図書館で予約してようやく僕の番になったので早速読んでみました。
『本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方』
僕も含めてなかなか本音で生きることが出来ない人が多い中、堀江さんはご本人でもおっしゃっているようにご自身のやりたいことをやり、言いたいことを言えている数少ない人物だと思います。そんな堀江さんの考え方から『本音で生きるため』のヒントを得るための本だと思ってください。
目次
- 序章 なぜ、本音で生きられないのか
- 1章 言い訳をやめる
- 2章 バランスをとるな
- 3章 本音で生きれない理由は「自意識」と「プライド」である
- 4章 すべてを最適化せよ
- 5章 本音で生きるために必要なこと
感想
今回の本はページ数が約190ページ程度とそんなに分厚くもなくあっという間に読めてしまいました。ですが、内容が薄いという事はなく僕のように本音で生きられていないなーと感じるような人間なので堀江さんの言葉はグサグサと刺さりまくりました。どうりで本音で生きれてないわけだ。
今回はこの本の内容から特に僕に突き刺さった堀江さんの考えをいくつかご紹介していきたいと思います。本音で生きれてないとお考えの方にはとても役に立つ言葉ばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
他人の事なんて放っておけ。
堀江さんもアドラー心理学について書かれた「嫌われる勇気」を読んでいて、とても影響を受けているなと感じました。
実際本書の中でも嫌われる勇気の内容について語っています。
「他人の期待を満たすような生き方をやめる」
「自分の課題と他人の課題を分ける」
これなんかまさに嫌われる勇気にも出てきたアドラーの教えなんですよね。
堀江さんもこのアドラー心理学の考え方に賛成されていて、 相手がどう思っているのかばかりを考えて自分の人生がおざなりになるなんて、本当にもったいないとおっしゃっています。
確かにその通り。自分の人生は自分のことをまず考えるべきで、相手がどう考えるかは相手の課題なんです。自分が考えるべき課題ではない。それを突き詰めていくと
「他人の事なんて放っておけ!」
という言葉にたどり着くわけです。
僕らの人生は長いようであっという間です。他人の事ばかり考えて自分の人生が面白くなくなってしまうのなら、そんな事はやめにして自分の人生をよりよくすることを考えましょう。その方がみんな幸せになれるはずです。
議論は平行のままでいい。
しっかり相手と議論したうえでお互いの価値観が異なっている事を認める事はとても大事。
ガッツリお互いの意見を言い合って、それで相手の意見が自分の意見と違うのであるならばそれはそれでしょうがないんです。それは単に「意見が違うだけ」であって、その人の人間性を嫌ったり逆に嫌われることもないはず。
まず、自分の意見をしっかりと持ってしっかりと相手に伝える事。もしそれで仮に嫌われたとしてもそんな事は気にする事はないはずです。それはまさに相手の課題だし、そんなことで嫌われてしまうならその人とは距離を置けばいいだけの話。自分の意見をどんどん出していけるようにしたいものです。
言い訳をやめる
この項目は僕に一番刺さりましたね。僕もついつい言い訳をして行動しないことが多くなってしまっていて、これじゃいかんなーって思っていたところなんです。堀江さんはそんな僕のような人間に対して、『本音』で語ってくれていますね。
まずお金、時間、才能がないというのは言い訳に過ぎないという事をおっしゃっています。僕らはどうしても「お金があれば‥‥。」「時間があれば‥‥‥。」「もっと才能があれば‥‥‥。」と考えがちですよね。そして行動が起こせなくなってしまう。
でも、それは言い訳に過ぎないんだよと堀江さんは言い切ってます。確かにお金があろうが時間があろうが、才能があろうがやらない人はアレコレ言い訳を作って行動に移そうとしません。僕もその傾向がありますし反省するところです。
たとえ自分にはあまりいい条件がそろっていないとしてもやり方次第でなんとかなったりもします。たとえばお金であれば今ならネット経由でクラウドファンディングでお金を集めることもできるし、BASEを使ったり、LINEスタンプなんかを売ってもいいかもしれません。
カンパだけで世界旅行をしちゃうような人もいるぐらいですからね。やろうと思えば何でもできると思えば、アスリートとかアーティストみたいなよっぽどの才能がなければ難しいというもの以外はできちゃうのかもしれません。確かにネットの普及で僕らも行動はしやすくなってますよね。
できない理由は考えない
これも、今の僕にとってズシーンとくる言葉です。どうしても言い訳じみたことから入ってしまうのが僕の悪い所。出来ない理由を考えて行動しなくて自己嫌悪に陥ってしまうというの負のループというのがよくあるパターンなんです。
そもそもやってみたことがないのに理由なんて思いつくはずもないですからね。机上の空論を考えすぎてしまって怯えてしまって行動できないなんて人は僕だけじゃないのかもしれません。
やってみないと自信はつかない
小さな成功体験を積み上げていく。比べるべきは過去の自分。これは堀江さんの著書「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」の考え方そのものだと思いいます。
自信がないからこそ、やらないのではなくてまずはどんな小さいことでもいいから成功体験を積んでいきましょう。そして、そこで重要なのは他の人と比べる事ではありません。僕もそうですが、「あの人はあんなに出来ているのに‥‥‥。」という風に他人と比べることに意味はありません。
そりゃ、その人の方が先にスタートしていればその人の方が出来るに決まっているし、その人の方が先にコツをつかんでいるのならできるに決まっているんです。
そんな他人と比べても意味がないです。スタート地点も違えば能力も違うんですから比べようがない。大事なのは「過去の自分と比べる事」です。過去の自分と比べて少しでも進歩していればそれでOK。そこに他人の介入は一切ありません。
昨日の自分よりもちょっとでも成長していればいいわけですからね。ハードルもグッと下がりますし、その積み重ねがやがて大きな飛躍へとつながっていくのだと思います。
ゼロイチ思考の枠を外せ
これは完璧主義ともつながるかもしれませんね。物事を極端に考えてしまうと良くありません。
僕なんかも大学卒業して就職できずに引きこもった時は「これで人生がおしまいだ。」
というまさに極端なゼロイチ思考に陥って苦しんでしまいましたが、本当はそうではないはずです。
別に就職しなくても生きていけるし、生きる方法は色々ある。「こうでなければならない」と考えれば考えるほど苦しくなります。僕も苦しかったなぁ。大学卒業したら就職しなきゃならないっていう考えに捉えられていた時は。
でも、今はそうとは限らないじゃん。色々な生き方している人がいるじゃんという考えになっていますからね。以前と比べればゼロイチ思考、もしくは完璧主義ではないのかもしれません。
みんなプライドが高すぎる
自分に注目している人なんて、そうはいない。多くの人は自分以外のことに関心がない。誰も自分のことに気を留めていないのだから気にしなくていい。堀江さんはこんな事をおっしゃっています。
僕も結構周りの事を気にしてしまう方なんですが、確かに人って自分のことあんまり見てないんですよね。基本はやっぱ自分のことを中心で考えるわけです。
それなのに、周りの目とか世間体みたいなものを気にしてしまって行動できない人が多いんです。僕も半分ひきこもりのようなときはまさにこうでしたね。世間体みたいなものを気にしてますます家に閉じこもるようになりましたから。
でも、実際は世間なんてものは僕の事どうでもよかったんです。気にしすぎて自分自身を苦しめる必要なんて全くなかったなーなんて今では思いますね。ほんと当時の僕のように他人とか世間を気にしすぎて動けない人がいたら、ほんとに人って気にしてないから大丈夫よって言ってあげたいですね。全然大丈夫ですからね♪
ノリのよさでチャンスを掴む
自分が面白そうだと感じたら飛びつくこと。飛びついた結果がどうなるかは分からないが色々な経験が出来るようになる。
「小利口」になって考えすぎて動けないぐらいならノリで動いてしまった方がいいという堀江さんの考え方。
本書では一つ面白い例を挙げています。それはお笑い芸人猫ひろしさんにアドバイスをした話です。
2009年ごろ、猫さんは一時期ブレークしたもののその後鳴かず飛ばずで悩んでいたとのこと。その時堀江さんは本当に困っている猫さんの相談に乗ってあげたそうです。
猫さんの特技を聞いたところ、走ることが特技だという答えが。いまくいけば2時間半は切れるレベルまで行けそうなんだけど、日本のマラソン選手の中で代表になるのは難しい。そんな時仕事の関係でカンボジアの政府関係者とコネがあった、堀江さんはこう告げたそうです。
「猫さん、カンボジア人になればマラソンの代表選手になれるよ」
皆さんなら、こんなアドバイスをもらったらどう答えるでしょうか??躊躇しちゃいそうですよね。「国を変えるなんて‥‥‥。」と考えてしまいそうですが、猫さんは違うんです。
「ああ、それいいすね。ヤバいすね!」
そして、ご存知の方もいるように猫さんはカンボジア人になってオリンピックの代表選手に選ばれるまでになりました。ただ国際競技会での代表経験がないということで残念ながらロンドンオリンピックに出ることは出来なかったのですが。
それでも、猫さんは注目を集めましたよね。マラソン代表を目指す芸人なんて彼ぐらいのものですし、今まで日本にいる多くの芸人の中の一人だったのに唯一無二の存在になれたというわけです。まさにノリの良さが功を奏したんですね。猫さんにはぜひリオに出てほしいなぁなんて思います。
僕もブログやるようになってからだいぶノリは良くなったと思いますが、まだまだフットワークが軽い方だとは言えません。猫さんレベルとまではいきませんが、直感的に「やりたい」と感じたことはやろうと思っています。展覧会にでかけたりとか手相占いやってみたのも以前のノリが悪い僕だったらおそらくやらなかったはずです。
もちろん、自分が楽しそうとかやりたいと思えるようなものでなければやる必要ないのかもしれませんが、ノリよくすることで色々な体験が出来るのは間違いないですからね。
「あー。あれ面白そう。やってみたい。」
と思ったらその直感に従ってやってみましょう。きっと色々な気づきを得ることが出来るはずです。ブログを始めることだってノリでも出来ちゃいますからね。そういう小さいことからスタートするのもいいのかもしれません。
まだ本書の半分程度しかご紹介で来ていないのですがちょっと長くなってしまったので、今回はここまでにしておきます。
次回は後半部分についても書いていきますので、良かったら読んでみて下さい。
それでは今回はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします♪