刺激的なタイトルで始まったんだけど、今の社会なかなか0円で生きるのは難しい。まぁ、無人島にでも行けば別かもしれませんが、それなりにテクノロジーの恩恵を受けたりご飯食べたり、屋根のある家にすんだり、人と繋がりながら生きるとなるとお金はかかるもんです。
そんなことはわかりきっていることなんですが、なぜ今回「0円で僕らは生きられるか?」なんてタイトルを書いたのかというと、こんな本を読んだからなんですよね。
タイトルが『0円で生きる』ですよ。この本のタイトルを見た瞬間「マジか?」ってなりましてね。ほらっ、僕お金ないじゃないですか?だから、タダとか0円とかって言葉にはもうめっぽう弱くて。なのでついついタイトル見て飛びついてしまったというわけです。
そんで大事なのは0円で生きるなんてことが書いてあるけど、本当に実行が可能なのかじゃないですか?みんなそこが気になるはずなんですよね。だいぶ時代は変わってきているとはいえ、このバリバリの資本主義社会の日本で、はたして全くお金を使わなくても生きれるのかどうか?まぁ、結論から言うと
「今のところは無理です」
というかこの本の筆者の方も0円で生きていけるなんてことは、ひと言も言っておりません。(僕の早とちりである)
じゃあ、この本は一体どんな事を書いているのかというと、主なテーマとして「無料の生活圏を作ること」と「お金への依存度を下げましょう」っていうのを掲げています。完全に0円での生活は難しいけど、部分的には0円でも生きれますよ、そのためにこんな方法がありますよっていうのを教えてくれています。
お金への依存度を下げるための具体的な方法
そんで肝心の内容はと言うと、こんな感じですね。
第一章 貰う
第二章 共有する
第三章 拾う
第四章 稼ぐ
第五章 助け合う
第六章 行政から貰う
第七章 自然界から貰う
引用元:『0円で生きる: 小さくても豊かな経済の作り方』目次ページより 著者 鶴見済 新潮社
各章を見てもらうとわかるように、第四章の稼ぐ以外は貰ったり、拾ったり、共有したりと「お金への依存度を下げる」っていう生活をするための方法がけっこう載っています。
稼ぐについてもフリマをうまく使うという具合にどでかく稼ぐことを提唱しているわけではありません。自分の持っているものの中で、いらない物や使わなくなったモノなんかをうまく活用してちょこっとお金を手に入れましょうっていうものです。
お金があんまりないせいか、個人的にはこの本に書かれていることは興味深いものが多かったですね。まぁ、僕自身すでにお金をあまりかけない生活をしているわけですが、読み進めていくうちに、「おお!!まだまだお金への依存度さげれるじゃん!!」って思いました。この本読んで改めて世の中知らないことだらけだなぁというのを実感しております。
今後は本書に書かれている内容を参考にしつつ、お金への依存度を下げても問題ないところはバリバリ下げていって、逆に自分が大切にしているモノ、「これはどうしてもお金出したい」っていうものにだけお金をかけるメリハリのある生活にしていきたいところです。
最後に
そんなわけで今回は『0円で生きる』という本の感想を中心に書いていみました。
冒頭でも述べたように、完全に0円で生きるのは今の社会では難しいかもしれません。でも、やり方次第ではかなり「お金への依存度を下げることは可能だな」ということも本書を読みながら思いました。
ただ、じゃあ必死こいて「この本に書いてあること全部実行するぞ」ってなるとしんどい気がします。っていうかたぶん挫折します。なので、「これはちょいと真似できそうだな」とか「これ知らなかった。取り入れてみようかな」ぐらいのスタンスで、うまく自分の生活の中に「無料の生活圏」の割合を増やしていく感じにするのがいいんじゃないかな?無理なく、出来る範囲でね。
ちなみにこの本は図書館でも借りれるはずなので、お金がないけど内容に興味があるって方はぜひ借りてみてください(^^
それでは今回はこの辺で失礼します!