ニート気質な僕の生きる道

自分の経験を活かして、無職やニートや、ひきこもりなど自分と同じように、「生き方」や「働き方」に悩んだり立ち止まった人が前向きになったり、自分の進みたい道に一歩踏み出すきっかけになるブログを目指しています。

藤沢数希さんの『損する結婚儲かる離婚』を読んでみた!!

結婚‥‥‥。僕には縁遠い言葉。

 

僕は今のところ結婚する予定もないし、というかその相手もいないし、っていうか稼ぎもないしってことで、結婚からは一番遠いポジションにいるわけですが、まぁそれでも、周りの友人、知人はちょこちょこ結婚してたりもしているので、結婚というものにまったく興味がないというわけではありません。

 

そんな僕が以前から気になるなぁと思っていた本がありましてね、それが藤沢数希さんの『損する結婚儲かる離婚』という本です。

 

 

著者の藤沢さんは元々は外資系金融につとめられていた方で、現在は作家として著書を多数執筆。『金融日記』というブログも運営されています。 

 

この本はそんな藤沢さんの身近で起こった例や、著名人の例などをまじえながら「結婚とはいったいどういうものなのか?」「なぜ離婚は儲かるのか?」「現在の婚姻制度はのおかしな点」についてわかりやすく書かれています。

 

そんなわけで今回はこの『損する結婚儲かる離婚』を読んで、僕が知ったこと、学んだ事、読者の方と共有したいことを中心に書いていきたいと思います。結構ビックリするような話もあると思うので、ぜひご覧になってみてください。

 

これを読めばなぜ離婚が儲かるのかが分かる!!

まずは離婚の時に発生するお金を知ろう

まず、この本を読むと「なぜ離婚が儲かるのか?」がよくわかります。まぁ、必ずしもってわけではなくて条件付きなんだけど、離婚で儲かってしまうこともあるんです。

 

それは何故かっていうことなんだけど、まずその前に知っておくべき知識として、離婚の時に発生するお金について知っておきましょう。それは以下の3つです。

 

  1. 慰謝料
  2. 財産分与
  3. 婚姻費用

 

まず慰謝料についてはなんとなくご存知の方も多いかと思います。これは浮気とか暴力とかをして離婚する原因を作ってしまった方が相手に払うお金のことですね。

 

慰謝料については、大体いくらぐらいと相場が決まっているため、べらぼうにぶんどられるということはないのだそう。

 

次に財産分与。これも何となく聞いたことがあるでしょう。

 

財産分与とは、離婚する際に二人の財産を分割するのが目的で、対象となるのはあくまで結婚してから形成された共有財産だけとなる。

引用元:『損する結婚得する離婚』p15 著者 藤沢数希 新潮社

 

ポイントは結婚してから形成された財産が分割されるってことですね。結婚する前に財産が1000万あって、結婚してから離婚するまでの財産が1100万なら分割の対象になるのは、増えた100万円だけってことになります。

 

なのでサラリーマンの人とかっていうのはあんまり大した金額にはなりません。なぜなら、そこまでドカーンとお金が一気に増えるってことはないからです。(大企業とか外資系の社員なら別かも)

 

それよりも怖いのはアスリートとか起業家みたいなドカーンと稼げる人ですね。例えばですけど、プロ入団1年目の野球選手が結婚したとします。そこからその選手が億稼ぐようになって、結婚生活の10年で5億ぐらい財産を築いたとしましょう。そんで、11年目に専業主婦の奥さんと離婚となったら、その5億はしっかりと半分に分割するってことになるわけです。

 

つまり、財産分与に関してはそんなに稼げない人は負担でかくないけど、ある程度ガッツリ稼げる人にとってはスゴイ金額になったりするわけです。

 

そんで一番知っておきたいのが婚姻費用です。これは通称コンピというそうですが、このコンピがなかなかの曲者なんですね。

 

民法の規定で、夫婦は相手の生活を自分と同じレベルで維持し、夫婦の資産、収入その他一切の事情を考慮して、婚姻から生ずる費用を分担する義務があるとされている。

引用元:『損する結婚得する離婚』p17 

 

これパッと見ただけじゃどういうことかよくわからないじゃないですか?まぁ、簡単に言っちゃうと「夫婦で稼いでる方が稼いでない方のために毎月一定のお金を払いましょう」ってことです。

 

婚姻費用についてさらに詳しく知ろう!

大事なのでコンピについて本書からさらに詳しく学んでいきましょう。

 

そんで、これが離婚するぞってなって夫婦が別居するって時にいきなり出てくるらしいんですね。そんでこのコンピによって稼いでる方の負担はメチャメチャデカくなってしまうんです。場合によっては、その人が持っている財産を上回ってしまうことも‥‥‥。

 

では、いったいコンピはどのように発生するのか?その仕組みを本書から引用してみます。

 

離婚騒動が勃発した後に、妻が家庭裁判所で婚姻費用の審判を申請すると、夫を裁判所に呼び出してくれて、目の前でコンピを簡単に算定し、婚姻費用の支払い命令を書いた紙を貰える。この紙切れは最強の証書であり、コンピが滞った途端に、預金や給料など、なんでも差し押さえが可能になる。

引用元:『損する結婚得する離婚』p18 

 

 そんで、これの何が恐ろしいってね

 

婚姻費用(コンピ)は裁判で離婚が認められるまでずーっと払い続けなきゃいけない

 

ってことなんです。

 

