オバログ

日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

ニートやひきこもりの親がどうしたらいいのか書いてみました。

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今回は「ニート 親 どうしたら」というワードですね。おそらくニートのお子さんがいる親御さんが困った末に検索ワードを打ち込んだということだと思います。

 

ニート、ひきこもりは社会問題になりつつありますが、なかなか「これだ」という解決方法がないというのも現状です。

 

そのため僕がそう言った方々の親御さんにアドバイスをするとすれば

 

「外と繋がろう!!」

 

ということ言いたいです。なぜなら

 

「外との繋がりがなくなると本人に支援の手が届かなくなる恐れがあるからです。」

 

もうこれが全て。

 

ニートや引きこもりの方って多くは自分がそういう状態だってことを外にいわないんですよ。やっぱり世間体というものを気にしちゃうから。恥ずかしいとか情けないとかそういう感情が入り混じってなかなか「困ってます。」っていうのを外に発信することができないんです。

 

そうなると外からあそこに困っているニートや引きこもりの人がいるっていうのを認識できないわけです。その時に社会に「困ってます!!」って発信できるのって親御さんだったり家族の方じゃないですか?その人たちが完全に社会とのつながりを断ってニートや引きこもりの存在を隠してしまったらいよいよ支援の手は届かなくなってしまうわけです。

 

もちろん親御さんだけで解決できるなら誰かの力を借りなくてもいいのかもしれない。でも、僕は色々なニートや引きこもり関連の本を読んできたけど、親御さんの力で解決したケースっていうのは聞いたことがないです。たいてい本人が動き出せたか、支援の力をうまく使って脱出したっていうケースばかり。

 

ちなみに親御さん自身引きこもった経験ありますか?あるいはニートや引きこもりに関しての知識はありますか?子供なり知り合いにニートや引きこもりの方がいてその人たちをサポートしたことがありますか?おそらくほとんどの方がないはずですよね。

 

そうするといざお子さんがニートや引きこもり状態になったら「どうしたらいいのかわからない」って方がほとんどのはず。それなのに家族の中だけで解決しようとしたってなかなかいい状態にならないし、むしろ放置してしまって結果的に長引いてしまう可能性だってあるわけですね。

 

それは親御さんもつらいだろうし子供さんたちもつらい。どっちにとってもいいことはない。だから親御さんや家族だけで解決しようと考えるのではなく外と繋がる、つまり

 

「誰かの助けを借りながらうまく解決する道を考えてみるべき!!」

 

なんです。幸いなことに今はニートや引きこもりをを社会問題としてとらえ、解決のためのNPOや自助グループなども沢山あります。住んでいる地域名と「ひきこもり サポート」とでも検索してみてください。おそらくいくつか相談機関のようなものを見つけることができるでしょう。そういうところとまずは繋がって相談をしてみる。本人に代わって動いてみるんです。

 

もちろん理想はニートや引きこもりご本人が直接支援機関なりに相談に行くことです。でも僕の実感ではなかなかそれは難しい。特にひきこもって家から出れない方の場合長期化すればするほど外の世界に出るのは不安だろうし、なかなか一歩踏み出せないケースが多いはずです。(人によって個人差はあります)

 

だったらまずは親御さんだけでも外と繋がる。支援機関、親同士の会などと繋がれれば「なかなか子供がニートや引きこもりから抜け出せない」という悩みを共有できるはずです。同じような悩みを持っている人がいる、相談に乗ってくれる人がいるというのは親御さんにとっても心強いですよね?

 

そこで自分の悩みも共有しつつこれからどうしていけばいいのか考える。そこから何かヒントを得る。きっかけをつかむ。

 

外とのつながりを断たなければやがて本人から「相談してみたい」とか「自助グループに行ってみたい。」なんて言葉が出てくるかもしれない。その時に親御さんから「こういうところだよ」と説明してあげればニートや引きこもり本人としても少し安心できるでしょう。最初は一緒に行ってあげてもいいかもしれません。

 

とにもかくにも一番やっちゃダメなのは

 

「ニートや引きこもり本人の存在を隠そうとすること。家族だけで解決しようと閉じてしまうこと」

 

だと思います。外とのつながりを断たないでください。親御さんがつながりを断ってしまい「社会との繋がりが立たれた」と絶望してしまうひきこもりの方もいます。

 

以前読んだ本では、訪問した支援者のサポートを親御さんが断ってしまい、その結果引きこもっていた方が死を選んでしまったというケースもあるぐらいです。

 

せっかく外との繋がれるかもと少しずつお思っていた矢先にはしごを外されてしまった感覚。ひきこもっていた方からしたら「もうダメだ」と思ってしまったのかもしれません‥‥‥。親御さんからしたら子供が嫌がっているから良かれと思ってやったことだけに、読んでいてとても胸が痛みました。

 

もちろん本人が支援を嫌がることもあるでしょう。長期化すればするするほど外の世界とつながることに不安を持つことは当然です。それでも外との繋がりは断たない。継続して相談をし繋がり続けることが重要です。

 

「ニートもひきこもりも親御さんも解決が難しかったら外に助けを求めればいい。」

 

この事をお忘れなく。

 

ちなみにちょっと前に⇩のひきこもり関連の本を読みました。どういう人がひきこもりになるのか?また今どういう支援が行われているのかなど知ることができます。ひきこもりに関して知識がない親御さんも読んでみるといいかもしれません。

 

 

それでは今回はこの辺で。

最後までご覧いただきありがとうございました!!

次回もよろしくお願いします。