ニート気質な僕の生きる道

自分の経験を活かして、無職やニートや、ひきこもりなど自分と同じように、「生き方」や「働き方」に悩んだり立ち止まった人が前向きになったり、自分の進みたい道に一歩踏み出すきっかけになるブログを目指しています。

あなたの行いが誰かの人生を変えるかもしれないというお話。

どうも、おばっちです。

 

このまえ↓の本を読みました。

 

 

嫌われる勇気が大ヒットした岸見先生の『アドラー心理学入門』です。嫌われる勇気が面白かったので、「もうちょいアドラー心理学知りたいなぁ」って思ってちょっと前に買ってついこの間読んだんですよね。面白かったのでそのうちレビューを書くかもしれません。

 

今回は本の全体というよりもある一部分がすんごく心に残ったので皆さんにご紹介したいと思います。

この本の中で「できることからはじめよう」っていう項目があって、そこで岸見先生が「シンドラーのリスト」について語っています

 

シンドラーのリストについては⇩で簡単に説明しておきます。

スティーブン・スピルバーグ監督による感動のヒューマンドラマ。第2次大戦下、ナチスの虐殺からユダヤ人の救済を決意したドイツ人実業家、オスカー・シンドラーの姿を描く。“ユニバーサル・シネマ・コレクション”。

引用元:シンドラーのリスト 監督:スティーブン・スピルバーグ 原作:トーマス・キニ―リー (NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)

 

ドイツ人実業家のオスカー・シンドラーという人がいて第二次世界大戦下のポーランドで千人以上のユダヤ人をナチスの虐殺から救ったんですね。このシンドラーがどうやってユダヤ人を救ったのかが描かれた作品。

 

シンドラーはナチス党員だったんですが自分の工場に雇い入れたユダヤ人は収容所にいくことを免れて、命が助かったんですよね。

 

シンドラーのナチス党政権への抵抗は、イデオロギー的な理由からではない。まずもって楽天的な工場主は、無力なユダヤ人住民たちに対する扱い方に異を唱えたのである。彼の経済的な関心は、出来るだけ多くのユダヤ人を救済したいという願望の前に次第に後退していった。最後には、全財産をこの目的のために投げ出すだけでなく、自分の命まで賭けようとしたのである。

引用元:オスカー・シンドラー - Wikipedia

 

このようにシンドラーはナチス党員であるにもかかわらずユダヤ人たちを救おうと奔走します。工場に雇われている人の名前をリストアップしたものをシンドラーのリストと呼んだそうです。

 

当然ですが、当時のナチスは巨大な権力を持っており、逆らうことは命を危険にさらすことでもあります。そんな状況でもシンドラーはユダヤ人たちを救うために全力を尽くします。

 

その後ナチスドイツは戦争に敗れます。シンドラーの奔走もむなしくドイツで大勢のユダヤ人たちが虐殺されたのは誰もが記憶するところです。

 

戦争後のシンドラー

戦争後、シンドラーの元に車が一台残っていたそうです。その車を見た彼はこの車を一台売っていればもう一人でも二人でもユダヤ人の命を救えたと後悔をしました。

 

シンドラーが後悔していることを知った当時彼に雇われていたユダヤ人が自分の金歯を加工して指輪を作り、シンドラーへプレゼントしました。その指輪には

 

「一人の命を救う者が全世界を救う」

 

という意味の言葉が刻まれていたそうです。確かにシンドラーは全てのユダヤ人たちを救うことはできなかったかもしれない。でも、彼が自分が出来る限りの力を使って目の前にいる一人一人のユダヤ人たちを救ったことで後に多くの人の人生に影響を与えていきます。

 

シンドラー死後

シンドラーは多くのユダヤ人を救うという素晴らしい功績を残しました。しかし年月が経つとともに彼の功績も忘れ去られていきます。

 

シンドラーが再び注目を集めるのはシンドラーの生き方を知ったオーストラリアのトマス・キニーリーという作家が書いた「シンドラーの箱船」という本がベストセラーとなったからです。

 

さらにこの本を読んだある映画監督がいました。それがのちに「シンドラーのリスト」の監督になるスティーブン・スピルバーグです。彼はこの本を読んだ時に自分が映画化するしかないと思ったらしいんですね。でも当時彼はE.Tの撮影中。結局映画化までそれから十年の月日が流れます。

