先日、サポステに行った際にカウンセラーの方から、
『こういうセミナーあるんだけど興味ある??』と言われました。
セミナーのタイトルは、『自分の得意なことを発見する』
「おおっ、なんか面白そう♪♪」
こういう、能力を見つけるとか、自己分析系のほんとかをよく読む僕はタイトルに惹かれこのセミナーに参加することにしました。(無料のセミナー)
セミナー当日。ハローワークの建物の4階にある会議室のような部屋にてセミナーは開催。
僕を含めて大体15人ぐらいでしょうか??グループごとに席が分けられ、1グループ4~5人でセミナーを受講します。
開始時間になり、今回のセミナーを主催される団体の講師の方のあいさつ。女性の方で年齢は何歳ぐらいだろうか??おそらく60歳以上かな?NPOの代表として、不登校とかひきこもりのサポートのような仕事をしてきた方だそうです。
一通り挨拶も終わり、セミナー開始。以下に今回のセミナーで行ったことを大まかに書いてみます。
- 有効求人倍率とは??
- 相手を褒めるゲーム
- バーバルによる伝言ゲーム
- 自分の人脈ネットワークを書いてみよう
有効求人倍率とは??
セミナー開始後まず最初に講師の方から『有効求人倍率について説明しまーす!』という言葉がありました。「ん??このセミナーって自分の得意なことを発見するセミナーじゃないのか??」
こんな疑問が頭の中をよぎったのですが、まぁこれも勉強ということでまずは有効求人倍率についてのお話を聞くことにしました。
ここで簡単に有効求人倍率について説明をしておきますと、
求人数÷求職者=有効求人倍率という式で出されるものです。
この式によって『仕事を探している人1人当たり何件の求人があるか?』というのを出すことが出来ます。
例えばある職業の求人数が10だとして、そこに求職者が10人であれば、
10÷10=1となり、有効求人倍率は1となります。
有効求人倍率は1を基準として、1よりも数字が大きくなればなるほど『就職しやすい求人』であり、1よりも数字が低ければ低いほど『就職しにくい求人』ということですね。
僕がセミナーでもらった資料によると人手不足業界は有効求人倍率が1を上回るものが多かったです。たとえば建築関係とか、介護とか医療と関係販売などのサービス業も倍率は1を上回るものが多くて、比較的入りやすいとのこと。
逆に厳しいのは事務系の仕事ですかね。女性の方とか結構いまだに事務が人気だったりするんですが、大体0.2~0.3ぐらいの倍率だそうです。ということは1人あたりに求人が0.2件とかそのぐらいって事。うーん、厳しい。
この場合経験がないとさらに厳しいみたいですね。特に正社員は狭き門。人によってはバイトから始めるという方もいるみたいですよ。
何でもいいから働くっていう人であればこの有効求人倍率を見て、数字が『1』を上回るものであれば、基本的には入りやすい物と認識しておきましょう!!
相手を褒めるゲーム
これはグループの向かい側の人とペアを組み、1分間相手の事を褒めるというゲームです。こういうゲームって結構ありますよね(笑)
セミナーとかでもあるし、確か学校のオリエンテーションとかでもこういう事やった気がします(^^;
まぁ、このゲームがいいか悪いかは別としてやらないわけにはいかんので、とりあえず向かいの人とパートナーを組みました。僕のパートナーは男性で年齢は年上なのか年下なのか、うーんどっちだろう?
年上のようにも感じるし、年下のようにも感じるという年齢不詳の方でした(笑)
最初にその方から僕を褒めるという事でゲーム開始!!
「その服の模様凄く似合ってますね。」
「その服のボタンオシャレですね。」
「その服の襟いい感じですね」
「‥‥‥‥‥」
「褒めるの服だけかーい!!!(笑)」
その方は1分間の中で僕が着ていたチェックのシャツをひたすら褒めるという難しい褒め方をしてくれました。最後の方はちょっぴり褒めどころを探すのに苦労されているようでしたが、服縛りで褒めるというのは逆に難しいですよね。
もしかしたらちょっと人見知りなのかもしれない。視線がやや下向きであまり目が合わなかったので。それで自然と服とかに目がいっちゃってたのかなー。気持ちすんごい分かる。僕も人見知りだから。
ただボタンとか襟を褒められたのは初めてだったので、新鮮な気持ちでしたね。全くおしゃれじゃないのにオシャレになった気分♪あと洋服の事を褒められたことないので少し照れてしまいました(笑)
さて、今度は僕の番です。ゲーム開始!!
