先日、忘年会に参加してきた。
普段家にいることが多いため、外の寒さに驚く。そうだもう年末だ。季節は冬だ。冬真っ盛りだ。風も冷たきゃ、気温も低い。
「おぉーさみぃー。」なんていうベタなせりふを吐きながら、最寄りの駅まで向かう。
忘年会の場所は新宿。僕の家からは大体電車で1時間位。新宿と言えば以前行われたプチ地獄。『看護師との合コン』が思い出される。詳しくは↓の記事をご覧いただきたい。
参考記事:僕が合コンで碇ゲンドウになった話。 - ニート気質な僕の生きる道
そんな過去のトラウマを抱えながら電車で新宿に向かう。もう年末。仕事納めの人や学生で冬休みを迎えた人もいるのだろう。都心に向かっていくほどに人は増えていく。
電車に乗っている途中、やたらとトイレに行きたくなった。おそらく家に出る前にコーヒーをがぶ飲みしたことが原因だろう。乗換の駅についたので急いで電車を飛び降りトイレに向かう。意外とトイレが遠い。ヤバい。まさかこんなところで‥‥‥
「ふぅー、どうにか間に合った。」
意外とギリギリの状態であったため、すっきり感が半端ない。さて、用も済ませたので電車に乗ろうか。トイレを出ようとした時に、男の声が聞こえてきた。
「いいじゃんかー。ねぇ、いいじゃんかー。」
後ろを振り返るとトイレの個室が一つ閉まっていて、そこで男性が大声を発している。どうやら携帯電話で誰かと話しているようだ。結構大声。会話の内容がだだ漏れである。
「いいじゃんかー。ねぇ、いいじゃんかー。」
こいつしつこいな。誰と話してるのか知らんが会話もしつこいし、声のトーンもなんかしつこい。ちょっとおねだりするような感じの声。甘えた感じ。見知らぬ人間の甘えた声を何故俺は便所で聞かされているんだ。ふと疑問に思う。用を済ませたらさっさと出なさい!!
「いいじゃんかー。ねぇ、いいじゃんかー。」
男の声はどんどんでかくなる。ほんとうるさい。会話のボキャブラリーの少なさ。もうあんたの願いは成就せんよ。そんな事を脳内でグルグル考える。
隣の個室に入って、全ての会話を盗み聞きしてやろうかと思ったが、忘年会の時間が差し迫っていたため断念。彼の願いは成就したのだろうか??
外に出ると、面白い事がいっぱいある。そんな事を感じたある日の出来事であった。