オバログ

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被災地で活用されている段ボールベッドがいいらしい

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被災地での生活は様々なストレスを抱えることになるが、せめて体を休めるときには負担を減らしたいところだ。

 

だが避難所っていうと小学校の体育館などを思い浮かべると思うのだが、床に寝るのって結構負担であったりする。体育館の床は板張りになっていてとても固いし冷たい。1日、2日ならいいかもしれないがそれが長期間になるとそれだけでも体への負担は増してしまうだろう。

 

そこで、登場したのが今回紹介する「段ボールベッド」だ。ただの段ボールだと侮るなかれ。避難所での生活をする上でかなり体への負担を減らしてくれる効果が期待されている。

 

 段ボールベッドとは

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段ボールベッドは仕切り版を入れた12個の段ボール箱を並べ、その上に長めの段ボールシートをひく。その上に敷布団などをひくことで簡易ベッドとなる。

 

つぶれないのか?

段ボールを使ったベッドと聞くとこんな疑問を持つ方もいるはず。「つぶれちゃわないの?」僕も最初この段ボールベッドを知った時にはどの位の重さまで耐えられるのかが疑問だった。

 

もちろんただの段ボールだと潰れてしまうのだが、中に仕切り版を入れて補強し段ボールを12個並べる事でかなり強度を高めている。⇩の記事にも書いてあるのだが約8トンの重さにまで耐えられるとのこと。


参考記事:エコノミー症候群防げ 段ボールベッド提供へ :日本経済新聞

 

8トンというと乗用車などを載せても余裕で耐えられる強度だ。これならば人がその上に寝そべったり多少寝返りを打った程度ではびくともしないだろう。 しかも必要なのは段ボールと仕切り版のみというお手軽さもとてもいい。誰でも作れるというのが特徴だ。

 

エコノミークラス症候群の予防にも効果的

お年寄りの場合、床で寝ている状態から立ち上がるということがとてつもない負担だという方もいる。足腰が弱かったりすれば立ち上がれない、もしくは相当しんどいということもあるようだ。

 

そうなると人によってはトイレなどにも行きづらくなるし、トイレに行きたくないがために水分補給を控えてしまうケースもある。その結果血液が固まりやすくなってしまう。さらにじーっと寝ていることが多くなれば、エコノミークラス症候群を引き起こす可能性が高まってしまうだろう。

 

こういった震災が起きると避難所生活で立ちあがる機会がめっきり減ってしまい、来た時には徒歩で避難してきたはずなのに、避難所から出るときには車いすになってしまったケースもあるとのこと。動かないことのリスクもあるということだ。

 

そんな時には段ボールベッドを活用するのがいい。段ボールベッドの場合、床から起き上がる時よりも比較的容易に立ち上がることが出来る。立ち上がる負担が減ればお年寄りの方も動く機会が増えトイレなどに行くのもおっくうではなくなるはずだ。

 

健康な人にとって床で寝るか、ベッドで寝るかはそこまで大きな違いはないのかもしれない。でもお年寄りや体調を崩している方にとってはそういった小さな負担やストレスがやがて病気に繋がってしまう可能性もあるはずだ。そんな時今回紹介した「段ボールベッド」のようなアイテムをうまく活用して負担を減らしていくことが大切になってくると思う。

 

避難所生活はストレスの連続だと思うが、色々な個人や企業のアイデアやノウハウをうまく活用して被災者の方達の負担が少しでも軽くなればと思う。

 

それでは今回はこの辺で。

最後までご覧いただきありがとうございました!

次回もよろしくお願いいたします!

 

 追記

コメントにて普通の段ボールじゃ危険らしいとのアドバイスをいただいたので、段ボールベッドを専門的に売り出している業者さんのページを貼っておきますので参考になさってみてください!

Jパックス株式会社