たまにはブログ関連の本でも読もうかなーということで、はてなでブログを書き続けている大物ブロガーちきりんさんの「自分メディアはこう作る!」という本を読んでみることにしました。
今回はこの本を読んで僕が感じたこと、学んだ事などをシェアしていきたいと思っています。
そもそもちきりんさんとは?
はてなのサービスを使っている方ならご存知の方も多いでしょうが、知らない方のために書籍からプロフィールを引用させていただきます。
関西出身。バブル期に証券会社に就職し、その後、米国への大学院留学を経て、外資系企業にて勤務。2011年からは、文筆活動に専念するため退職。対談や旅行など"楽しいことだけして暮らす"を実践中。
ブログなどにも書かれていますが、元々は外資系でバリバリ働くサラリーマンだったそうです。ブログを開始したのが2005年ということでもう10年以上ブログを書かれているんですね。ブログ2年目でヒーコラ言っている僕とは大違いだ‥‥‥。
さらに言えばちきりんさんは月間200万PVを達成したこともあるというとんでもないブロガーさんでもあります。200万PVって‥‥‥。僕の年間の合計PVでも全然追いつきませんよ(涙)レベルが違いますね。
さらに書籍も多数出版されており、多数のファンがいるブロガーさんです。僕はちきりんさんの考え方が好きで書籍も何冊か持っています。ファンの一人と言ってもいいかもしれませんね。
この本から学んだこととは?
僕がこの本から学んだ中から特に大事だなと思ったのはこの3つです。
①メッセージを伝えるためにブログを書く
②ゴールを設定する
③幸運と適正
一つずつ説明をしていきますね。
①メッセージを伝えるためにブログを書く
ちきりんさんは「この事を伝えたい!」というメッセージが生まれるからこそブログを書くというスタンスです。逆に言えば伝えたいメッセージがなければブログを書かないということになります。このスタンスは見習っていいんじゃないかと。
というのもブログを書く時に時々「何を書けばいいんだろうか?」と悩むことってあると思うんですよね。僕も時々「何も書くことがないぞ」と行き詰ってしまうことがあります。
そんな時はシンプルに「自分はなんのメッセージを伝えたいんだっけ?」と自問自答してみるといいんじゃないでしょうか?その結果、「今日はこういうことを伝えたかったんだ。」というのであればその事を素直にブログに書けばいい。
逆に「あれ?別に伝えたいこと今は思いつかんなー」ということであれば無理やりブログを書く必要はないわけです。そこでむりやり周りの人が書いてるからとか、何となく世間的に流行っていることだからというブログを書くと自分でもしっくりこないですし、内容が薄くなってしまいます。絶対にお前そんなに興味がないだろ!!っていう文章は何となく読者の方にも伝わるものです。(僕もそうならないように注意しなければ)
「自分が伝えたいメッセージは何なのか?」
この事を意識してブログを書くとスムーズに書けるんじゃないでしょうか?
②ゴールを設定してブログを運営する
ゴールと言ってもそんな大層なものじゃなくて「自分のブログをどういうものにしたいのか?」というものです。ゴールがなければどこに進んでいけばいいかわからないですからね。ちなみに僕のブログは
「ニートとかひきこもりとかうまくいってない人を応援する」
っていうスタンスでやってます。まぁそういう状況でちょっとしんどいなーって思っている人たちが僕のブログを読んでちょこっとでも勇気づけられたり、一歩踏み出すきっかけを得られたりすればいいなーと思いながらブログを書いてます。(時々脱線もするし、まったく関係ないふざけた記事も書くけど)
ブログの方針を決めることにした。 - ニート気質な僕の生きる道
そうやってゴールを決めると色々とブログ書いていくうえでラクなんですよね。まず、「ブログの方針に関係ないことはなるべく書かない」っていうルールができるので。その方針に従いつつ「何を伝えようか?」というのを考えればいいわけです。
そんな感じでブログのゴール(方向性)を決めておくと、ブログっていうのは書きやすいです。ちなみにですがちきりんさんは本書の中でブログのゴールをこんな感じに設定していると言ってました。
まず設定したゴールは、「Chikirinの日記」というサイトを、価値あるメディアに育てたい、ということでした。ここでの(私にとっての)価値あるメディアとは、読者ができるだけに通っているメディア、すなわち、何らかの共通点を持って、読者が絞り込まれているメディア、という意味です。
こういう条件設定は特殊なものではありません。より具体的には、
・資本主義を信じていて、
・社会的な事象やビジネスに関心があり、
