オバログ

日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

どんどん人が淘汰されていく時代に評価されるための方法とは?

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この前、家から少し離れた総合スーパーに久々にいってきました。というのもこのスーパーはどうやらあと少しで閉店してしまうみたいで、現在閉店セールをやっているとのこと。

 

僕はそのセールにあんまり興味がなかったのですが、なぜか僕の姉がセールに食い付いていたので一緒に行くことに。

 

スーパーは僕の家から車で10分程度のところにあります。この日は休日だったということもあるし閉店セールも開かれていたのでそれなりに人は来ているようでした。まぁ、閉店セールでも人こなかったらどーすんだ?って話なんですけどね。

 

ただ、久々にそのスーパーに行って思ったんだけど、

 

「このスーパーって何が売りなのか全然わからんな‥‥‥。」

 

って感想を抱いたんです。いちおう服屋があったり、本屋があったり雑貨屋があったりとかするんだけど、誰をターゲットにしててどんなジャンルに力を入れててっていうのがすんげぇぼんやりしてるように感じたんですね。

 

そりゃ、このスーパー人こないだろうしつぶれるよなぁって思いました。だって食品買いたいならもっと食品に特化した店に行くし、衣料ならユニクロいったり、もしくはどでかいショッピングモールのようなとこで、色々なブランドの服や見れた方が楽しいもん。

 

そうなると、服買おうと思った時も、食料品買おうと思った時も、雑貨買おうと思った時も何をするにもこのスーパーが頭の中に浮かばないんですよね。今回たまたま閉店セールで姉が食い付かなければきっと僕はこのスーパーが閉店することを知ることもなかったでしょう。

 

人も売りがないと淘汰されるんじゃないか?

このスーパーの中途半端さ、閉店の憂き目にあった現状を見てふと思ったんですよね。

 

「人もこの店とおんなじで中途半端だと淘汰されちゃうんじゃないか?」 って。

 

多分僕らって学校の中で平均してある程度点数とれるようにって教育されてると思います。以前読んだ堀江さんの本にもそんなこと書いてあったけど、要は平均的にある程度できる人っていうのは雇う側からすると「使い勝手のいい」人なわけです。

reon5653desu.hatenablog.com

 

でも今の時代って機械の発達とかそれこそAIが進化して、やり方決まってる仕事とか、パターンが決まってる仕事っていうのは機械の方が得意になっちゃってます。すると実社会では平均そこそこの人間ってそんなに評価されにくくなってきてるんですよね。今までは平均そこそこできて、あとは黙々仕事しててくれればいいって感じだったんですが、これからはそうもいきません。

 

「営業も事務も経理も人事も平均そこそこやれます。」って人と「事務も経理も人事もあんまりだけど営業だけはどこいってもナンバーワンです。」って人がいたらどっちとりたいでしょうか?おそらく後者の人だと思うんですよね。たぶん前者の人って余っててたくさんいるだろうからいまさら採用することもない。それどころか機械化がさらに進めばそういう平均的にそこそこって人の仕事は機械に置き換えられてしまう。

 

もちろん中には学校の成績でいえばオール5ですべてできますって人もいるとは思うし、そこに行ける人は一番理想的ですよね。国数社理英音美体ぜーんぶできちゃうみたいな超ハイスペックな人っていうのも中にはいるわけですよ。

 

ただそれは例外中の例外なわけでやっぱりみんな得意不得意があります。だったら不得意なことに時間かけて何とか平均に近づけたところで評価はされにくいわけです。だったら自分の得意なことを伸ばして「君はこの分野が得意なんだね。」って認識してもらった方が何もかも中途半端になっちゃうよりは活躍できるはずです。

 

わかりやすい分野で圧倒的な実績を出す、もしくは人がいかない分野で実績を出すことを考えよう

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これは以前読んだ(文庫)カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話 (サンマーク文庫)で書かれてたんだけど、(もしかしたら同じシリーズの違うタイトルのやつかもしれません(^^;)人から評価されるには何かの分野で実績を積み上げる必要があります。

 

まずわかりやすい分野で圧倒的な実績をあげるという例をあげれば、勤めている大企業で営業成績NO1といった具合になります。ただし、その場合会社の規模によっては相当数のライバルとの争いを制しなければなりません。同期にも先輩、後輩にもそれぞれ優秀な人たちはいるわけですからね。

 

それをさらにハイレベルにしたのが例えばスポーツの分野。野球に詳しくない人でもイチロー選手は知っているでしょう。彼は野球界においておそらく知名度も実績も日本人でトップに位置する存在だと思います。

 

つまり、彼のような地位にまでたどり着くというのが野球において圧倒的に積み上げた状態になるわけです。ただお分かりかと思いますが野球は人気がある種目で自然と競争する人というのは多くなります。そのため上に上がるにはとてつもなく激しい競争を勝ち抜かなければなりません。そうでなければ野球のような人気があるわかりやすい分野でナンバーワンにはなることはできないですよね。

 

「そんなの自分には無理だ‥‥‥。」

 

そう思う方もいるかもしれない。っていうか僕も含めて多くの人はそんな超ハードモードは難しいと思うだろうし、多分無理です。みんながみんなイチローになれるわけではないし、大企業などでナンバーワンになれるわけでもないでしょう。

 

でも大丈夫。他にもやりようはあります。それは「人がいかない分野で実績を積み上げる。」ということです。

 

例えば、僕のブログでたびたび紹介するアイスマン福留という人がいます。

reon5653desu.hatenablog.com

 

アイスマンはコンビニアイス評論家として活動していて、アイスが食べたくなる暑い季節にはチョイチョイテレビや雑誌などでアイスについて語ったりしています。

 

この「コンビニアイス評論家」という分野ははたして競争が激しい分野でしょうか?少なくともどこかの大企業で営業成績ナンバーワンをとったり、野球で頂点を目指すよりは参入してくる人も少ないですし、競争も激しくないはずです。

 

実際このアイスマンも元々は普通のアイス好きでそんなに知識を持っていたわけではなかったそうです。ただそこから「コンビニアイスを極める」ということでアイスを食べまくり、アイスについて勉強しまくったことでコンビニアイス評論家としての地位を固めたというわけです。

 

アイス評論家は野球に比べればはるかに競争する人も少ないし、激しい競争があるわけではありません。まぁ、そのかわり野球のようにナンバーワンになっても大きく稼ぐことは難しいかもしれない。ただアイスマンは好きなアイスを仕事にしていて楽しい生活を送っているようなので、それはそれでいいじゃんって思うわけです。

 

つまり、このように人があまり狙わないような分野でナンバーワンをとることでジャンルとしてはニッチかもしれないけど、「あのジャンルにおいてはあの人だよね。」といういわば自分にとっての売りが持てるようになるというわけです。そうすれば淘汰されることなく生き残っていけるはずです。

 

ただ、こっちもちょっと大変なところはあります。というのも人がいかない分野に行くというのはちょっと不安があるわけですよね。みんなが左向いて歩いている時に自分だけ右を向いて歩いていくようなものですから。

 

ほらっ、人ってどうしても「みんなと一緒に」の方が安心するじゃないですか?そこをあえて逆にいくってことをやらなければいけない。そこがちょっとしんどいって思う人もいるかもしれません。

 

信用の三角形をつくる。

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これからはAIをはじめテクノロジーの発達が著しくますます変化の激しい時代になります。イチローのように一つの分野で圧倒的な実績を出していれば別かもしれませんが、そうでない場合もしかすると一つの分野だけで実績を出していても心もとないかもしれません。

 

また人気の分野でもニッチな分野でもみんながみんなナンバーワンになれるわけではないですよね。アイス評論家だってすでにアイスマンがいるし、自分が得意な分野や好きな分野でもすでに圧倒的な実績を出している第一人者がいるかもしれないからです。

 

そんな時にどうすりゃいいの?ってことで参考になるのが、東京都初の民間人校長をつとめた藤原和博さんがおっしゃっていた「信用の三角形を作る」という考え方です。

 

これはまず「営業、マーケティング、プログラミング」といった各分野で100人に1人の人材になることを目指します。その3つのキャリアを掛け算しちゃう。つまり

 

[100人に1人]×[100人に1人]×[100人に1人]=100万人に1人の人材になっちゃいましょう

 

という風に考えるわけです。この100万人に1人っていうのは藤原さん曰く大体オリンピックのメダリスト級の存在なので、そこまでいけば食いぱぐれることはないし評価される人になれるよね?という理論です。

 

ちなみに「100人に1人になるにはどーしたらいいの?」って思う人もいるかもしれません。これも藤原さんの書籍の中で語られています。ざっくりいうと「大体一つの分野に1万時間かければ100人に1人の人材になれる」そうです。

 

これは年数になおすと大体10年ぐらい。(5年とかにも短縮は可能)つまりまずは1つの分野で10年ぐらいかけて100人に1人の存在になり、次の10年でさらにほかの分野で100人に1人になる。さらに次の10年で100人に1人の存在となり、それらをかけて100万人に1人という希少な存在になるということです

 

それだって大変と言えば大変ですが、「オリンピックである1つの種目のメダリストになる」ということに比べればまだいけそうな気もするし、ハードルは高くないような気もします。

 

ただしここで1個、注意点があります。それは「信用の三角形の3つ目のジャンルは今までとはちょっと違うジャンルのものをやってみる」ということです。

 

例えば営業10年、マーケティング10年と積み上げてきた人がいましょう。その人が仮に次にマネジメントで10年とした場合ジャンルとしてやや似たようなものとなってしまいます。なんとなく「そうなるよね。」と想像がつくし、おそらくですが同じような信用の三角形を作る人はそれなりにいるはずです。すると希少な存在ではなくなってしまう可能性があります。

 

藤原さんでいえばそれまでリクルートで2つの分野に関わり、そこから東京都初の民間人の校長という別分野に踏み出すことで、信用の三角形を大きく広げることに成功したんですね。そうやって希少な存在になることができたんです。

 

例えばですが、あなたが営業とマーケティングでそれぞれ10年費やしてきたなら、次は作家をやってみるとかね。そしたら営業もできてマーケティングもできる作家ということで希少な存在になれるかもしれない。まぁ、これはあくまで一例ですが。

 

この辺のことがより詳しく知りたい方は藤原さんの考えを知りたいという方は藤原さんの本を読んでもらうとより理解が深まる方と思います。

 

 

まとめ

そんなわけでやや長くなりましたが、今回は「淘汰されていく時代に評価されるための方法」についてお伝えしてみました。ざっくりまとめるとこんな感じです。

 

  • 人も売りがないと淘汰されちゃうかもね
  • 平均を目指すよりも得意なことを伸ばそう
  • 評価されるには、競争の激しい分野で圧倒的な実績を出すか、ニッチな分野で実績を出す
  • 信用の三角形を作り100万人に1人の人材になる
  • 希少な存在になろう

 

まぁこれだけが正解ではないと思いますが、参考にしてもらえればなぁなんて思ってます。なお偉そうなことを言っている僕ですが、まだ何の分野でも100人に1人にすらなれていないので、まずはそこを目指さなきゃなーなんて思っております。

 

それでは今回はこの辺で。

最後までご覧いただきありがとうございました。

次回もよろしくお願いいたします。