ちょいと久々の書評というか読書感想になります。
僕は以前からひろゆきさんの論理的な考え方とか、誰でも論破しちゃう姿に非常に興味を抱いておりまして「この人の考え方面白れぇよなぁ。」って思いながらテレビや動画で話している彼を見ていたんですね。
そんなひろゆきさんが本を出している、しかもタイトルが『無敵の思考』なんてタイトルで「おお、こりゃ面白そうじゃん。」なんて思ったので手に取ってみたわけです。
そんなわけで、今回はこのひろゆきさんの本から、僕が真似したいなーと思ったことや、このブログの読者の方にも参考になるんじゃないかなーと思った部分を共有していきたいと思います♪
①何事も最初は「仮説」を立てる
まず僕が大事だなーと思ったのが仮説を立てるっていうこと。論理的な思考力を身につけるためには、常に仮説を立ててその仮説が合っているかどうかを検証する、間違っていれば修正し、また改善のために行動していくというサイクルをグルグル回していかなければなりません。いわゆるPDCAサイクルってやつですね。
この仮説を立てるということをやってから、行動していくと努力の方向性を間違えることも少なくなるし、仮に最初は仮説が的外れだったとしても数を重ねていくごとに少しずつ精度は上がっていきます。
ひろゆきさん曰く成功している人はこの仮説を立てるってことを常に行っているそうです。うーん、僕は仮説を立てるのが苦手だから成功できてないのかも‥‥‥‥。(単に怠惰なだけかもしれないけどね)
まぁ、でも考えてみたら僕達って日ごろから仮説を立てて行動をしていると思うんですよね。例えばブログで記事を書くにしても、「こういう人向けに記事を書くから、こういうタイトルにしたら興味を持ってもらえるだろうか?」とか「前はより具体的なエピソードを入れたら反応が良かったから、今回も入れてみようか。」みたいな。
そうやって何かを始める前に「これってこういうことなんじゃないかな?」っていう仮説、つまり何となくの方向性とかあたりみたいなものをつけておく。すると、先ほど言ったようにその仮説が当たっていればうまくいくだろうし、外れていれば修正しまた行動していくということを繰り返していく。これを成功している人とかは自然に出来ているんでしょうね。
あと、これは面白いなぁと思ったんですが、ひろゆきさんが言うには成功者の人たちっていうのは「ホームレスになる覚悟がある。」という考え方を持っているそうなんです。
これはどういうことかというと、「最悪何かで失敗したらホームレスになるかもな。」ということすら仮説として立てておくということなんですね。
最悪の状況を考えておいて、「それでもちゃんと暮らせるよね」という想定ができていれば、リスクを取って面白いことにチャレンジできます。
引用元:『無敵の思考無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21』p33 著者 ひろゆき[西村博之] 大和書房
なんてことをひろゆきさんがおっしゃっているように、自分がもし仮に何かで失敗したとしたら最悪の状況ってどうなることだろうか?ってことをまず仮説として立てます。その結果、それがホームレスになるのか、あるいは孤独死なのか、ネットカフェ難民なのかはわかりません。
そんで、そうなった時に「じゃあ、どうすればその状況でも生きていけるか?どういう団体や人に頼めば生き延びれるのか?その状況になった時に自分は何ができるのか?」ってことを想定しておくと。
すると「ああ、じゃあもし最悪な状況に陥ったとしてもあの人に相談すればいいや。」みたいな解決策が一つや二つ見つかるはずなんです。ホームレスになりそうなら、その前にNPOや野宿の人たちをサポートしている団体などもあるでしょう。
そうやって解決策を事前に想定しておけば、そんな最悪な状況すらそんなに恐れることではなくなります。なぜなら「どうすればいいか。」がわかっているから。だったら多少のリスクがあっても積極的に色々なことにチャレンジできるでしょ?っていう考え方なんですね。
確かにそこまで考えていれば、恐れるものってそんなにはないのかもしれない。この「最悪の状況を考える」ってことはぜひ真似したいと思いました。
②根拠のない自信を持つ
これもすんごくいいなぁと思った考え方。確かに世の中を見ていると根拠のない自信を持っている人って楽しそうだし、なんだか幸せそうな人が多いんですよね。
「自分はきっと大丈夫。」なんて堂々と言えちゃう人。そういう人は多少苦境に立たされたとしてもダメージ少なそうだし、うまくいく気がするんですよね。
「えっ?でも根拠のない自信ってただの虚勢じゃない?だって根拠ないんでしょ?」
そう思う人もいるかもしれません。確かに虚勢の部分もあるかもしれないんだけど、でもぶっちゃけた話をすれば虚勢でもなんでも自信がある方が、前向きに人生を歩んでいける気がします。
それにひろゆきさんもおっしゃってますが逆に「根拠のある自信」を持っている人の方が意外ともろかったりするわけです。
たとえば、東京大学を出て、大手の企業に入った人がいるとします。その人は、たしかに根拠があるから自信があるのですが、その大企業をクビになってしまったら、その瞬間にとんでもなく不幸を感じていしまうはずです。ステータスという拠って立つものがなくなるからです。
引用元:『無敵の思考無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21』p53 著者 ひろゆき[西村博之] 大和書房
とひろゆきさんがおっしゃっているようにその根拠の元となるものがなくなってしまったら一気に自信を喪失してしまう可能性があるわけです。
逆に中卒で、貧困で、頭もよくないけど、お金もないけど「俺は全然こんな世の中でも生きていけるぜ。」っていう人がいたらその人は強いですよね。だってその人の自信には根拠がないわけですから。根拠がないがゆえにずーっと自信をもって生きていける。
自信を持っているとは文字通り「自分を信頼できている」ということですから、何もなくても自分を信頼している。そういう人は一番強いし、まさに無敵状態なわけで楽しく幸せに暮らすことができるんじゃないでしょうか。
③モノづくりをする
ひろゆきさんは消費者は一生幸せになれないという考えの持ち主です。いやっ、正確に言うと「消費をしていることだけに喜びを感じていると一生幸せに離れない。」という感じかな。その理由を彼はこんな風に述べています。
「はじめに」でも述べたように、楽しさや幸せを、「お金を使うことで感じる人」は一生幸せになれません。
それは、幸せを感じ続けるためにお金を使い続けなくてはいけないので、アラブの石油王であれば別ですが、多くの人には限界があるからです。
「これさえ買えば、幸せになれる」ということを、多くの広告は謳っているわけですが、それを追い求めるうちは絶対に幸せになれません。
引用元:『無敵の思考無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21』p62~63 著者 ひろゆき[西村博之] 大和書房
ひろゆきさんがおっしゃるように、お金を使い続けるのには限界があります。ましてや僕ら一般人であればお金持ちとは違って、湯水のように使うってわけにはいきません。そんなことをしたらあっという間にスッカラカンになってしまいますよね。でも、お金を使うこと自体が喜びや幸せだと思っている人は、そこで止まることができなくなるわけです。すると、どうなるか?
「自分の限界以上に働いたり、無理な借金をしてお金を得ようとしてしまう」
わけです。その結果体を壊したり、借金で首が回らなくなり生活が破たんしてしまうわけです。これが果たして幸せと言えるでしょうか?おそらく多くの人が「幸せではない。」と答えると思います。
では、そういった消費者から抜け出すためにはどーすればいいのか?ということに関してひろゆきさんは「クリエイターになること、つまりモノづくりをする人になる」ということをおすすめしています。
その理由は、モノづくりはそれほどお金をかけなくても喜びを感じられるし、幸せになることができるからです。キーワードは「お金をかけないで幸せになる。」ということです。お金をかけないで幸せになれたら幸せだよねってことをひろゆきさんは考えるわけです。それにモノづくりが当てはまるんですね。
「えー、でも自分にはモノづくりの才能なんてないよ‥‥‥。」
そう思う方もいるかもしれませんが、実はモノづくりって複雑に考えることはないんですよ。例えば
- 文章を書く
- 音楽をつくる
- イラストを描く
- 手芸をする
- 写真を撮る
- 動画をつくる
- 俳句を詠む
- 料理を作る
- プログラミングをする
といった事も、モノをつくっていることになります。一概にモノを作るといってもいろいろありますからね。僕が今やっているブログを書くことだって消費ではなくてモノを作っているってことになります。
とはいえ何が楽しいかは人それぞれ。何を作るのが楽しいかわからないという人は、あれこれ試してみるといいと思います。いろいろな教室に通ったり、友達に教えてもらったり、ネットや書籍で興味があるもののやり方を学んだりしてみる。そうやって「これをつくっていて楽しい。これをやってると幸せだ。」というものを見つけるといいでしょう。
もちろん、こういったモノづくりもこだわり始めればお金はかかるかもしれませんけどね。「いい写真を撮りたいからいいカメラを買いたい。」といった欲求が出てくることもあるかもしれない。
まぁ、でもそれは消費というよりも投資に近いと言えるでしょう。スペックのいいカメラで美しい景色や、自然を撮ったり、イベントなどを面白い写真を撮ったりして自分も人も喜ばせられればそれはそれでいいと思います。そういう写真をネットにアップして、お金をもらえるようなシステムもあるのでちょっとしたお小遣い稼ぎもできるかもしれないし。
そういえば、この間まだそこまで有名ではないけどアイドルをやっている男性たちがテレビで紹介されていたんですが、彼らはLIVEをしたり動画の配信を主にやっているんだそうです。そのうちの一人が「自分には物欲がないので、こうやって動画を配信したり、ライブをやっているだけで幸せだ。」みたいなことをおっしゃってたんですよね。
もちろん、アイドルなのでそれはテレビの用のリップサービスなのかもしれません。でも彼らは実際に毎日のように動画を撮って配信して、ファンとの交流をすることに幸せを感じているわけです。これなんてまさにひろゆきさんが言っている通りだなーと思いました。
まして、今ではネットが普及して誰でも自分の作ったモノを人に見てもらえる時代です。お金をそこまでかけずなおかつ人からの評価ももらえる、時にそれがお金に繋がったり、感謝の言葉となって帰ってきたりするわけです。そう考えると今の時代はモノをつくりやすい時代だし、モノを作る人がより幸せを感じやすい時代と言えるのかもしれませんね。
まとめ
というわけで、今回はひろゆきさんの『無敵の思考』から特に真似したい部分、読者の方の参考になりそうだなーという部分を共有してみました。今回紹介したところ以外にもまねをしたい部分は沢山ありましたがあまりにも長くなりそうだったので、特に共有したい部分に絞って紹介させていただきました。
- 何事も最初は「仮説」を立てる
- 根拠のない自信を持つ
- モノづくりをする
こういったところはぜひ多くの人にまねしてほしいところだし、僕も意識していきたいところ。実際これらのことが出来れば楽しく幸せに暮らすことができる可能性は高まるんじゃないかなーと思っています。
他にもひろゆきさんの『無敵の思考』が学べる本書は参考になる部分がたくさんあるので、興味がある方はぜひご覧になってみてください。(図書館でも借りれるよ。)
それではまた!!