久々に図書館に行った。
いつもの通り自転車に乗っていった。
12月に入り、気温が下がり、なんだか空気がひんやりしているように感じる。
僕の苦手な冬がもうすぐそこまでやってこようとしている。冬はどうしても活動的になれない。出来ればぬくぬくしたところでゆったりとしていたいのが本音。アイラブインドア。アイラブコタツ。相変わらず社会不適合な考え方だと思うがこればかりはしょうがない。うまく自分の価値観と社会をすり合わせていかなければならない。うーん、めんどくさい(笑)
図書館で10冊ほど本を借りた。予約していた本とその場で見つけた面白そうな本。タイトル、表紙、作者などなど、僕が惹かれる点は様々だが、当然当たりはずれもある。
読んだ瞬間、「読みづら!!」となって閉じてしまったり、期待していた内容と違ったり。
でも、そこが本と出会う楽しさでもある。自分が思いもしなかった本が自分に気づきを与えてくれたり、心をいやしてくれる。ドキッとする事もあれば、全然共感できないような本もある。
特に全然期待していなかった本が、期待以上だったりするとかなり嬉しい。かなり得した気分になる。そうか、期待値を下げればいいんだ。
本だけじゃなくて、何に対しても期待値を下げる。
期待値を下げる事で、その期待を上回る可能性が高い。人でも仕事でも何かの作品を見るにしても何でもそうだ。
そうしたら得した気分になるし、嬉しい。今まで自分の人生に何かを期待しすぎたのかもしれない。「自分は何者かになれるかも」なんて根拠もない事を考えていたような気がする。それがいけなかった。
期待しすぎたから、大体が自分の期待を下回ってしまった。結果はそんなに悪くなかったかもしれないが、自分の期待を下回った以上あまり嬉しくはない。むしろ少しがっかりする。そんな事を繰り返していたような気がする。
とまぁ、こんな事を考えながら図書館を後にし、途中のコンビニによった。
少し新刊の立ち読みをする。最近ニュースかなんか恐ろしい話を耳にした。あるコンビニの店員さんが僕みたいな暇人さんが立ち読みをしていると、その様子を写メで撮影し、『貧乏人は来るな』みたいな感じで顔出しの写メをSNSにさらすというものだ。
そのニュースが頭にちらついたので、雑誌を読みながらさりげなくレジの方をチラ見してみた。良かった。とりあえず盗撮はされていないようだ。別に悪事を働いているわけではないが、じっくり立ち読みをしている姿をさらされるのってなんか恥ずかしい。
まぁ、何も買わないのはなんとなく悪いのでジュース位は買うが、立ち読みってそんなにイライラするんだろうか。
その後雑誌を2冊位パラパラと立ち読みして、ジュースがたくさん入った冷蔵庫からお茶を取り出す。最近めったに甘い系の物は買わない。自称健康志向。一応買うとポイントカードに10ポイント付くようなものをチョイス。うーん、せこい(笑)
そのままレジに向かうと、慌てて店員がバックヤードから飛び出してきた。
「いらっしゃいませー。」
『ピッ。』
お茶のバーコードを読み取る店員。
「○○円になりまーす!」
僕は財布を取り出し、商品の代金と言われるまでもなくポイントカードも同時に取り出し。レジに置く。
基本的に商品の代金と財布と商品に視線をやっているので、あんまり店員さんに目を合わせる事はないのだが、声がやたらと若い気がして、チラッと目線を店員さんに向ける。
「あっ、カワイイ‥‥‥」
予想外にかわいい顔をしていたのでびっくり。多分高校生とかいっても大学生ぐらいだろうか。目が結構大きくてミディアムヘアーの黒髪(だったと思う)。目が合った瞬間パッと目をそらしたのはテレなのか気持ち悪さなのか(笑)
これも全然期待していなかった場面で起こった期待以上の出来事。別に恋をしたとかではないが、なんだか得をしたような気分になった。
これが、『あのコンビニにはモデルとかタレント並みにカワイイ子がいるらしい』なんていう期待値がマックスまで上がった状態だったのなら、そこまで得した気分にはならなかったのかもしれない。
「あー、確かに期待通りだよね。」位の感じで終わっていたのかも。(それでも嬉しいには違いないが)
なんか期待値を下げるって思ったよりもいいのかもしれない。
そんなある日の午後の出来事。
もし幸せとか喜びを感じにくいのなら、『期待値を下げる』
これを実践してみてはどうだろうか?
きっと得しちゃったとか楽しい、嬉しい出来事が増えるはず。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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