバイトが大嫌いだ。(好きな人がいるとは思えないが。)

 

理不尽すぎる要求。バイトへの過剰なノルマを強いることや、未達成のノルマを給料から天引きするなどやり方が悪質なところは潰れてくれと思う。いやっ、ほんとなくなってほしい。でもなかなかそうもいかないのが現実だ。

 

一番いいのはそういうバイト先に入らないことなのだが、ブラックバイトの運営先はその本性を隠したまま学生などを募集していることがありなかなか見抜くことが難しい。

 

運悪くそんなバイト先に入ってしまった時に無防備でいるのは危険だ。余計な負担を強いられる可能性もあるし、追い詰められて精神的にしんどくなってしまったり場合によっては学業に影響が出てしまうこともあるかもしれない。そんな時に学生側にできるのは「労働関連の知識を身につけ自分の身を守る事」だろう。

 

以前書いたぼくの記事でもそういったブラックバイトへの対処法を書いた本を紹介したのだが、今回早稲田大学が「ブラックバイト対処マニュアル」というまさにドンピシャな内容の本をだしているので紹介しておこうと思う。

 

 

 

ブラックバイト問題が学生に与える影響の大きさを教育機関も認めたということだろう。この本は2016年に早稲田大学に入学した約9500人に無償配布されたとのことだ。

(読売新聞2016年4月18日 月曜日 くらし12版)

 

早稲田大学の取り組みはとてもいい試みだと思う。学生の貴重な4年間をブラックバイトから守るというのは大学側からしても重要だろう。

 

内容は項目ごとに分けられそれぞれの状況で勤務先の行っていることが違法なのかどうかを解説しているものだ。

 

本の出版には学生も関わっており、実際に学生が遭遇したブラックバイトの例なども紹介されている。同じ学生の体験談を読むことで学生はよりブラックバイトへの意識を高めることになると思う。意外と身近な問題だと感じるはずだ。

 

「自分の身はある程度自分で守る」

 

もちろん、いざとなったら弁護士や労働関連の専門家に相談や助けを求めることが一番だ。しかしそもそも「相談に値するものなのかどうかわからない」という学生もいる気がする。問題なのかどうかを認識できなければそのまま理不尽な要求を受け入れることになってしまうだろう。それは避けたいところ。

 

そういう人が本書を読むことで「ああ、このケースは違法なんだな。」とまずは認識する事が大切だ。問題を認識できればそのあとの対処の仕方は色々ある。まずは問題を認識するところから始めよう。さらに本書では困っときの相談先なども記載されているので本当にピンチならそういったところに相談してみるといい。

 

本書は学生はもちろん、バイト生活を中心にしているフリーターの方など幅広く活用できる一冊となっている。お値段も税抜きで500円と高くはないので、一冊持っておいてもいいかもしれない。ブラックバイトなんかに人生を消耗されないように注意しよう。

それでは今回はこの辺で。

最後までご覧いただきありがとうございました!

次回もよろしくお願いいたします!