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日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

ガイアの夜明け『どう生きる? "シングル"社会』を見た感想を書いてみた。

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僕は普段あまりテレビ番組を見ないのだけど、テレビ東京のガイアの夜明けという番組は面白いので録画してみることにしています。

 

この番組は簡単に言うと経済ドキュメンタリー番組です。日々巻き起こる様々な経済に関するニュースの裏側を取材することで「今の日本で何が起きているのか?」を紹介しています。

 

そんで、今回のサブタイトルは『どう生きる? "シングル"社会』ということで、日本の単身世帯が増えていることに注目し、そこで起きている問題や個人や企業がどんな取り組みをしているのかを放送していました。

 

今回は番組の内容の一部を取り上げ、それに関して僕が思ったことを中心に書いていみようかなーと思います♪

 

 

後継者がいない中小企業の事例

単身者が増えることで、ちょっとピンチになっているのが中小企業。なぜなら現在の経営者の子供が独身でこのままだと跡継ぎがいなくなってしまうから。

 

そんな中小企業の後継者問題に目をつけて、経営者の息子や娘のパートナー探しを代行する企業があるんだそうです。

 

そんで、この企業のおもしろいのが単なる結婚相談所じゃないんですよ。「その後継者の配偶者にふさわしい資質を備えた人を連れてくる」っていうことをやってるんですね。

 

はたして配偶者にふさわしい資質って何ぞや?なんて思ったりもするんだけど、おそらくお嫁さんであれば経営者をサポートしてくれるタイプの人とか、逆に娘婿として後継者になってほしいのであれば、会社をまとめるリーダー的な素質を持った人みたいなのが当てはまるんでしょう。なかなか難しそうです。

 

番組では実際に経営者の息子さんが独身でその人にお嫁さんを紹介するまでの過程っていうのを放送してました。

 

この企業は石川県金沢市にある江戸時代から続く老舗の飴屋さん。そんで、そこの息子さんは40歳オーバーの人だったかな?仕事ぶりは真面目っぽい人なんだけど、あんまりしゃべらない人なんだよね。寡黙というか無口というかどうもお話は苦手でどちらかというと職人タイプって感じなわけです。

 

そこに紹介されたのが、神奈川県で実家が青果店を営んでいる女性。ちっちやい頃から八百屋さんの娘としてお父さんを手伝っていたので、同じく家族経営の所なら自分にもあっているんじゃないか?と思って話を受けたんだそうです。

 

まずはお見合いをして、両者がご対面。お嫁さん候補に「老舗で働くことをどう思っているのか?」など色々聞いていくわけです。そんで、次の日には職場見学をして実際に息子さんがどんな仕事をしているのか見学。その後今の経営者の人とも面談をしてお見合いは終了です。

 

このお見合いの結果は残念ながらNOだったんだけど、ぶっちゃけた話するとこの後継者の人は結婚するの相当難しいんじゃないかな?って思いました。いくつかその理由が思いついたので挙げていきます。 

 

老舗ってハードル高いよね?

ちょっと想像してもらいたいんだけど、あなたがある日「江戸から続く老舗企業の跡取りもしくはその嫁になってください。」って言われたらどう思いますか?メチャメチャハードルたけぇなって思いません?多分ほとんどの人が「はーい、行きます♪」って気軽には入れないと思うんですよね。

 

仮に家に入ったらいろいろプレッシャーがかかることは明確です。自分の代でつぶすわけにもいかないだろうし、今回のケースの場合には後継者のパートナー候補ということだけども、おそらく「跡取りを生んでほしい」と頼まれるかもしれない。考えれば考えるほどちゅうちょしてしまいます。ハードル上がりまくりです。

 

ここで、この老舗企業側やお見合いを取り持った企業がやるべきことって「ハードルを下げること」なんじゃないでしょうか?

 

うちは老舗だからってハードル上げっぱなしじゃ、それをまたげる人なんてほんの一握りですよ。ましてや今の時代昔ほど「結婚しなければならない」ってプレッシャーはないわけです。

 

これまでの生活がある程度楽しくて特に問題ないと感じている人なら「ここに行きたい。」と思わせてくれる所じゃなきゃまず行かないですよね。わざわざハードルまたいでいこうとは思わない。僕が女性の立場だったら「いやぁ‥‥無理かなぁ。」ってなると思います。

 

中身を見てほしいは通用しないんじゃ?

番組を見ていて「うーん‥‥‥。」って思ったのが女性と経営者の方が面談している時のこと。この時息子さんについて話をしていたんだけどこんな感じのことを言ってたんですよね。

 

「普段はあんまりしゃべらないし、表情も変わんないけど中身を見てほしい。」(こんな感じのニュアンスだったと思う)

 

先述したようにこの息子さんは寡黙であんまりおしゃべるするのが得意ではないタイプ。そのためお父さんがフォローする形になったんでしょう。でもさ‥‥‥

 

「中身なんて2日間でわかるもんじゃない」

 

と思うわけですよ。ましてや息子さんはしゃべるのがあんま得意ではないわけで、たった2日間で自分の中身を開示できる可能性は低い。ということは、相手からしたら「いや、この人の中身を見てと言われても‥‥‥。」ってなるはず。絶対不安だよね?

 

だって結婚するわけですよ?付き合うとかお友達とかならまだしも、その人のパートナーになって支えていくことを要求されるわけです。それなのに、まだ相手のことをよく理解してない状態で「中身を見てほしい。」って言われてもそりゃ「うーん‥‥‥」ってなる可能性が高い。

 

こういう寡黙だったり、ちょっと不器用な男性の場合には2日間は短いと思うんですよ。緊張とかもあっておそらくほとんど自分のことを伝えられずに終わってしまうでしょう。

 

だからこの場合「まずはお友達から」という形でもいいし、もっと二人で会う時間を設けるとかした方がいいでしょう。段階を踏んで徐々に自分を知ってもらうべきです。いきなり結婚とかじゃなくてね。

 

親がいくら「この子の中身を見て。」といったところで、実際に相手の人と相性がいいかどうかはわかりません。中身を見てほしいんなら、中身を見てもらうためにそれなりの時間を設ける。そうじゃなきゃお嫁に来てもらうのはけっこう難しいんじゃないかな?

 

女性側のメリットって何?

今回のお見合いって「老舗の飴屋さんの跡取り息子のパートナーを募集する」ってことなんだけど、女性からしたらこの家に来るメリットって何なんでしょうか?

 

企業側からしたら女性を迎え入れることで

 

  • 後継者のパートナーして支えてくれることでうまく会社が回る
  • 後継者と結婚し跡継ぎを生んでくれれば先祖代々の伝統を途絶えさせなくて済む
  • お父さんの世話などもしてもらえる

 

といったメリットがあることはわかります。でも、同時に相手の女性にもメリットがなければなりません。なぜなら「人はメリットがあるかどうか。」で動くものだからです。

 

数ある選択肢の中で、メリットとデメリットを比較して「メリットの方が上回っているからこっちを選択する。」じゃないですか?つまり、選んでもらうにはメリットがデメリットを上回っているということを認識してもらわなければならない。

 

この老舗企業に来るメリット、デメリットって何でしょうかね?ザっと思いつくのはこんな感じかな?

 

メリット

  • 老舗の伝統を継続するために役に立てる
  • この企業を存続させることで地域に貢献できる
  • 自営業の家で育ったので、家族経営の仕事に抵抗がない

 

デメリット

  • 正直後継者の人の性格がいまいちわからない
  • 結婚したらおそらく家や仕事のことが第一になる(独身時代のような時間は持てない)
  • 跡取りを作ることのプレッシャーがかかる可能性
  • 相手の親が年取ったらその世話などもしなければならないかも
  • 慣れ親しんだ家族とも離れ離れになってしまう

 

まぁ、あくまで僕目線だけどこんな感じのメリットデメリットがあげられるわけです。これ眺めてみた時にはたしていきたいと思うかどうか?うーん、僕なら行かないですね(笑)

 

ここで、大事なのは女性側に「ここに来るとこんなメリットがあるんだ。」っていうのをできるだけ多く提示することだと思うわけです。メリットがデメリットを上回っていると思ってもらう。その努力が必要なんじゃないでしょうか?

 

そういったこともせず、どちらかというとデメリットが上回りがちな状況で「どうか我が家に来てください。」と言われても多分女性は来ないでしょう。

 

こういったことが解消されない限り、なかなかお嫁に来てもらうのは難しいような気がします。まぁ、これはあくまで僕の解釈ですけどね(*_*;

 

まとめ

そんなわけで、今回は『ガイアの夜明け』で放送されていた放送内容から老舗企業のお見合いの様子を紹介し、自分なりにもっとこうした方がいいんじゃ?という考えを書いてみました。

 

時代は変わり必ずしも結婚をすることへの圧力は少なくなったと思います。一生独身で貫く方もいるでしょうし、その方が気楽だという方もいるはずです。

 

そんな中相手に「結婚したい、この家に来たい。」と思ってもらうにはそれ相応の努力が必要なんじゃないでしょうか?

 

ガイアの夜明けは毎回考えさせられるテーマを取り上げていることが多いので、興味がある方はぜひご覧になってみてくださいね♪

 

それでは今回はこの辺で失礼します!