以前、北海道にてロケット開発を行っている『植松電機の植松努さん』の事をブログでご紹介しました。植松さん、凄い方なんですよね。
植松電機の植松専務に学ぶ。やりたいことをやるために必要な考え方。 - ニート気質な僕の生きる道
たった18人の会社でロケットエンジンを開発して、今ではNASAやJAXAからも見学者が来ちゃうんだそうです。
ロケットつくるなんて普通に考えたら「難しいよなー」と思ってしまいそうなんですが実際に植松さんはやりとげました。さらにTEDという世界規模の講演会を行っている団体に呼ばれそこで話したスピーチが話題になったりもしています。
正直見た目は町工場のおじさん(失礼しました)といったイメージの植松さんです。ロケット開発をしているなんて多分誰も思わないはずです。じゃあそんな植松さんがなぜ『ロケット開発に成功したのか?』その秘訣というか考え方みたいなものを聞くことが出来るし、非常に心に響くスピーチなのでぜひ多くの方に聴いてほしいですね(^^
今回はそんな植松さんの書籍『思うは招く』という本から植松さんの考え方や学びになる部分などを共有していきたいと思います♪
内容&感想
内容は各章ごとに大きな項目を設けて、その具体的なエピソードが語られるというものです。
例えば第1章の中に
『過去は変えられません でも未来は、努力で変えられます』
という項目が出てきます。
植松さん自身中学時代の進路の先生から「現実を見ろ」という言葉をかけられたそう。
この『現実』というのは『過去』の事を指しているといっています。その当時の植松さんは学校の成績にはあまり興味が持てず成績が悪かったそうです。
そのことから進路担当の先生は
「成績が悪かったという過去があるから、君にはロケットをつくる未来は無理だ」
と決めつけてしまったというわけなんですね。つまり現状から未来を否定されてしまったんです。
でも、これっておかしな話ですよね。
過去が駄目だったなら未来は駄目だなんていう事をどうしてその先生はわかるのでしょうか??預言者かなんかなのか?
むしろ世間的に見れば『昔は駄目だったけど、今、もしくは未来はいい感じ』
なんていう人は結構いるじゃないですか。別に世界的な成功者じゃなくてもいますよね、そういう人って。
で別の項目でさらに重要なことを植松さんにおっしゃってたんですが
『やったことがない人は、できない理由しか教えてくれません』
というものです。
先ほど登場した先生も、結局やったことないんですよね。ロケット開発なんてことは。なので、先生の枠組みの中で、
「ロケット開発なんてそんな突拍子もないことは出来っこないよ」
と思ってしまったんだと思います。そしてそれをまだ中学生だった植松さんに言ってしまったんです。
でも、実際に植松さんは今ロケット開発をしています。先生の未来予測は見事に外れたわけですね。つまり人から未来を予測された際には必ずしもその未来予測は正しいとは限らないって事です。
それは先生だろうが、親だろうが、友人だろうが誰でもそうです。
じゃあ、周りに自分の未来を否定する人ばかりいるとしたらどうすればいいのでしょうか??ここでも植松さんは解決策を示してくれています。それは‥‥‥
「やったことがある人を探して会うこと」
です。
やったことがある人というのは誰かの未来を否定しません。仮に自分がやったことがない分野であったとしても出来ないとは言わず、『出来る理由』を探してくれます。
もしくは『やったことがある人』を紹介してくれたり結びつけたりしてくれます。そうやって自分の未来の可能性を肯定してくれるというわけです。
こういう風に、植松さん自身の経験から導き出された『参考になる言葉、勇気が出る言葉』がこの本には沢山ちりばめられています。
植松さんは別に超人ではありません。ただただ、『自分の好きなこと』を信じて突き進んでいった結果今の植松さんがいるんですね。
スーパーエリートでも、生まれた時から超絶に恵まれた環境で育ったわけでもありません。だからこそ僕らが植松さんから学べることは沢山あるのではないかとこの本を読みながら感じました。
ぜひこの本と一緒に、TEDのスピーチを聞いて植松さんの考えに触れてみてください。きっと自分の未来をそして他人の未来を肯定できるきっかけになると思います。
植松さんの究極の夢でもある
「どうせ無理をこの世からなくす」
僕はこの言葉がとても好きです。僕も誰かに相談されたなら
「どうせ無理」
ではなくて、
「どうすればできるか」
という事を言えるようにしたいなと思いますね♪♪
それでは今回はこの辺で!
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします♪