オバログ

日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

感動した!!勇気の出ない人はアドラーの嫌われる勇気を読むといいですよ。

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最近ますます朝の寒さがこたえる季節になってきましたね。両親ともに雪国出身なのですが、寒さに滅法弱い僕。やはり環境というものが人に与える影響というものは大きいものだなーという事をひしひしと感じております。

さて、今回もそんな寒がりの僕が家に閉じこもって読んだ書籍の中から1冊ご紹介してみたいと思います。それがこちら!

 

 タイトルからして刺激的ですが、まずは簡単な内容紹介から。

 

本の内容

 本書は、フロイト、ユングと並び『心理学の三大巨頭』と呼ばれた、アルフレッド・アドラーの思想を凝縮した一冊です。この本では人生に迷える青年が、アドラー心理学に精通する哲学者と議論をしながら『どうすれば幸せになることが出来るのか』という事に気づいていくという対話形式の内容となっています。

 

僕はこの『対話形式』というのが非常に読みやすくて好きでしたね。青年の疑問に哲学者が一つ一つ丁寧に答えていく。ここに登場する青年の疑問や悩みというものは誰しもが少なからず抱くものだと思います。そういった『自分自身が抱く疑問が本書を通じて解決されていく』そんな感覚に陥りましたね。

 

青年が哲学者の元を訪ねてくる一夜ごとに、一つのテーマを学ぶという形式をとっているために目次は第一夜とか第二夜という形になっています。さらに、各テーマごとに細かい項目があります。

感想

本書では『人生を幸福に生きるため』のアドラーの教えが分かりやすい形で紹介されています。心理学や自己啓発系の書籍というのは『難解な言葉が使われていて分かりにくい!!』というのが一つのネックとなりますが、本書に関していえばそのわかりにくさというのはかなり解消されているように感じました。

 

これは冒頭でも紹介したように、本書が青年と哲学者との『対話形式』という手法を取ったのが大きかったのだと思います。そうすることで、青年の疑問→哲学者が答えるという一種の『ℚ&A方式』のような形になりました。もちろん、対話の中でその答えに対する説明も哲学者が分かりやすく答えてくれています。

 

言いたい事、伝えたい事が分かりやすく説明されているというのが本書の大きな特徴だと言えますね。

 

具体的な内容についてはぜひ本書を読んでいただければと思いますが、僕が特に印象的だったのはアドラーが

 

『人間の悩みは、全て対人関係の悩みである』と断言していることです。

 

 

この文言を見た時、「いやいや、そんなはずないでしょう。」と正直思いました。悩みというものはそんな単純なものではないはず。もっと複雑で、自分自身の内面的なものであり、そんな簡単に断言出来るはずがないじゃないかと。そんな風に思う方もいるはずです。実際僕もそうでしたからね。

 

ただ、読み進めていくうちに、「あれ?もしかしたらそうなのかも‥‥‥」と思わざるをえませんでした。実際自分が抱えている悩みや、その他の人が抱える悩みというものを考えてみた時に、『対人関係による悩み』というものがほとんどなのではないか?

 

つまり、他の人の存在があって初めて生まれてくる悩み。それが僕らの抱えている悩みなのではないかと思うようになったのです。

 

「じゃあ、その悩みをどうやって解決したらいいの??」

 

と考える方もいるでしょう。そこが一番知りたいところであり、重要な所でもあると思います。ただその辺りは僕が言うよりも、本書を見ていただきたいです。

 

というのも、本書を読み青年が実際に悩みや疑問を解消していく流れを追っていくことで、

 

『あなた自身が抱く悩みや疑問が解消される』

 

という形になるからです。

 

僕が単に「こうすれば解決するよ」とお伝えするよりも、実際に読んでもらった方が何百倍も頭に入りますし、共感することが出来るはずです。

 

そして、本書を読み終えた後にあなたは本書のタイトルである『嫌われる勇気』というのはどういう事なのか??に気づくことが出来ます。

 

さらに最も重要である『どうすれば幸せに生きることが出来るのか』という事に気づくこともできるはずです。

 

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初めは本書の内容に違和感を感じる部分もあるかもしれません。本書に登場する迷える青年のような疑問を抱くこともあるでしょう。僕自身もそうでしたからね。でも違和感を感じたとしても、「うーん、ちょっとな」と思ったとしても最後までぜひ読んでもらいたい。そして本書で得た気づきや学びをぜひ活かしてもらいたい。そうすればきっとあなたの幸せに近づける。僕はそう信じております。

 

自分への戒めも込めて。

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

それではまた!