オバログ

日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

生きづらさから逃れるには「こうあるべき」という考えをやめることだ。

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最近こんな本を読みました。

 

『男性は何をどう悩むのか』っていう本で、長年男性の悩み相談にのってきた人たちが「男性はどんなことで悩むのか?」「男性はどんな心理状態にあるのか」など、相談事例などを踏まえながら解説してくれています。

 

まぁ、この本は男性について書かれていた本なんだけど、男女問わず、みんなが生きづらかったり悩んじゃったりするのって「こうあるべきだ」っていう縛りとか思い込みに捉われすぎちゃってるってのがでかいんじゃないかな?

 

こうあるべきが出来ないとしんどくなる

「男なら稼ぐべきだ」「女なら家事ができるべきだ」「イクメンであるべきだ」などなど、僕達は年齢を重ねるにつれていつの間にか様々なさまざまな「こうあるべきだ」という縛りや思い込みに支配されそうになります。

 

そんで、その「こうあるべき」っていうのは日々色々なところから僕達に言われるわけですよね。親や兄弟などの家族であったり、友達であったり、先生であったり、あるいはテレビの向こう側にいるどこかの著名人だったりするわけです。

 

で、いつの間にかそのこうあるべきというものに知らず知らずのうちに支配されてしまっている。まぁ、洗脳とまではいかないまでも、かなり自分自身の行動に影響を与えてしまったりします。時にはガチガチに支配されてるなんて人もいますよね?

 

でも、別にねこうあるべきだという考えに縛られていたとしても、それで幸せならいいんですよ。「男ならメチャメチャお金を稼ぐべきだ」って思ってメッチャお金稼いで「ウォー、人生楽しいぜ!」っていうならそういう生き方で全然問題ないわけです。(まぁ、押しつけは良くないけどね)

 

ただ、そこで問題なのはそういう生き方が出来ないケース。周りや社会からのこうあるべきだっていう考えや縛りに対してなんか違和感を感じちゃったり、あぶれちゃう人っているじゃないですか?

 

こういう時って「あれ?なんかおかしいな?でも、周りはみんなああ言ってるし、ということはおかしいのは自分なのかな?」みたいに悩んでしまう。そんで、しまいにはあるべき姿になれない自分のことを「何で自分はできないのか」って責めてしまったりするわけです。

 

でもね、ぶっちゃけたこと言うと、こうあるべきという考え方に従う必要ってないんですよね。というのも、誰かが言うこうあるべきっていうのは誰かの主張でしかないし、別にそれに従う必要もないからです。特に年齢がかなり上の人の言うこうあるべきだ論ってその人の時代だからこそ通用していたみたいなものも多いので、冷静に言ってる中身を聞いて「ああ、この人の考えは違うな」と思ったならそれは従わなくていいんじゃないかな?

 

また、人によってはこうあるべきという考え方に従う理由として常識を持ち出す人もいますよね。「これが社会では常識なんだから従うべき」みたいな。ただ、まぁ常識なんてけっこう速いペースで変わっていきますからね。ましてや現代はテクノロジーの進歩がメチャメチャ速いので、これまでの常識では考えられないようなことがガンガン怒ってるし、LGBTを始めマイノリティの人たちの権利が以前よりも認められるようになったりと、数十年前に言われていた常識とは全く違うわけです。

 

だからまぁ、あなたが苦しくなる、生きづらくなってしまう「こうあるべきだ」という考えには従わなくていいっすよ。そんな考え方はぶん投げてゴミ箱にポイしてしまえ!!そう思います。

 

こうあるべき論から解き放たれるには?

とはいえ、なかなか「こうあるべきだ」という考え方から逃れるのは難しかったりします。なぜなら人によってはかなり長い間、その人の頭に刷り込まれてしまっていることがあるからです。

 

そうなると、「よし、今日からこうあるべきという考え方は辞めた!!」といってもなかなかスパッと切り替えられるもんじゃありません。おそらくその場では思ったとしても、すぐにまたこうあるべきという考えに支配されてしまうでしょう。

 

じゃあどうすりゃいいのか?僕なりにその解決策を提示します。それは以下の3つです。

 

  1. こうあるべき論から離れる(環境を変える)
  2. 本を読んで色々な人の人生に触れる
  3. 色々な人に会って話を聞く

 

1個ずつ説明していきます。

 

まずはこうあるべき論から離れる。まぁ、これは当たり前っちゃ当たり前なんだけど、周りにあなたを苦しめたり、生きづらくしている「こうあるべきだ」っていう意見を言う人ばかりだとしたら、きっとその考えに縛られちゃうじゃないですか?あるいは、縛られないまでも、やっぱ苦しいと思うんですよね。なんか、自分の生き方自体を否定されてしまっているような気がして。

