つい先日、テレビ番組を見ていたら子供たちが色々な実験をしたり物を作っている場面が放送されていたんですよね。そんでその子たちは「発明クラブ」という所に入って活動をしているなんてことが紹介されていたんです。
この発明クラブがなんか面白いなーなんて思ったので、今回はこの発明クラブについてちょこっと紹介してみようかなーと思います(^^)
そもそも発明クラブとは何ぞや?
僕ははじめテレビを見た時に「理系の必要性を見越してできた団体なのかな?」なんて思ってたんですよね。
これからさらに機械化が進む中で、理系に強い人材っていうのはこれまで以上に重宝されるわけですし、その時代の流れに乗って作られた倶楽部なんじゃないかと。
と思ったら全然違ってました(*_*;このクラブ結構歴史が古いんですね。
発明クラブは正式には『少年少女発明クラブ』といいます。1974年に事業がスタートしています。2017年の時点で40年以上の歴史があります。すごいですよね。
しかもこの発明クラブのきっかけをつくったのは、ソニーの創業者である井深大さんです。(いぶか まさる)すごい人がかかわっている事業なんですね。
井深さんが日本のものづくりに関わる人材の育成が必要であると考え、そのための事業の一つとしてこの発明クラブが生み出されたというわけです。
この発明クラブの歴史の長さもさることながら、全国47都道府県に214か所、約9000名の子どもたちと約2800名の指導員が活動しているということで、全国規模でものづくりにかかわる人材の育成に取り組んでいるというわけです。
参考サイト:はつめいキッズ - 少年少女発明クラブ
指導員はボランティアだが‥‥‥
発明クラブの指導員はボランティアの方達ですが、馬鹿にしちゃいけません。彼らは企業でSEをやっていたり、学校の先生をやっていたり、現役を引退しているOB,OGといったモノをつくる現場での経験豊富な方達が指導をしてくれるわけです。
その方達が自分の経験を活かして子供たちのそばで彼らの発明を見守りつつも、時には「こうした方がいいんじゃない?」と子供たちにアドバイスなんかもしてくれるわけですね。
僕はテレビ番組の中で子供たちがモノを作るほんの一部しか見ていなかったんですけど、子供たちがモノを作っている表情がとても良かった!!すんごくニコニコしてて楽しそうだったんです。
おそらくですが自分で「あれをつくろう。」とか「こういうのをつくったらどうだろうか?」とか考えて実際にそれが形になるのが楽しいんじゃないかな?
指導員の方も上から「ああしろ。こうしろ。」って感じじゃなくてあくまで横からサポートに徹するって感じで、子供たちが伸び伸びと自分の発明に集中できる環境が整っていたのも良かったですね。
僕はメチャメチャ理系の科目が苦手だし、超不器用人間でモノづくりにはおそらくむいていませんが、そんな僕でも今少年だったら体験講座に行ってみたいなぁと思いました♪おそらく楽しい学びの場になるはずです(^^
子供の習い事として考えてみては?
習い事っていうと塾とかスポーツ関係、あとは芸術関係といったものを思い浮かべる方も多いでしょうが、小さなお子さんやこれからお子さんが生まれる方はこういう「モノをつくる」っていう習い事をさせてみるのもいいのではないでしょうか?
ものをつくるっていうのは自分で「こういうものが作りたいなぁ。」というアイディアを出すところから始まり、「こういう風につくったらこう動くんじゃないかな?」みたいな仮説を立てる能力も身につきますし、実際にそれが動くかどうかを試してダメならまた修正という感じでいわゆるPDCAサイクルをガンガン繰り返します。
つまり大人になっても使える能力の基盤づくりをものを作り上げるという過程の中で養うことができるわけです。こういう能力って意識して伸ばしていかないとなかなか身につかないものだと思うんですよね。
ただ、漠然と塾の講師にいわれた通りに受験勉強をしているだけでも身につかないし、スポーツクラブでコーチから言われた通りの練習をしていれば身につくものでもないわけです。(もちろん塾での勉強もスポーツクラブでスポーツの指導を受けることからも学ぶことは沢山ある。)
僕自身は発明クラブに入ったこともないし、別に回し者でもなんでもないけど、そういう点からもこの発明クラブというのは、子供たちの習い事として考えてみてもいいんじゃないかな?と思いました。子供がいる親御さんは選択肢の一つして考えてみてはいかがでしょうか?
最後に
というわけで、今回はモノづくりを楽しく学ぶことができる「発明クラブ」について書いてみました。
先述したようにこれからの時代は、機械化がさらに進むわけで理系の人間の需要というのは増えていきます。理系というのは「論理的に物事を考えることができる。」能力が必要なわけで、その能力の基礎を発明クラブを通じて身につけることができるんじゃないかな?と思っています。
それではまた!!
参考サイト:はつめいキッズ - Hatsumei Kid's