「根拠のない自信も大事だよね!!」
時々そんな言葉を耳にすることがある。
自信。確かに自信は大事だ。
自信がなければ自分の言動を堂々と実行する事は難しいだろうし、何かにチャレンジするのも難しいだろう。
自信がある人間というのはエネルギーにあふれている気がするし、魅力的だと感じる人間も多いはずだ。自信がなさげな人間よりも自信ありげな人間の方について行きたいと思う人も多いはずだ。
ただ、僕の中で一つ引っかかっている点がある。それは‥‥‥
「根拠のない自信なんてありうるのだろうか??」
ということ。
根拠とは簡単に言えば理由の事だ。つまり根拠がないという事は、自分が持っている自信に理由がないということになる。理由もなく自信がつくのか??果たしてそんなことがありうるのか??なんてことをふと考えた。
いやっ、根拠のある自信ならわかる。例えばサッカー選手が幼いころから明らかに周囲よりも優れたプレイヤーであってドリブルもパスもシュートも一級品。チームも全国大会に出場したり、ユースの代表に選ばれたとする。
この場合こういった実績のない人間に比べて自信を持ってもいいと考えられるだろう。端から見てもそうだし、自分もプロになれるのではないかと思ってもおかしくないはずだ。
こういう選手がプロになった後に
「僕は昔からサッカー選手になる自信がありました!!」
といえば、そりゃそうだよねとなる。そう思って当然の結果を残し実績を積み重ねてきているからだ。
他にも同じようにサッカー選手になりたいと思っている人がいるとする。
その人には根拠のない自信があるとする。根拠がないという事は理由がないという事。
つまり極端に言えば、「サッカーをしたことがないけどサッカー選手になれる!」
ということだ。これこそまさに全く根拠のない自信であると言えよう。
だが、現実的に考えてサッカーを一度もやったことがない人間がサッカー選手になれるという根拠のない自信を持つことは考えにくい。少なくとも周りから見ればその自信というのはどこから来るのだろうか??と疑問に思うはずだ。
根拠は自分の中にあればよい
考えてみると根拠があるかないかっていうのは客観的に見た場合、他者から見た場合のことだといえるのかもしれない。
先ほどの例で言えば、全国大会にレギュラーとして出場したり、ユースの代表に選ばれたりしていれば、
「あー、あの人は凄くサッカーもうまいし、成績も残してるから自信があるのもわかるよね。」
まさに『客観的に見て根拠のある自信』である。
でも本来自信なんてものは客観的に見て納得できる理由がなくても持ってもいいのかもしれない。そもそも自信なんていうものは人に与えられるものでもないはずだ。
『自分は出来る』
という自分の中の自信。
つまり
根拠のない自信=自分の中で根拠のある自信
と捉えればいいのではないだろうか??
まぁ、自分の中で根拠がある自信というのもボーっとしているだけでは持つことが出来ないはずだ。客観的に見たらわかりにくい理由だったり、『え?そんな程度の理由で自信を持てるの?』っていうレベルでもいいので、成功体験を積むことだったりうまくいったという経験を積むことが大切になってくるはずだ。
わかりにくい理由だとしてもそれが本人にとって
『俺って出来るじゃん!!』
っていう小さな成功体験の積み重ねであればそれでいいし、他人から見てそれが大した事でなくても問題ない。
大事なのはあくまで
『本人にとって根拠があるかどうか』
なんだろうなと最近成功者の本や、インタビューなんかを見ていて思った。
とまぁ、暇な僕はこんな事を考えていたのだがそんなことを言いつつも僕自身なかなか
『根拠のない自信』
を持つことが出来ないという矛盾の中にいる。
基本的に自信が持ちにくいし、新たな世界へ飛び込む時には極度に不安になり、なかなか一歩を踏み出すことが出来ない。
僕自身今後の課題は
『根拠のない自信』
を持つことなんだろう。
その為にちょっとずつできることなり興味がある事なりを積み重ねていくしかない。ああ、根拠のない自信がほしい‥‥‥
それでは今回はこの辺で。
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