オバログ

日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

自分の認知特性を知るための本を読んでみました。

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 同じ仕事をしたり、勉強をしたりしても人によって覚えが良かったり、悪かったり、効率よくこなせたりこなせなかったりするという事があると思います。

 

『何であの人はうまくできるのに自分にはうまくいかないのだろう‥‥‥』そう思って悩んでしまう方もいるのではないでしょうか??

 

その理由は、もちろん遺伝的なものであったり、それまで学習して積み重ねてきたことも原因としてあると思います。

 

ですが、最近僕が読んだ本でそれ以外の原因があるということを書いていて、面白いなぁと思ったので今回紹介させていただきます。

 

それがこちらです

 

 

 

著書の本田先生は、小児科専門医、小児神経専門医、小児発達医として様々な援助を必要とする障害を持つ子供を診察している方です。

 

この本で本田先生は

 

『認知特性』

 

という物に着目しています。

 

本田先生は認知特性を、

『外界からの情報を頭の中で理解したり、記憶したり、表現したりする方法』

引用: 『医師のつくった「頭のよさ」テスト』p6

 

と定義しています。 例え同じことを聞いたとしても誰もが同じように理解するわけではないのです。では、なぜそのようなことが起こるのでしょうか??

 

それは人によって『認知特性』が違うからです。

 

この認知特性は大きく分けて3つのタイプ、さらに各タイプごとに2つずつに分けることが出来るので計6つのタイプで表すことが出来るそうです。

 

A 視覚優位者

写真のように二次元で思考するタイプ

空間や時間軸を使って三次元で考えるタイプ

 

B 言語優位者

文字や文章を映像化してから思考するタイプ

文字や文章を図式化してから思考するタイプ

 

C 聴覚優位者

文字や文章を、耳から入れる音として情報処理するタイプ

音色や音階といった、音楽的イメージを脳に入力するタイプ

 

 Aのタイプは、子供の頃、悩まずに絵を描きあげられたタイプ

Bのタイプは、子供の頃、読書感想文を苦もなく書きあげられたタイプ

Cのタイプは、子供の頃、合唱やカラオケで上手にハモれたタイプ

 

 

※ちなみに僕はバリバリの言語優位者でした。

割と読書感想文とかはかけた方なので、間違いではないのかなと思います。

 

さて、あなたはどのタイプだったでしょうか??おそらく人によっては、

『自分はこれだ!!』という人がいると思いますし、

 

逆に、『うーん、どれも微妙だなー』という方もいるのではないでしょうか?

 

なかなか自分だけで判断するの難しいですよね?そこで、この本では『自分の認知特性を知るための簡単なテスト』が用意されていて、そのテストをする事で、ある程度自分の認知特性を知ることが出来るというわけです。

  

もちろん、このテストが完ぺきかと言われればそうとも言い切れませんが、

一応客観的な自分の特性というものを把握することが出来るというわけですね。

 

何よりも大事なのはまず自分の特性を知ること!!

イマイチ自分の能力が発揮できていない、あるいは仕事や勉強がうまくいかないという方はもしかすると、自分の認知特性に合わない勉強法や仕事の方法をしている可能性があるかもしれません。

 

何故なら、各認知特性ごとに向き不向きがあり、不向きなやり方で能力を伸ばそうとしてもなかなかうまくいかない可能性があるのです。

 

せっかく努力してもそれが合わない努力だったら‥‥‥

 

『非常にもったいないですよね??』

 

努力が全て報われるとは限りませんが、報われる可能性が高い努力をするべきです!!そうでないと非常に非効率的な仕事や勉強の仕方を強いられることになります。

 

報われない努力は苦しい!!よっぽどドMでもなければ、途中で自信を失い、挫折してしまうでしょう。

 

そうならないためにもまず、己を知ること!己を知るとは、自分の認知特性を知ることです。認知特性を知れば、今後の方針も決められます。現状が分からなければ、自分が何をすればいいのかという指針は決まりませんよね?

 

現状で、うまくいっている人であればあえて読む必要はないかもしれませんが、現状、仕事や勉強などがどうもうまくいかない方は、この『認知特性』を知り、自分に合った方法で仕事や勉強を進めていくことでうまくいくことがあるんです!!

 

この本でまずはあなたの認知特性を知ることから始めましょう。そうすることで、あなたの得意不得意分野というものもある程度把握することが出来るはずです。

 

ここまでが第一段階です!!

自分の認知特性を知り、あなたがどういうタイプで何が得意で何が不得意なのかを知った後、あなたが次の段階ですべきことは

 

『特性ごとの学習方法や勉強方法を知り、どうやって生活に活かすのかを知る』

 

ことです。

 

単に自分の『認知特性』を知るだけでは、『へぇーそうなんだ。』で終わってしまいますよね??

 

何となく感心したとしてもそれでは実生活を向上させることにはつながりません!!実生活を向上させるには取り入れた知識を、実際に活かして行動する事が大切なわけです。

 

その為に、どうすればいいのか??この本には実際にどうすればいいのかといった方法も書いてあります。

 

書いてはあるのですが、正直な話あまり具体的ではないなと。もう少し、各特性ごとに

『どうすれば自分の能力が伸びて、どうすれば不得意な能力がカバーできて、

自分はどういう場所だと活躍しやすいのか?』

 

そこまで書いてくれればかなり僕としては満足度の高い本だったと思います。この本の課題は認知特性を知った後ですね!!

 

認知特性を知った後、どうすりゃいいのか??その部分が欠けているように感じました。

 

うーん、惜しい!!その部分ちょーだいよ!っていう感じです。

 

ただ、

『あなたがどの認知特性のタイプなのかを知る』

それだけでも今うまくいっていない人は、うまくいく可能性は高くなると思います。

 

少なくとも、全くの不得意な分野とかに行く可能性は下がるかなーと。不得意分野で頑張ってもきついですからね。

 

いくら頑張っても、それが得意な人には勝てませんし、モチベーションも上がらないでしょう。

 

それなら、得意分野に移って活躍すればいい。その為の、第一歩としてご自身の『認知特性』を把握してみてはいかがでしょうか?認知特性を知れば、あなたの得意不得意がある程度把握できますからね(^^

 

この本の一番の価値はそこですね!!得意不得意は何なのか??それを知って、あなたの生活に活かしてみてください(^^

 

それにしてもほんと、もう少しどうすればいいのか書いてほしかった‥‥‥

惜しい!!

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

また次回もよろしくお願いいたします!