オバログ

日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

理想主義を捨てて現実主義に切り替えた方が楽だよって話。

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僕が人生でどん底だったなーと思うのが大学を卒業した後のニート、ひきこもりの時代なんです。

 

それで、その当時の事を振り返ると、自分て実は

 

『理想主義だったんだなぁ』と思います。

 

 

だから苦しかったのかもしれないと思ったんですね。

 

『えっ?ニートなのに理想主義?そんなはずないじゃん。』

そう思うかもしれません。

 

理想を持っている人ってそれに向かってガンガン突き進むイメージがあるでしょうから。

 

ただ、当時の僕って『社会に出で何らかの形で輝いている自分』っていうのを理想にしていたんです。抽象的だけど、何となくいい感じの自分を想像していました。

 

でも色々あって、自分を否定したり働くことに恐怖を感じていた僕は蓋を開けてみたら家に引きこもるような形でニート状態なわけですね。

 

そうすると、理想と現実の差がとんでもないわけですよ。天と地、山と谷みたいな感じで、理想のはるか下に自分が存在しているわけです。

 

そのギャップがね、凄く不快に感じるんですね。上を見上げれば見上げるほど、自分がちっぽけな存在に感じるし、周りを見てもみんな高い所にいるように見えるんですね。

 

理想の自分と比較して落ち込み、周りの人と自分を比較して落ち込む。

もうね、勝手に自分を責める体制になってしまっているんです。

 

するとね、凄くその自分が嫌いになるんですよ。

 

『こんなの自分じゃない』

『自分ってなんてダメなやつなんだ』

 

っていう感じでね。

 

もう自己否定をしまくるわけです。自分の人生も、人格も、行動もすべてを否定します。そうなるとね、もう自分に対して自信を持つことが出来なくなります。

 

自信がないと人間って行動できませんよね??何かをする際にも『出来るかも』って思えなければ動き出すことは難しいと思います。

 

だから僕引きこもって一番自己否定していた時ってバイトしようと思って

フリーペーパーの求人情報を見るだけで手が震えてたんです。

『こんなの自分に出来っこない。』って。

 

まぁ、そこから紆余曲折あり、少しずつ自信を取り戻していってバイトなども出来るようになるわけなんですが。

 

じゃあ、そうなった原因って何なんだ?って考えたときに

 

『理想主義』に陥っていたのが良くなかったんじゃないかって思ったんです。

 

その当時の僕にとって『社会に出で輝いている自分』というのが理想だったんですが、

その理想が高すぎたんじゃないかと。

 

そのせいで、現実と理想にギャップが生まれてそのギャップに苦しみ、自己否定をするようになってしまった。

 

でも、これが『理想は置いといてまずは自分が出来る事を一歩ずつやろう』って思えたなら、ここまで苦しまなかったんじゃないかなと思うんです。

 

まぁ、理想の自分を捨てて、現実主義に転換するという事ですね。この場合自分が出来そうな小さな目標を達成する事を考えるようにするんです。

 

そうしたら、引きこもった状態に対しても

『ひきこもった今の状態の自分に出来る事をやろう』

『まずは自分の自信を取り戻すことから始めよう』

っていう具合にもっと気楽動けたんじゃないかなと思うわけですね。

 

谷底にいる状態で、山の頂上を目指すのではなく、まずは谷から出ることを考えようと。それが出来たら今度は山のふもとまで行って1合目、2合目‥‥っていう考え方です。

  

それで、ある程度動けてきた時に改めて『理想の自分』というのを考えればいいんじゃないかと思うんです。

 

今、もしかしてニートやひきこもりの方で抜け出したくてもなかなか抜け出せないという人がいるかもしれません。

 

その場合、僕と同じようにもしかすると

『理想の自分』と『今の自分』のギャップの差に苦しんでいる可能性もあります。

 

その場合、『理想の自分』をまずはゴミ箱にぽいっと捨てちゃいましょう。理想を持つことは大切ですが、そのためにあなたが動けないのならばその理想は何の役にも立ちません。

 

その理想があなたを縛る足かせになるなら、そんなものを大事に抱える必要はありません。

 

きれいさっぱり捨てて、

 

まずはあなたが出来ることから始めればいいと思います。

 

あと、僕はバイト経験位しかありませんので、偉そうなことも言えませんがこれってニートやひきこもっている人だけじゃなくて、会社で働いているような人にもこの考えって当てはまるんじゃないかと思います。

 

例えば、会社に入って資料作りを上司に頼まれて毎回訂正させられてなかなかうまくいかない状況。

 

『何で出来ないんだ?と怒られる日々。』

 

本来ならバリバリ働いているはずであっただろう理想の自分とのギャップ『なんて私は駄目なんだろう』って思い、自分を否定するかもしれません。

 

でも、自分を否定する必要は全くありません。それは、単にあなたの資料作りのスキルが足りないか、努力の方向性が間違っているだけです。

 

その時に理想の自分と比べて資料作りでうまくいっていない自分を比較するのではなく、現実的に考えて

 

『資料をきれいにまとめるにはどうすればいいか?』って考えるようにしましょう。

 

別にその上司にやり方を聞いてもいいと思います。

 

間違えても自分自身の人格を否定したりしないようにしましょうね(^^その方が自分を苦しめずに済むと思いますので♪

 

今回も自分への戒めも込めて書かせていただきました。

 

理想を掲げるのは大事ですし、理想を否定するつもりもありません。

ただ、高すぎる理想はあなたを苦しめるだけです。

 

何となく『理想は高く』という風潮があるかもしれませんがそんな声は無視しましょう(笑)

 

あなたを苦しめる『極端な理想主義』に陥らないように気を付けましょうね。

 

それでは次回もよろしくお願いいたします。