離婚したことない人は分からないだろうし、僕も全然知らなかったんだけど、離婚ってすぐにできるもんでもないらしいし、裁判も長期化するみたいなんですよ。

 

どんなに妻が悪く、浮気の証拠写真があっても、やはり調停、家裁、高裁と裁判を続けると、簡単に2~3年はかかる。

引用元:『損する結婚得する離婚』p20

 

こう書いてあるように、ひと月でパッと終わるってことはなくて2~3年、長けりゃもっとなんてこともあるようです。その間、夫もしくは妻のどちらか稼いでいる方は毎月相手に一定のお金を払い続けなければいけないというわけです。

 

ちなみに、本書には藤沢さんの知り合いの男性の例が載っていたんだけど、これがなかなかえぐかった。その人のケースでは専業主婦の妻が浮気をして離婚するってことだったんだけど、男性の当時の年収の3000万円からコンピを計算されて、けっきょく毎月37万円を2年間支払い続けることになったそうです。しかも、最終的には2年間コンピを払い続けた末に、解決金3000万円を払ってようやく離婚という形ですからね。つまり、男性は単純に計算して4000万円近くを払うことになったわけですよ。

 

しかもこれ、奥さんが浮気しての離婚ですからね。にもかかわらず所得が多いという理由だけで、稼いでいる側にお金を払う義務が生じてしまう。これで婚姻費用の恐ろしさが少し理解できたんじゃないかな?

 

特に現状結婚してて相手よりガッツリ稼いでるっていう人の場合、離婚ってことになると婚姻費用を払うことになる可能性があるっていうのは覚えておいた方がいいでしょう。想像以上にお金を持っていかれるってこともありえますからね。(僕には縁のない話だけど)

 

読めば読むほど、婚姻制度のおかしな部分を知ることができる

本書では現在普通に受け入れられている、婚姻制度のおかしい部分に知ることができます。

 

というか、先ほどお伝えした婚姻費用も冷静に考えたらおかしくないですか?だって、相手が浮気したり暴力ふるったりで離婚の原因作ったとしても、自分の方がお金稼いでたら離婚が成立するまで相手にお金を払い続けなきゃいけないとかね。そんな理不尽なことが法律で定められちゃってるわけですよ。

 

じゃあ早く離婚すりゃいいじゃんってことなんだけど、なかなかそうもいかないんですね。なぜなら

 

裁判を長引かせれば長引かせるほど相手は婚姻費用を長く受け取れるので、離婚裁判は長くなる傾向にあるから

 

つまり、1年よりも2年、2年よりも3年という具合に離婚裁判を長引かせれば長引かせるほど稼いでない側は、毎月婚姻費用を受け取り続けることができるって言うわけです。なので、中には離婚をちらつかせて、相手に責任があると偽りつつ、でも離婚裁判が早く終わらないように「相手とやり直したい」なんていう主張もするなんてケースもあるそう。

 

この部分読んでるだけで「何じゃこの制度?」ってなるし、おかしいよなぁと思うのは僕だけでしょうか?

 

あとこれは当然のことながら、女性の方が稼いでるケースでも当てはまりますからね。ということは、仮に結婚して男性が離婚の原因を作ったとしても、女性の方が稼いでたら婚姻費用は女性が払わなきゃいけないってことですよ。これ、リスクじゃありません?稼げてない男性と結婚する上に、その男性からお金を持っていかれる可能性が常にチラついてるわけです。

 

となると、中には結婚を考えていたけど「自分の稼いだ金を奪われたくないなぁ」って思う人もいるわけじゃないですか?そんで「やっぱ結婚はいいわぁ」みたいになっちゃうケースもあるんじゃないかなと思うわけです。誰だって自分が一生懸命稼いだお金を相手にあっさり持っていかれたくないでしょ?

 

何つーか、現在の婚姻制度がむしろ人々を結婚から遠ざけちゃってる。そんな矛盾だらけの婚姻制度について、本書は教えてくれていますね。マジで知らないことだらけだったので、ビックリでした。

 

まとめ

そんなわけで、今回は藤沢数希さんの『損する結婚儲かる結婚』を読んだ感想を書いてみました。本書は論理的に婚姻制度のおかしな点や、離婚のシビアな現実について教えてくれる一冊です。

 

「でもそんな損得ばかり考えてたら結婚なんてできないよ!!」

 

もちろん、そう思う人もいるだろうし、僕も必ずしも損得だけで考えるものでもないとは思います。実際、離婚なんて考えずに円満に添い遂げる夫婦だっているはずです。お金を奪われるんじゃないか?なんてことを常に考えていたら結婚生活は楽しくないはずです。

 

ただ本書に書かれているように、現状の制度では結婚することでリスクが生じることも確かなわけです。特に夫婦で所得に格差がある場合には、かなりの額を支払う可能性があります。であるならば、そのリスクについて把握しておくべきじゃないでしょうか?避けれるリスクは避けた方がいいですしね。

 

まぁ、冒頭からかなりシビアな話がつづくので、もしかしたら結婚に対してビビってしまう人もいるかもしれません。ただ、本書にはそのリスクを回避する方法なんかも書かれているので、特に相手より稼いでてこれから結婚しようかなって考えてる人なんかは参考になるんじゃないかな?

 

まぁ、僕のように結婚とは縁遠いし、今のところ稼ぐ予定がないっていう人でもメッチャ勉強になったので、興味がある方はぜひ読んでみてくださいね♪

 

それでは今回はこの辺で。