世の中には色々な人がいますよね?学校、職場、サークルなどなど色々な人と付き合う場面があると思います。
皆がみんなあなたの事を理解し、善意で行動し、周りに気を使える人なら文句はないはずなんですが、残念ながらそんないい人ばかりではないんですよね。まぁ、僕も人の子とは言えないけども(^^;
中にはズカズカと土足であなたの心に踏み込んでくるような人や、迷惑を迷惑だとも思っていない人、自分は正しい、悪いのはお前だ!と言わんばかりに自分の意見を押し通してくる人がいたりして対応するのがなかなかしんどかったりもするんですよ。
僕自身もやっぱり苦手な人っているし、今まで接してきた人の中には「なんだこの人!?」って思ってしまうような人もいました。そういう人にイライラしてしまったりすることもありましたし、繊細な人なら傷ついてしまうこともあるでしょう。
まぁ、人によってそういう人への対処法ってあると思うんですが、どうせならそういう人への対処法なんかを学べる本なんてないかなーって思ってたんですよね。なるべく平静を保ちたいのでね。そしたらちょっと面白そうな本を発見しまして、役に立ちそうだなと思ったので今回はその本の内容をシェアしていきたいと思います。
目次
- 1章 他人を傷つけている事に「気づかない」人たち
- 2章 なぜ「やっかいな人」がここまで急増しているのか
- 3章 自分をしっかり守り通す「7つの盾」
- 4章 スルリと回避し、さりげなく撃退する方法
- 5章 穏やかで居心地のいい関係に包まれる幸せ
筆者の片田さんは精神科医として多くの患者さんと接する中で、職場などでやっかいな相手の言葉などで傷ついた人が多くいることに着目し、「そういう人から身を守るにはどうすればいいのか」というところからこの本を書かれたそうです。
ここからは本書の中で僕がいいなと思ったことや役に立つなと思ったことを中心にシェアしていきたいと思います。
他人を傷つける人は二種類
- 「明確な悪意を持って、意図的に相手を攻撃する人」
- 「悪意がなさそうに見えるのに、結果的に他人を傷つけている人」
本書では後者の人達に対する対処法を紹介しています。
後者の人は筆者いわく、
総じて゛鈍感゛な人であり、、自分の何気ない発言や行動が、相手にとって「攻撃」になっていることに気づかないのである
まぁ、こういう人は結構いますよね。どこの世界にも。
サラーっと毒を吐いていくんだけど本人は毒を吐いている自覚すらなくて、その毒を喰らった人が傷ついてしまうみたいなね。じわじわとダメージが蓄積されてその人といるとストレスになっちゃう。はたから見てると「ええ?そんなこと言っちゃうの?」みたいな人ですね。ほんと本人は悪気が一切ないからそこがやっかいな所。
こういう人って本人は周りとうまくやれていると思っていても、実は部下とか自分の周りの人間からは疎まれていて陰口叩かれちゃったりするタイプ。うーん、僕も胸を張って堂々と人を傷つけていないとは言えないんですが、それでも傷つけないように気は使っているつもりではあります。
でも、知らぬ間に自分が「相手を傷つけてしまっている側」になってしまっている可能性もあるわけですからね。対処法を知るとともに、「自分がそういう人間になってしまっていないか?」っていうのを確認するために本書を使うのもいいんじゃないかなんて思っています。
やっかいな人にはタイプがある
ここでは、やっかいな人のタイプを7つに分けてそれぞれ説明しています。
- 「想像力ゼロ」タイプ
- 「ルーズ」タイプ
- 「土足で失礼」タイプ
- 「自己中」タイプ
- 「不安を隠せない」タイプ
- 「感情ダダ漏れ」タイプ
- 「恥知らず」タイプ
一つずつ簡単に説明していきますね。
1、「想像力ゼロ」タイプ
これはまさに言葉通り。
「それ、言う」と相手を驚かせるような、デリカシーのない言葉を平気でぶつけてくる人のことです。たとえば僕のような非モテ非リア充男に、「君ってほんとモテないよねー」とスケズケというタイプの人ですね。
まぁ、僕も「ハハ、ほんとそうなんですよー。どうしたらいいですかね??」と持ち前の天使のほほえみで受け流せるのですが、あんまりしつこいと内心では「しつこいな。あんたもそこまでモテんだろう」と突っ込みたくなりますね。
まぁ、モテるとかそんなレベルならいいんですが、もっと本人がコンプレックスに思ってることを言っちゃうとかね。たとえば背が低いのを気にしているのに、「お前、チビやなー」って言っちゃうとか。そういう人が想像力がないタイプだと思いますね。
2、「ルーズ」タイプ
この人は時間に関しても、物についても、とにかくルーズな人の事ですね。具体的にいうと、しょっちゅう遅刻をしてしまったりとか、人のものを勝手に借りたりしちゃうとかね。
まぁ、僕なんかは想像力ないタイプに比べればだいぶマシなんじゃないかと思うんですが、遅刻も何時間も遅刻するとかになっちゃうとか、頻繁すぎる遅刻なんかの場合は「この人やっかいな人だなー。」なんてなっちゃうかもしれません。
