すっごい長いタイトル(笑)でもほんとにこういうタイトルだからしょうがないですね(>_<)
年も明け新たな気持ちでスタート!といきたいところですが、いきなり劇的な変化は望めないのでね、ちょっずつ新年にシフトしていきたいなーと思っております。
さて今回はもうタイトル通りです。こちらの本を読んでみたので感想などを書いてみたいと思います♪
作者紹介
放送作家としてテレビの製作に参加し、その後『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら』を書いてベストセラーになった方ですね。その他にも著書が多数あり、またメルマガやYouTubeチャンネルなども運営しています。(2015年現在)
あらすじ
主人公の夢は目標もなく毎日を過ごす中学生。そんな中ひょんなことから陸上部を辞めてしまった真美と仲良くなった。真美と夢は同じ高校に進学した。夢は真美と同じ高校に進学できるだけでよかったのだが、その真美は『もしドラ』とドラッカーが書いた『マネジメント』に感化され、今は休部中の野球部のマネージャーになりたいと言い出す。その真美に「夢も一緒にマネージャーをやらないか」と誘われ‥‥‥という話。
感想
この本のキーワードはイノベーションと居場所づくり。イノベーションは『新しく何かを始めること』です。本書では様々な場面でイノベーションを起こし、従来の手法とは違った方針で一つの高校野球部を運営していくというお話。
まず、高校野球という舞台ながら主役がマネージャーというところが面白いですよね。たいてい高校球児だった李監督が主人公だったりするわけですから。そこでマネージャーが主人公である話っていうのはある意味これも『イノベーション』ですよね。新しい事を始めているわけですから。
さらに、本編でも従来の野球部運営とは一線を画すようなイノベーションだらけ。具体的な手法は本書を読んでいただきたいのですが、読んでいて「面白い発想をするなー」って感じる部分が沢山ありました。フィクションだけどこういう野球部があったら話題になりそうだなと思いましたね。
あとはもう1つのポイントである『居場所づくり』ですね。これは主人公を含めてマネージャー、監督、選手それぞれにはっきりとした役割を与える事で『居場所』をつくりそれによって野球部を円滑にマネージメントしていきます。
こういう感じでマネージメントとか学ぶと確かにわかりやすいですよね。前作『もしドラ』が売れた理由がよく分かります。多分、何の知識もない人がドラッカーの著書読んでも挫折する人が多いと思いますが、こういう本だと凄くとっつきやすい。
そっからドラッカーのマネージメントに興味持った人沢山いたんだろうな。
今回はドラッカーの『イノベーションと企業家精神』っていう本を題材にして話が進んでるんで、読み終わった後おそらく『イノベーションと企業家精神』も読みたくなる人がいるでしょうね。僕も読みたくなってしまいましたし(笑)
ドラッカーの本って難しい印象なんですが、本書を見てから読むとかなり理解度高まるんじゃないかなー。そういう入門書としてとてもいいんじゃないかと思いますね。
ただ、一方で本書では『イノベーション』を起こすことで途中ちょっと壁にぶつかったりもしつつ、なんだかんだで結構うまい事野球部運営がうまくいく感じなんです。いい結果も出てしまう。「これはちょっとうまくいきすぎなんじゃないか?」って思うところもありました。
現実はここまでうまくいくだろうか??って正直思っちゃいましたね。ちょっとリアリティにかけるところがあるような気がします。
まぁ、それほど『イノベーションがうまくいくと効果はデカいよー!!』って事が筆者の言いたい事ですからね。ある程度分かりやすい話になるのはしょうがないのかなと思います。
僕自身、そうしたちょっとリアリティにかけるところに違和感を感じつつも、なんだかんだ終わってみれば「楽しかったなー♪」と素直に思いました。イノベーションの力もストーリーが進みにつれて実感することが出来ましたし、楽しみながらある程度学ぶこともできたんじゃないかなと思いますね。
ビジネス書ってどうしてもとっつきにくいし、内容も難しかったりで敬遠しがちだとは思うんですが、本書はそういう方でも結構サクサクと読めてしまう作品だと思います。
ぜひ『マネージメント』や『イノベーション』といったキーワードに興味があってなおかつ分かりやすい入門書のような本をお探しの方は本書を手に取ってみてください♪きっと最後まで読み進めることが出来るはずです♪
※『もしイノ』には『もしドラ』の登場人物が登場したりもしますので、先にもしドラを読んでおくことをオススメします(^^)
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします!