オバログ

日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

ひきこもりでアルバイトなんかできるのかとお考えの方へ。

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今回は僕のブログに検索で来てくれた方へアンサーのような形で記事を書いていきたいと思います。

 

キーワードは『ひきこもり アルバイトなんてできるのか』です。

 

アルバイトができるかどうかはその人の経歴や仕事の内容による

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「ひきこもりの人がアルバイトなんてできるのか?」という問いに対しては、できるとも断言できないし、できないとも断言できません。

 

なぜなら、ひきこもりと言っても一人一人性格も経歴も違うし引きこもりになった理由も違うからです。またアルバイトと言っても職種はバラバラだし求められる能力も違ってくるからです。

 

例えば以前に何かしらの仕事をしていた人であれば、能力的にはその仕事を出来る可能性は高いでしょう。コンビニで仕事をしていた人なら、もう一度コンビニで働くことは能力的にはできなくはないはずです。

 

ただ、それが人間関係のつまづきで辞めてひきこもったとなれば話は別ですよね。能力的なものよりも、人間関係をうまく築く方法や自分のメンタルコントロール、自己肯定感の回復、職場環境の改善など別のものが求められてくるからです。その場合すぐに働き始めるのは難しいかもしれません。

 

あるいは、不登校→ひきこもりというパターンで働いた経験がないという人もいるでしょう。精神疾患からくるひきこもりの人だっているだろうし、人と接するのも嫌じゃないしそれなりに能力はあるけど、何となくひきこもってしまったとかね。ひきこもりと言っても色々なパターンがあります。なので一概にアルバイトができるともできないとも言い切れないのかなぁと思います。これはもうそうとしか言いようがないんですよね。

 

ひきこもり続けた人がいきなりアルバイトをするのはハードルが高いかも

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はいっ、じゃあそこで終了!!というわけにはいきません。おそらく「ひきこもりでアルバイトなんかできるのか」というワードで検索をしてくれた方は、ご自身がずーっと引きこもっていて働こうと思ってみたけどなかなか一歩踏み出せないパターンか、あるいは周りにひきこもりの人がいたりして「あの人はアルバイトできるのだろうか?」と疑問に思ったパターンかなと勝手に想像しております。

 

で、じゃあそういう長期間ひきこもった人がいきなりアルバイトとか始めたとしたらどうかというと、それはなかなか難しいのかなぁというのがぼくの考えです。

 

その理由はいくつかありますが、特に難しいと思うのは全ての面で変化が大きすぎるからですね。

 

ひきこもっていた状態からアルバイトを始めると、それまでの生活とは何もかもが変わってきます。それまでは特に何時に起きるとか決まっていなかったり、下手すりゃ昼夜逆転なんていう人もいるわけですよ。そこから決められた時間に勤務場所に行くこと、仕事内容にもよりますが、共同で何か作業をすることなどなど、とてつもない変化を受け入れなければいけないというのは何となく想像できると思います。

 

で、人っていうのは元来「変化を嫌う生き物」です。変化を恐れるので、自分の今の状況や環境が大きく変わったりするとそれがストレスになったりするわけですよね。もちろん、そういう変化に適応できる人もいるとは思いますが、一方でストレスが大きすぎて「あー、もう無理しんどい‥‥‥。」ってなってしまうこともあるわけです。職場でちゃんとしたサポートがあればいいですが、そうでないことも多い。

 

ちなみに僕もちょっと家から出れなかった時期がありましてね、その時はやっぱり色々と怖いんですよね。何かが変わるのって怖いんです。

 

「自分には無理なんじゃないか」とか「果たしてうまくやっていけるだろうか?」とかネガティブなことばかり考えてしまって求人誌を見るのも嫌になってしまったりする。ましてやそれが長期間ひきこもっていた方であれば、なおさら一歩踏み出すことに怖さを感じるはずです。

 

ハードルを下げて少しずつ進んでいけばいい

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じゃあ、いったいどうすりゃいいのよ?と考えた時に僕の意見としては「いきなりアルバイトを目指すんじゃなくて、ハードルを下げて少しずつやっていく」っていう考えを持つといいんじゃないかと。

 

具体的にはアルバイトに行く前にまずはひきこもりの当事者会とか、サポートをしている人たちが開催している会に顔を出すとかね。サポステみたいなところに行って話を聞いてもらったりするのもいいかもしれません。

 

僕の知り合いの方にも、長年ひきこもっていて、そういう当事者会みたいなのに通ってから少しずつ動き出したみたいな方はいらっしゃいますからね。

 

いきなり働く!ってなるとメチャメチャハードル高いと思うんだけど、じゃあちょっとハードル下げて、まずは少し外に出るとか、働く働かない関係なく人に会ってみるとかね、そういうところか始めてみたらいいんじゃないかな?

 

閉じないことも大事

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あとは、やっぱりね、このブログで何度も何度も言ってるんだけど、ひきこもっていても「閉じないこと」ってすごい大事なんじゃないかなと思うわけです。

 

「は?ひきこもりって外部から閉じてるからひきこもりなんじゃないの?」って思うかもしれません。まぁ、確かにそうなんだけどさ、例えば部屋からはなかなか出れなくてもとりあえずネットだけはつながっておくとかね。あるいは、ひきこもったりするとそれまでの人間関係をズバッと切りたくなったりしちゃうんだけど、そこはグッと我慢してゆるくでも繋がっておくとかね。部屋からは出ないし、直接人と会うことはなくても間接的にでもいいのでつながりを持っておいて完全に閉じてしまわないってことです。

 

というのも、色々な書籍を読んで知ったんだけど、ひきこもりって長期化すればするほどなかなか自力でどうにかするのが難しい傾向にあるわけです。どうしても、動こうと思ったら人の力を借りる必要がある。むしろ、借りなきゃムリゲーな可能性が高いから人の力を借りちゃっていいわけです。でも、完全に閉じこもって人とも接触せず情報も遮断してしまったら、人の力を借りることって難しいですよね?

 

だから、完全には閉じない。ゆるくでも、細ーい糸のようなつながりでもいいので、外部とはつながっておく。で、そのつながりの力をうまく借りながら動き出していくと。

 

もしかしたら中には、「ひきこもりの経験があっても雇いますよ」っていう職場を紹介してくれる人がいるかもしれない。一般的な求人誌とかだと「はたしてひきこもっていた自分を受け入れてくれるだろうか?」って不安は消えないと思うんですけど、あらかじめ「ひきこもってた人でもオッケーです。」みたいな職場だったり、理解がある職場だったらだいぶ気持ち的にも楽じゃないですか?

 

そういう可能性を断ち切らないためにも、完全に閉じこもらないってことはすんごい大事なんじゃないかなと思います。

 

まとめ

そんなわけで、今回は「ひきこもりでアルバイトなんかできるのか」という方に僕なりの考えをお伝えしてみました。

 

  • ひきこもりがアルバイトできるかどうかはその人の経歴や仕事の内容にもよる
  • ひきこもり続けた人がいきなりアルバイトをするのはハードルが高いかも
  • まずはハードルを下げて少しずつやっていく
  • ひきこもっても完全に閉じないことが大事

 

ちょこちょこニュアンスを変えながら、何度かこのブログでも書いてると思うんだけど、僕の考えはこんな感じです。

 

この記事が参考になって、少しでもいい状況に進むことができたら幸いです♪

 

それでは今回はこの辺で。