まぁ、僕なんかゆるいタイプの人間なのでこのタイプの人がいてもあんまり気にはならないんですがね。まぁ、でも凄くきっちりしたい人とからすると嫌なんだろうなとは思います。
3、「土足で失礼」タイプ
他人との距離が近いタイプの人ですね。僕このタイプの人凄い苦手なんだよなー。初対面でいきなりタメ語で話しかけてきたりとかする人ね。
いやっ、タメ語できてもある程度気を使ってくれているならいいんですが、まれにメチャメチャ飛び込んでくる人いるじゃないですか??もう幕ノ内一歩並のインファイターな人が。近づきすぎ!!みたいな人ね。そういう人も場合によっては嫌がられるんだろうなーなんて思いますよね。僕はちょいと苦手です。
4、「自己中」タイプ
このタイプの人は、自己愛が強く、それを隠すことが出来ない人です。やっかいなのは「自分が思う通り」に物事が進まないと気が済まないっていう事ですね。
誰かの意見に対してそれがいい考えだとしても素直に従うことが出来ないタイプ。
「私としては」とすぐに反対しちゃう人ですね。もしかしたらあなたの周りにもいるかもしれません。
5、「不安を隠せない」タイプ
自身のなさや不安から、周囲に毒をばらまいちゃう人です。自分の価値観や経験談を披露し、上から目線で押し付けてくることが多いとのこと。不安がゆえに聞かれてもない事をペラペラと喋っちゃうんですね。
僕も不安を抱えるタイプなのでここは注意しなきゃと思います。不安がゆえに自分の価値観とか考えを守ろうと考え、主張しているんですね。
やっかいなのは異なる考え方や生き方を徹底的に否定してくるということです。うーん、なんか息苦しいな。僕は基本的に色々な価値観とか生き方があっていいと思っているタイプなので、この考え方の人とは合わない気がしますね。
「いいじゃん、色々な生き方があって」
でも、このタイプの人はきっと「許せん!!」とか「いやっ、間違ってる!!」って思っちゃうんだろうなー。付き合うのはしんどいタイプかもしれませんね。
6、「感情だだ漏れ」タイプ
基本的のこのタイプの人は自分の感情を隠そうとはしません。むかついたら怒りをまき散らすし、機嫌がいい時はちょいと不気味な位機嫌が良かったりします。
感情を出すのも悪いことじゃないと思うんですよね。あんまり自分の中に押し込め過ぎちゃうのも良くはない気がします。でも、だだ漏れはねやっぱきついですよね。本人はいいかもしれないけど、周りからするともうこれでもかという位振り回されちゃいますから。
7、「恥知らず」タイプ
このタイプは「恥ずかしい」という感覚がない人です。親切にしてもらうのが当然で、人から何かをもらったりとかかしてもらったりすることに対して躊躇がありません。
まぁ、相手の方の善意ならいいんですよ。それは別に恥知らずではないと思うんですが、本人が「あれ、ちょうだい」とか「これ貸して」なんていってしかも全然返さなかったりとかするとこれはもうちょっと「恥知らずかもなー」って疑った方がいいかもしれません。
いかがでしょうか?あなたの周りにいる人の中で上記のようなタイプの人はいるでしょうか?もしいるとしたら、その人と接する事であなたは知らず知らずのうちにダメージを受けてしまっているのかもしれません。
自分をしっかり守り通す「七つの盾」
さて、ここからが肝の部分である、「そういう人達への対処法」です。ここでは本書に紹介されている具体的なテクニックをご紹介していきます。全部をご紹介すると長くなってしまうので1つだけご紹介しておこうと思います。
クッション言葉を置く
相手との関係性にもよるんですが、職場とか友人やご近所さんなんかの場合、「あんまり強く当たれない」っていうのがあると思うんですよね。それで人間関係がこじれちゃうとまた違うストレスになるわけですし。
そんな時には、クッション言葉を使うとよいと本書には書かれています。
クッション言葉の一つとして感謝で毒抜きをするというのがあるんですが、この場合は
例として「いつもありがとうございます。でも‥‥‥(要望を伝える)」という風に使います。
先に感謝を入れておくことで、相手に対しての要望だとかお願いを聞き入れてもらいやすくなるという事ですね。これだと角が立たず相手からしても感謝されているのだから悪い気分になることはほとんどないでしょう。
心では思っていなくても表面上は感謝を装うというのは一つありかもしれません。特に近しい関係の人にお願いをする場合には有効なので使ってみるといいと思います。
まとめ
このように、本書では自分を無意識に傷つけようとする人に対して「どのように対処すればいいのか」という方法を具体的に説明してくれています。
今回はご紹介できませんでしたが、他にも使えそうなテクニックが沢山あるので、周りに「無意識に人を傷つけるやっかいな人」がいる場合、ぜひ本書を活用してご自身を守るためのテクニックを身につけてみてください♪
それでは今回はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします♪