「雰囲気が落ち着いていてとても好きです。」
「丁寧な言葉遣いが共感できます。」
「僕のいいところを真剣に探してくださってその姿勢が素晴らしいです。」
「こういう課題は難しいと思いますが、一生懸命でとてもいい感じです。」
ここで終了!!
僕の場合、自ら服装縛りに追い込むことなく、雰囲気とか言葉遣いとかそういったところを褒めてみました。パートナーの方が僕が褒めるたびに『ありがとうございます。』と頭をぺこりと下げて感謝の言葉伝えてくれたので少し恐縮しましたね。めっちゃ丁寧な人でした。
それにしても1分間って長いなー。しかもひたすらこちらが褒め続けなきゃいけないので、結構大変。前職でも割と人を褒めるとかそういう事はしてきましたが、それは会話の中でですからね。
自分だけが喋りっぱなしっていう状況はなれんわー。なんて事をも思いました。
バーバルによる伝言ゲーム
このゲームはグループの中で一人代表者を決め、その人の手を縛ります。その上で縛られた人はある絵を見てジェスチャーなどを一切使わずに言葉のみでグループのメンバーに何が書かれているのかを伝え、それをメンバーが絵として描くというものです。
このゲームでは『言葉って意外と伝わらんよね』っていう事を確認できましたね。おんなじ風に伝言を聞かされてもみんな描いた絵はバラバラ。まぁ、メチャメチャ大きな違いはないんですが、細かい部分とか結構違ってたりしてジェスチャーなしで伝えるのって大変なんだなと思いましたね。
自分の人脈ネットワークを書いてみよう
これは個人ワークでした。用紙を渡されて、親類、学校、地域、趣味、習い事、友人・知人という項目の中にどれぐらい人脈があるのか?というのを書きだすものです。
確かに仕事って人脈とかつながりで決まるみたいなところもあるし、それをうまく利用できれば就職もしやすいんだろーなと思いますね。実際紹介で仕事が決まったなんて人もいるみたいですし、そういう例は山ほどありますから。
今回のワークはそういう自分の人脈を改めて見直してみましょうっていうものですね。まぁ、正直ニートとかひきこもりの人だとあんま人脈ない人が多い気がします(>_<)よっぽどポジティブタイプのニートじゃないと、基本は自分の近況とかあんまり言いたくないもんね。
僕の場合まさにそのパターンでして用紙に記入したところ驚くほど人脈が少なかった(笑)親類とか友人とか、学校関係はいましたが残りの地域、習い事など、趣味に関しては該当者0(>_<)狭い世界で生きてます。
その書きこめた部分に関しても仕事の相談が出来るかどうかと言われると出来ない人がほとんどなんですよねー、僕の場合。つくづく自分の人脈の狭さ、人付き合いの悪さを実感するワークとなりました(^^;
まとめ
こんな感じでセミナーは進行していき、大体2時間近くはやったのかな?結構面白いものもあったんですが、一つ思うことが。それは‥‥‥
「自分の得意なこと発見できてなくね!?」
うん、何かセミナータイトルとは少しずれた内容だったような気がします。これはこれで勉強になる部分も大いにあったんですが、ちょっと拍子抜けしたのも正直な感想。
不完全燃焼な感じはしますが学べるところはあったので、今後の仕事探しにいかしていきたいですね。
あとは、一つ印象に残っている言葉を書いておきます。
これは冒頭で登場したNPOの講師の方の言葉です。
「ずーっと不登校やひきこもりの人のサポートをしてきたのですが、最初はなんで彼らがそういう状態になってしまうのかが分からなかった。その後いろいろ勉強したり経験したことで答えが出ました。彼らは自分が出来ないと思い込んでしまっているんです。それが何かを始めようと思った際にブレーキとなってしまい行動が出来なくなっている。でも、そんな事はない。みんなできるし、能力はあるんです。能力にそんな大差はありませんし、大抵のことは出来ます。ですので自分は出来ると思うようにしてみてください。」
この言葉がこの日、一番響いたことだったかなー。不登校とかひきこもりの人をずーっとサポートをしてきた方の言葉なんで説得力はありましたよね。
「みんな出来るし、能力はある」
そう思うことって大事ですよね。ただ、一方で出来ないと思うことが癖になってしまう人にとっては難しいんだろうとも思います。そういう方の場合、以前の記事でも書いたようにまずは『小さな成功体験を積んでそれを繰り返していくこと』が大事だと思います。
それによって自信を得て、また成功体験を積むという繰り返しですね。それが出来た時に「自分は出来る」と心から思えるようになるんじゃないだろうかと感じました。
それでは今回はこの辺で!
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします!