オバログ

日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

『自傷・自殺のことがわかる本』を読んで、やはり複数の繋がりを持ったり、コミュニティに属することが大事だと思った!

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つい先日、『自傷・自殺のことがわかる本』を読みました。 

 

 

この本は自分を傷つけてしまう理由や、その周囲の人が一体どんな風に当事者と向き合えばいいのかが具体的に書かれていて、当事者や周りの人にとっても役に立つ一冊だと思っています。

 

で、この本によると自傷を繰り返す人っていうのは、家族や恋人など近い関係で苦しむことが多いらしいんですよ。じゃあ、どうすればいいのかっていうと、「複数の繋がりを持つ」ってことなんですね。複数のコミュニティに属すると言ってもいいかもしれない。

 

ああ、これ大事だなと。一個の繋がりだとどうしても狭い人間関係の中で生きなきゃいけなくなるから、そこがダメになったら一気にしんどくなっちゃうんですよね。

 

いつの時代も学校で人間関係がうまくいかなくてしんどくなってしまう人はいますが、あれも、要は学生にとっては学校という場所だけがその人にとっての唯一のコミュニティみたいになっちゃってるからきついんですよ。学校でいじめられたり、人間関係につまずくと一気にハードモードに追い込まれてしまう。

 

そうじゃなくて、「学校以外にもいくつもの繋がりがあって、いざとなればそっちがあるから大丈夫」っていう状況をあらかじめ作っておければ、苦しくて追い詰められてしまうっていうことは避けられるわけですよ。

 

だから、複数の繋がりを持つ、複数のコミュニティに属するっていうのはものすごく大事なんですね。

 

頼れる先を2つ以上確保する!!

先述したように一つの繋がりやコミュニティに属するだけでは、そこが何らかの理由でダメになった時に一気に追い詰められてしまいます。で、この『自傷・自殺のことがわかる本』では、そうならないために「頼れる先を2つ以上確保しましょう」ということを提案しています。

 

では、具体的にはどういうところを頼ればいいのでしょうか?本書には次のようなところに頼るといいと書かれています。

 

  • 家族
  • 親以外の家族
  • リアルな友人
  • 恋人
  • SNS
  • 学校や職場の関係者
  • 治療薬
  • プロの援助者

 

他にも親戚や、趣味のコミュニティ、サークルなどあるでしょう。大事なのは「1つの繋がり、コミュニティだけに頼らない」考えを持つということですね。(治療薬は繋がりなのかというとそこはなんとも‥‥‥)

 

家族と友達、家族と恋人、友達と恋人などなど最低でも2つ以上は繋がりをつくっておく。仮にどちらかとの関係がダメになったとしても頼れる相手やコミュニティがあるという状況をつくっておきましょう!

 

もっと言ってしまえば、2つじゃなくて3つ、3つじゃなくて4つとか繋がれたら、かなり余裕は持てるでしょうね。まぁ、学生さんとかでなかなかそこまで人間関係を広げていくっていうのは難しいかもしれませんが、視野を広げてみると意外とコミュニティはたくさんあるし、受け入れてくれるところもあると思うので、そういうところとうまく繋がっていくといいと思います♪

 

ネットやSNSも一つの繋がりではあるが、危険性もあることを認識しておく

僕なんかはいい年をしたオッサンですし、ネットやSNSを通じた繋がりのメリット、デメリット、リスクなんかもある程度承知の上で利用してます。(完璧とは言えないけど)

 

今の時代、ネットの利便性を活用しない手はないとは思うんだけど、ネットは良くも悪くも「人と繋がりすぎてしまう」というのがありますね。中には、繋がらなくていい人とも繋がってしまうなんて可能性もあるわけです。

 

特に、実生活であまり頼れる人がいない場合、ついネットの世界に依存をしてしまうことがあります。ただ、中には弱った人を狙うケースもあるので、そこは要注意!!

 

特に未成年の人なんかが、大人と会う場合にはかなり警戒していった方がいいでしょう。一対一では会わないとか、個室には入らないとか、会うとしても人がたくさんいるような場所で会うとかね。

 

グループやコミュニティにしたって、そこ自体がおかしいこともあるわけだから、あらかじめ評判を聞いておくとか、集まりに参加するにしてもある程度人の目がある場所で参加するっていうのがいいと思います。その辺りは自分で身を守るという考えも必要です。

 

まぁ、やや脅しっぽくもなりましたが、うまく活用すればネットやSNSは世界を広げてくれるし、面白い人とも出会えたりするのでね、その辺はリスクを十分に考慮しつつうまく利用していくといいでしょう。ただ、依存はしないように。

 

まとめ

そんなわけで、今回は『自傷・自殺のことがわかる本』を読んで、改めて複数の繋がりやコミュニティを持つことが大事だなと思ったことをつらつらと書いてみました。

 

しんどい時、苦しい時に自分の力で頑張るという姿勢も大事ではありますが、時には人に頼っていいと思います。ただし、一つの繋がりやコミュニティに頼るのではなく、複数のつながりを持つこと。その上でそれらの繋がりをときに頼り、うまく活用しつつ自分の気持ちを楽にしたり、問題を解決していけばいいのではないかと思っています♪

 

それでは今回はこの辺で。