先日、ブラックバイトに苦しむ大学生のニュースを⇩の記事で取り上げたんですよ。
ブラックバイトで苦しんでいる大学生のニュースを見て思ったこと。 - ニート気質な僕の生きる道
僕としては当然「ブラック企業、ブラックバイトくそくらえ!!」 って考えなんですが、一方で「雇われる側も知識持っていた方がいいよね」って事も思います。そうじゃないとやられっぱなし、ダメージ受けっぱなしになっちゃいますからね。それは危険ですよ。
それが軽傷ならいいんですが、そういうヤバい企業にどっぷりつかっちゃうと深手負う事もありますからね。実際病気になってしまって長期休職しちゃったり最悪の場合命落とすなんて事もある。ほんと過労死とか過労自殺とかさせる企業に腹立つとしか言えないわ。
それで、「そういうヤバい会社から身を守るためになんかいい本ないかなー」なんて探してたら、まさにドンピシャの本があったのでご紹介しておきたいと思います。それがこちら。
著者は今野晴貴さん。NPO法人POSSEで代表をされており、年間数百件の労働相談を受けている方です。ブラック企業の本なども出されていますね。
本書では労働法を使って自分の身をしっかり守りましょうという実践的な本となっています。それでいてあんまり分厚くなくてサクッと読めてしまいますね。
色々なやり方を知ることが出来ます。
パワハラ、セクハラ、長時間労働、残業代未払い、解雇に関連する問題など働いていると色々な壁にぶち当たることがあります。本来であればこういう問題は起きないに越したことはないんですが、残念ながら起きると思っておいた方がいい。皆がみんなブラックではないけどね。
そういう問題に対して、「こういう対処法があるよ」とか「こういう相談機関あるよ」っていうのを分かりやすく教えてくれるのが本書です。すんごい分かりやすいし、「こういうやり方があるんだなー」っていうのを結構知ることが出来ました♪
僕は現在無職なのですが、こういう知識は知っておいて損はないですよね。これからまた働くと思うし必要な知識です。ぼんやりでも頭の中に入れておくといいですよね。それだけでも全然違うはず。
無防備じゃない方がいいよね。
もちろん、違法なことして労働者を酷使したりする企業が当然悪い。悪いんだけどそれに対して対処法知らないと泣き寝入りするハメになる。これは非常に勿体ない。
複雑な法律は知らなくても、こことりあえず相談しとこうとかそういう事知っておくだけでも全然違いますよね。そしたら、全然違う結果が待っていることもあるわけで。
未払いの残業代取り戻せたりとかね、そういう事は結構あるみたいですし。
そう考えるとこういう知識は知っておくべきだと切に思いますね。
「自分の身は自分で守る」
この意識すんごい大切!!
でも、無防備で何もない状態じゃなかなか守れない。むしろダメージ受ける可能性が大。だから「労働法を知っておきましょう」っていうことなんですよ。
非力な個人が企業とか組織と闘うための武器ですね。労働法は。だから使うにせよ使うわないにせよ、もっと個人でも教育機関とかでも触れる機会は増やすべきだろって思います。
とりあえずメモを取れ!!
本書でも色々な対策が出てきますが、一番単純で誰でも出来るのが『メモを取っておく』って事です。就業時間、業務内容、上司からこんな事を言われた、パワハラ、セクハラ発言などをとにかくメモっておく。
そうすると、それがのちのち争うことになった時の有力な証拠になりますから。これは誰しもがやるべき事だと思います。あとはレコーダーで発言の記録しておくのとかも有効みたいですね。そういうのも有力な証拠になります。
今はレコーダーとかも安価で売ってると思うんで、「ちょっとこの人の発言ヤバいなー」ってなったら記録しておくのもいいでしょう。
まとめ
僕は出来れば労働者も企業も争いなく働けるのが一番だと思います。でも、現実にはそうはいかない世界なわけで、だからと言って何もしないのは前述したようにリスクが高い。
労働法を学ぶとまではいかなくても、何となく知識があればいい方向に転がることって沢山あります。こういう労働問題とかは特にね。雇われる側って基本弱い立場になりやすいですから。弱いものは武器を身につけて闘う。こういう事も考えなきゃいけないんだろーなと思います。
そういう点では簡単な知識を身につけられる本書はオススメですね。巻末には相談機関の連絡場所も載っているんで、今問題に直面している人はそういう相談機関にうまく頼りつつ問題を一緒に解決するすればいいでしょう。
ほんと、働くことで大事な健康とか犠牲にしないようにね。一人で頑張るのもいいけど、時には誰かを頼るなんて事も選択肢に入れましょうね。
そうやってうまく生きていければいいんじゃないかななんて思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします!