以前読んだ、サイバーエージェント藤田社長の『起業家』という本を読んだのですが、今回はその前の時代の事が書かれた本を読んでみました。それがこちら。
著者はサイバーエージェントを設立し、のちに26歳で株式を上場させた 藤田晋さん。本書では、その藤田さんの生い立ちからサイバーエージェントを設立し、そして株式上場させるまでの出来事が藤田さんの目線から描かれています。
藤田社長の圧倒的なエネルギーに脱帽
まず、率直に思ったのが「藤田社長のエネルギー半端ない!!」っていうことですね。いやぁ、もうエネルギーに満ち溢れてますもん。
学生時代から大学かよいつつ営業のバイトしてメチャメチャいい成績叩きだしたり、サイバーエージェント立ち上げた時には週110時間、月440時間以上も働いていたそうです(^^;月440時間って‥‥‥
いくらベンチャーとはいえ、そこまでエネルギー傾けられるのか??っていう感じですよね。その当時はほとんど休みなく働いていたそうですし、事業を拡大させるためとはいえなかなかまねできるものでもありません。
「自分には出来ないなー」なんて思いつつ、一方でそれだけ情熱を傾けられるものがあるというのは羨ましい気もします。今の僕は正直何かをしなければと思ってはいるけれども、エネルギーをどこに向けたらいいのかわからない状態ですからね。
「自分はこれだ!!」と思うことに没頭する。情熱を注ぐ。そんな生き方が出来たら素晴らしい。この本を読んでいてそんな風に感じましたね。本を読んでいたらちょっと触発されてしまいました。とはいえ、週に110時間働くのはちょっと二の足を踏みますが(笑)
起業からラストまでの展開が物凄い
本書はただの起業家の成功ストーリーではありません。いい事も悪い事も含めてまるでジェットコースターのように話が展開されていきます。ほんと「途中で振り落とされるんじゃないか??」っていう位上がったり下がったりを繰り返しているんですよね。
まぁ、サイバーエージェントが起業してネットバブルがあってっていう時代背景も関係しているとは思いますが、それにしても色々な事が起こりすぎですね。下手なドラマよりもドラマチックなんじゃないかなー。それ位僕は読みながら引き込まれてしまいました!
ゼロから起業していく、自分たちで何かを作り上げていくワクワク感とかも読みながら感じましたね。多分最初とかめちゃめちゃ楽しかったんだろうな。でも徐々に会社が大きくなっていくうちに、色々うまくいかない部分も出てくるんですよ。
そういううまくいかない時のジレンマとか焦燥感みたいなのもヒシヒシと感じましたね。自分が情熱を注いでいるものだけに、精神的にしんどかっただろうなと僕まで胸が苦しくなってしまいました(笑)
社長の告白
この本では、藤田社長がその当時誰にも言っていなかったある出来事が書かれています。まさに『告白』といっていい位重大な出来事なんですよね。その当時勤めていた従業員の方も知らないような出来事。どういうものなのかは本書を読んで確認してほしいです♪「そうだったんだ‥‥‥」ってきっと思うはずですよ。
まとめ
設立してから怒涛の展開が繰り広げられるのであっという間に読めてしまいました。面白かったですね。それと同時に『起業家の情熱恐るべし』という感じましたね。
藤田さんが特別なのかどうかはわかりませんが、圧倒的な熱量をもとにまい進するというのも、企業を成功させる上で重要な事なんだと思いましたね。藤田さんも結構考えなしに行動してますからね。でも、圧倒的な行動力でそれをカバーしてしまう。その行動力を補う情熱が藤田さんには会ったんだと思います。
僕は藤田社長のような情熱や行動力はないけど、『自分たちでゼロから何かを作り上げる』という事はとても面白そうだなと思いましたね。藤田社長の行動力少しでも見習いたいものです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします!
本書のその後の話『起業家』の感想はこちらから⇩