・既成概念を排し、自由かつオープンに考えることに前向きで、
・解を得ることではなく、自分で考えるヒントときっかけを求めている人
・難しい問題を考える時にも深刻になりすぎず、ユーモアを理解できる人
といったところでしょうか。
ちきりんさんの場合こういう読者の方を想定してブログを書いているんですね。だから彼女のブログは社会的に関心が高いものについて語られていることが多いです。またブログの内容も「これが答えだ!!」というのでなく「こーかもしれないよね。」「こういう考えもあるよね」という提案のような形をとっていて、まさに運営方針に基づいた内容と言えるでしょう。
ブログのゴールというのは決まっておらず人それぞれなので決まりはありません。でもゴールがなければあっちへ行ったりこっちへ行ったりでブレブレのブログになってしまう可能性が高い。そうならないためにもある程度ブログのゴールは決めておいた方がいいでしょう。その方が書きやすいですからね♪
③幸運と適正
本書の中でちきりんさんは「ちきりんブログ成功の理由」についても書いています。その最初の項目に書かれていたのが幸運と適正です。
ちきりんさんは自分のブログは次の理由で幸運だったと述べています。
- 自身の選んだブログサービスがたまたまはてなブックマークが盛り上がっていた時期のはてなのサービスだったということ。
- 会社を辞めた時期にちょうどTwitterが大流行した
- ブログが注目され始めた2008年半ばのタイミングで、既に3年分のブログが書き留められていた
要は「いいタイミングが重なったんだよね」というわけです。確かにこれが別の運営会社のブログで、ちきりんさんが会社を辞めておらず、ブログを始めたのがもっと遅かったりしたら彼女は人気ブロガーになっていなかったのかもしれない。
ただ、ここで「なんだよ、ただ運が良かっただけかよ。」と言うのも違う気がします。彼女がブログを始めたのはたまたまかもしれませんが、「自分にもできそうかも」という好奇心に素直に従ってブログを始めたのが大きかったのではないでしょうか?
幸運を引き寄せるにしても何もしてなければその幸運はつかめません。ブログを始めそして継続したからこそそれがのちの幸運につながった。そう考えると「好奇心に従って何かをはじめてみる」というのは大切だなーと感じました。僕も見習いたいものです。
特にブログのように始めるのにリスクがほとんどないサービスはまず好奇心に従って気軽に始めてみるといいかと思います。そうして継続していく中で幸運が訪れたり何かチャンスをつかめるのかもしれません。
一方適正については子供のころから日記を書いていたということで、文章を書くのが苦じゃないことがまず言えるでしょう。そしてご本人は誰にでも理解できるようなわかりやすい文章で書いているということをご理由に挙げています。
確かに時々ものすごい専門用語を使ってブログを書いている人を見かけますが、それは多くの一般人にとって読み進めることが簡単ではありません。まして書籍でもなくPCやスマホ上でガッチガチの理解不能な言葉が並べられた文章を読み進められる人がどれだけいるでしょうか?少なくとも僕には無理です。途中でページ閉じちゃいます。
そう考えると自然と簡単でわかりやすい文章を書けるのは適正があると言えるのかもしれませんね。
逆に文章を書くのがどーしてもツライ、PCと向き合うのすらいやだ!!という方はブログの適正はないかもしれません。そういう方でも他に自分を表現する方法なんて沢山あります。
例、しゃべるのが得意ならYouTubeで音声だけ取って、それを投稿する
みたいな感じでね。今でいうユーチューバーのような感じです。顔出さなくても音声だけも乗っけられるので、身バレNGの人にもできます。(声に特徴があると身バレするかもしれないけど)
しゃべる方が得意だし伝えたいことをきちんと伝えられるぜっていう方であればブログにこだわらず自分の適性がある方に移ればいいでしょう。あくまで一個の表現方法、メッセージを伝える手段としてブログがあるんだということを覚えておきましょう。
まとめ
今回僕が学んだことから特に大事だなと思ったことをまとめました。
- メッセージを伝えるためにブログを書く(自分が伝えたいメッセージって何?)
- ゴールを設定してブログを運営する(自分のブログをどういうものにしたいの?)
- 人気ブログになるには幸運と適性も大事。
ただ内容はちきりんさんならではのものも多く、ブログをガッツリ学びたい向けの本ではないと思います。個人的には楽しめましたが「ブログを学ぶための教科書」のような本ではないということだけはお伝えしておきます。
それでは今回はこの辺で!!
最後までご覧いただきありがとうございました♪
次回もよろしくお願いいたします♪