最近あまり縁がなかったのですが、興味をひかれるタイトルがありまして久々に小説を読んでみることにしました。それがこちらのタイトル。
なかなかストレートなタイトルですよね(笑)小説なのでネタバレNGということで簡単なあらずじをお伝えしていきたいと思います。
主人公は普通のサラリーマン
この物語の主人公はどこにでもいる普通のサラリーマンです。名前は「青山隆」入社して半年。休日もないようなブラック色の強い企業の営業マンとして、パワハラ炸裂の上司に日々消耗させられ疲れ切った毎日を過ごしています。
ある日疲れ切ってしまった彼は駅のホームから無意識のうちに線路へと飛び込もうとしてしまいます。線路に体が落ちかけたその時!彼はものすごい力で引っ張り上げられ間一髪セーフ。彼は救われたのです。
ヤマモトという男
彼を救い上げたのは「ヤマモト」と名乗る関西弁を話す男。聞いてみるとヤマモトは小学校四年生の時に関西に引っ越してそれからまた隆が住む東京に戻ってきたらしい。その時偶然隆を発見して声をかけてきたとのこと。ただ隆は彼のことが全く記憶にありません。
正直ヤマモトの事を思い出せない隆でしたが、ヤマモトははっきりと覚えているらしく隆はしばらく覚えているふりをして彼と接する事にします。最初はぎこちない感じの隆でしたが、ヤマモトと何度も会ううちに心をひらき、彼のアドバイスで仕事の方も少し上向きになりかけてきたころに隆はある事実を知ることになります。
それはある同級生の電話から。この同級生は以前ヤマモトが同じ小学校の同級生にいたかどうか確認した人物で、その彼からの電話で隆が同級生だと思っていた「ヤマモト」という人物は今ニューヨークにいる事が分かります。つまり、隆が線路に落ちそうなところから救ってもらい、その後も仲良くしていたヤマモトは同級生ではないことが分かるのです。
「あのヤマモトは誰なんだ?」
隆の中にこんな疑問がふつふつとわいてきます。同級生でもないのに同級生のふりをするヤマモト。命を救ってくれたヤマモト。親身になってアドバイスをくれたヤマモト。彼の目的は何なのか??どうして自分に近づいてきたのか?
その続きは小説の中で!!これ以上喋るとネタバレで全く面白くなくなってしまうの、続きが気になる方は本を買うなり借りるなりして読んでみてください♪
内容自体は難しいものじゃないですし、割とさらさらと読み進められる本だと思います。登場人物もどこにでもいる一般人の設定なので感情移入しやすいです。それも踏まえて全部読んだ感想を簡単にお伝えしておくと
「泣けるぜ‥‥‥。」
そしてただ単に泣けるというだけではなく読んでいて最後には希望をもらえる本だと思いますよ♪
それでは今回はこの辺で!