前回に引き続き現役記者から学ぶ伝える技術の講座に参加して学んだ事をシェアしていこうと思う。今回は写真編。
報道写真に求められるもの
この講座は新聞記者の方の目線で行われた講座となるため新聞よりの内容となるがブログにも応用できる部分は十分あると思う。まず写真を載せる際には以下の2つを強く認識しておく必要があるとのこと。
①ニュースバリュー
②ピクチャーバリュー
ニュースバリューは何がニュースかという問題意識を持つことつまり、写真に意味を持たせる必要があるという事だ。
何となく見た目がいいからとか面白いからといった事よりも、その写真自体に意味を持たせる。
「この写真は何のために撮るのか??」
ただ何となく撮るのではなくて、明確な意図を持たせるとよい。
ピクチャーバリューについては写真的な美しさと人間の表情が大事であるとのこと。
写真的な美しさは、
鮮明さ→主役が鮮明に映っている事(ピンとブレない)
大きさ→主役は大きく、脇役は小さく
顔が見える事→表情がある
がポイントとなっている。
※本講座では基本的に人の顔が映っているのがいい写真とのことだった。これはその場の雰囲気が伝わりやすいというのがあるようだ。もちろん、物だけの写真というのもあるので一概には言えないという事は付け加えておく。
そしてこれまた大事なことなのだが、
『見出しと写真の意味が一致しているか??』
という事をは常に意識しておく必要がある。
まぁ、これは当然っちゃあ当然。
肉料理の説明をしている記事で魚の写真が入っていたら(極端だが)それだけで違和感だらけのwhyな記事となってしまう。違和感とか引っかかりみたいなものが積み重なると記事って読んでもらえないからな‥‥‥。(僕の文章も)
ブログでも見出しと写真、もしくは画像が一致しているとその記事で何を書きたいのかという意図が伝わりやすいのであんまり意識してこなかった人は意識してみるといいと思う♪
撮影の基本について
撮影の基本は以下の3つの事を挙げていた。
①構図/三分割法
②ポジショニング/タイミング
③露出/ピント
まず、構図からだが水平と垂直を保つという基本中の基本は押さえておこう。
その上で意識したいのは三分割法である。⇩の画像はカメラの画面だと思ってほしい。
画像のように、写真を撮る際には画面を分割して考えてみるとよい。赤丸がついているのだが確認できると思うのだが、どの部分にメインのものを置くかで写真の印象は変わってくる。
スマホはどうかわからないが、僕の持っているデジカメでは設定によって最初から画面を分割した状態での撮影というのも可能なようなので、デジカメを持っている方は確認して実際に撮影してみると違いが分かると思う。
2つ目のポジショニングとタイミングとはまさに言葉通りで、
『ポジショニングとタイミングが違えば全然違う写真になる』
ということを言っていた。これも当たり前といえば当たり前のことである。
例えば同じ位置で写真を撮ったとしても胸の前で写真を撮るのか、もしくは自分の手をめいいっぱい伸ばして写真を撮るのかでは全く違う写真が撮れたりする。
そのため、写真も一枚だけという事ではなく色々試しながら撮影してみるといいだろう。僕も普段その場で数枚パシャリと撮るだけで満足してしまったりするので、これは意識して実践してみるつもりだ。
あとはポジショニングと関係する部分もあると思うのだが、
『一歩前に出て写真を撮る』というのも、いい写真を撮るコツだそう。
それだけで写真の印象は全然変わってくるし、違う写真が撮れるのだそう。
3つ目の露出とピントはもうシンプル。
『明るさとピントのズレには注意ね。』
特に語ることはない。それだけー。
まとめ
写真についてはかなり基礎的な内容だったため、人によってはやや物足りないと感じだかもしれない。ただ、意外とその基礎を疎かにしてしまっている人も多いし、僕なんかは写真を撮る時はテキトーそのもので、基礎をスルーしてしまっている。
それなのに「なぜいい写真が撮れないんだ、くそったれー!!」とまるでベジータのようなセリフを吐いて苦悩していたものだ。何事もまずは基本から。それが大切なのだ。
そんなわけで二回に分けて現役記者の方の講座内容を皆さんとシェアさせていただいた。また、ためになる講座などあればシェアしていくつもりなので、参考にしてみてください。
それでは今回はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします♪