 

ここでまた印象的なエピソードが。実はスピルバーグ自身がユダヤ人なんですね。岸見先生によるとスピルバーグはユダヤ人であることを恥じていたそうなんです。でもシンドラーの生き方を知って、ユダヤ人であることに誇りに思うようになったとのこと。

 

その後映画の撮影が始まり、ポーランドのクラクフで行われていたとき『タイム』誌が取材に来て世界中に発表します。

 

その記事を読んだ八十代の男性は娘と息子を自宅に呼びそれから二日間、自分はシンドラーのユダヤ人の一人であったことを打ち明けたそうです。そしてそれまで一度も話したことがない収容所での経験を話し、翌日に亡くなったとのこと。

 

僕はこの話でボロボロと泣いちゃいましたね。シンドラーの勇気ある行動がユダヤ人たちを救い、後に作家によってその功績が広められた。その本を読んだスピルバーグがユダヤ人である自分に誇りを持つようになり、後に多くの作品を残すことになった。さらに、スピルバーグが「シンドラーのリスト」をつくるということが話題になり、実際にシンドラーに救われたユダヤ人が子供たちにその事を話す。凄いつながりじゃないですか?

 

きっとスピルバーグがこの作品を作ることで老人も勇気をもらったのでしょう。それまで数十年以上語らなかった自分の過去を子供たちに語ったわけですから。もし映画がつくられなかったら彼の子供たちは自分の父親の苦難の歴史を知ることはなかったわけです。

 

きっと老人の話を聞いてその子供たちはこう思ったはず。

 

「シンドラーという人がいなければ自分の父親は死んでいたかもしれない。そして自分たちも生まれてなかったかもしれない。」

  

シンドラーが一人の命を救ったことで間接的に子供たちの命を救ったわけですね。きっと彼らはシンドラーに感謝したでしょう。「お父さんの命を救ってくれてありがとう」と。

 

その後シンドラーのリストはアカデミー賞を受賞します。そうしてそれまでユダヤ人のことをあまり知らなかった人たちにも、その苦難の歴史と歩みを知るきっかけを与えることになります。

 

自分にできることをやろう

僕ら一人一人の力はちっぽけなもんです。自分の行いが誰かに影響力を与えるなんて考えられないかもしれない。おそらく当時のシンドラーも「自分の行いが誰かの人生を変える」なんて思っていなかったはず。ただ目の前のユダヤ人たちを助けることしか考えていなかったはず。

 

でも実際には彼が行ったことで多くの人の人生が変わりました。多くの人の人生に多大な影響を与えました。なんならこの記事を書いている僕にも影響を与えていますからね。

 

僕たちは彼のようにはなれないかもしれない。でも自分の目の前にいるたった1人の人を助けること、助けられなくてもサポートしたり思いやりをもって接することはできるはずです。

 

そうやって自分以外の誰かを思いやり、助けることができたならもしかしたらのちのちあなたの行動が誰かの人生を変えることになるかもしれません。いい影響を与えるかもしれません。そういう繋がりが世界をよくするんじゃないでしょうか?

 

今、自分にできることから始めてみませんか?

 

大きな事じゃなくていい。ちょっとしたことでもいい。シンドラーのような素晴らしい行いじゃなくてもいい。今目の前にあること、今自分ができることに真剣に取り組むことが大切です。

 

その積み重ねがもしかしたら僕たちの人生を変え、誰かの人生を変えるかもしれません。やってみる価値はあるんじゃないでしょうか。僕もちょびっとずつできることからやっていきます。

 

あなたのよき行いが誰かの人生を変えるかもしれない。

 

それでは今回はこの辺で!!

最後までご覧いただきありがとうございました!!

次回もよろしくお願いいたします!!

 

 

 参考サイト

オスカー・シンドラー - Wikipedia

スティーヴン・スピルバーグ - Wikipedia

トマス・キニーリー - Wikipedia

※当ブログに使用されている画像は、管理人が撮影した写真の他、https://pixabay.com/やhttp://www.irasutoya.com/といった著作権フリーの画像を使用しています。