 

であるならば、その解決策の一つとして考えられるのが、そういうことを言ってくる人たちから離れてしまうってことです。

 

例えば親が「男は女よりも稼いでこそ結婚するべきだ」みたいな考え持ってたとして、あなたはその考えに違和感を持っていたり、どうも相手の女性の方が稼いでいたとしましょう。でも、女性は「別にどっちの稼ぎが多かろうが結婚しますよ」みたいな考えだったと。でも、あなたは親の「男が稼いでナンボ」っていう考えに捉われて一歩踏み出しにくくなっちゃうじゃないですか?これすんごいもったいない気がするんですよ。だって、結婚するのはあなたなんだからさ。

 

まぁ、実の親であったり友達であっても、必ずしもその意見が全てあなたにとって正解とは限らないのでね。それ頭に入れて、もししんどいなと思ったなら一度距離を置くっていうことも考えてみるといいでしょう。

 

2つ目は本を読んで色々な人の人生に触れるってことです。僕はこのブログでいっつも「本読もうぜ!!」ってことを言ってるんだけど、やっぱ本はいいっすよね。なぜなら「人生なんて100人いれば100通りあるぜ」ってことがよーくわかるので。当然、本に登場する人たちはあなたを縛る「こうあるべきだ」論に縛られてなかったりするわけですよ。でも、充実した人生を送っていたり、自分なりの幸せにたどり着いてたりするわけです。

 

そうやって色々な人生に触れていくと「あれ?別に誰かのこうあるべきだって考えに従う必要なくね?」って思えるようになるわけですね。なので、図書館で借りるでも何でもいいので、とりあえず面白そうな人が書いてる本を借りてきてバーッと読んでみると。それだけでも、あなたを縛るこうあるべきだという考えから抜け出せるかもしれません。

 

ラスト3つ目は色々な人と会うってことです。まぁ、これは本と同じですね。世の中には色々な人がいるわけで、中にはあなたがこれまで「こうあるべきだ」と考えていたことから遠くかけ離れた考えをもって生きてる人もいるわけですよね。そういう人から話を聞いてみる。

 

もしかしたら最初は違和感があるかもしれません。「ん?何か違くね?もっとこうあるべきじゃね?」って知らず知らずのうちに思ってしまうかもしれない。そりゃ、これまでの自分の生き方や考え方とは全然違った人と会うとしたら、そう思うのも無理はないでしょう。ただ、そこでちょっと我慢してさらに話を聞いてみる。するとそのうちに「ああ、こういう考え方や生き方もアリなんだ」って思えたりするわけです。

 

特に頑固な思い込みに縛られてしまっている場合、僕の経験上、本を読んだだけではなかなか抜け出せなかったりします。なので、人と会ってグワッと感情を揺さぶられてみる。「すげぇぇ、こんな生き方ありなのか!?」ってビックリしてみる。そんな経験を何度も繰り返して見ると、少しずつそういう縛りとか思い込みから抜け出せるようになると思います。

 

世の中あなたが思ってるよりも、ぶっ飛んだ人や面白い経験をしてる人はたくさんいますからね。そういう人の話を聞くのは有意義な時間になるはずです。

 

まとめ

そんなわけで、今回は生きづらさから逃れるには「こうあるべき」という考えをやめることという内容で記事を書いてみました。今回の内容をまとめておきます。

 

  • 自分が苦しいと思うこうあるべきだ論なんかに従うな
  • こうあるべきだ論から解き放たれるには、1、こうあるべき論から離れる(環境を変える)2、本を読んで色々な人の人生に触れる、3色々な人に会って話を聞く

 

こんな感じですね。

 

まぁ、一つ注意点があるとすれば、必ずしもすべてのアドバイスに従うなってことではないです。中には冷静かつ論理的にあなたの今の状況を考えて「こうしてみるといいんじゃない?」って言ってくれる人もいますからね。そういう人の意見は大事にするべきだし、時には素直に従ってみることも大事でしょう。

 

ただ、あまりにも根拠がない、あるいは根拠が薄く、それでもってあなたを苦しめたり生きづらくしている「こうあるべきだ」という考えには従う必要はありません。その場合、先述したようなやり方でうまくその呪縛から逃れるようにしましょう。

 

結局のところ大事なのは、こうあるべきだという考えに従って生きるってことじゃなくて、「あなたがどうやって幸せに生きるか」ってことですからね。そのためには生きづらい考えから抜け出すことが大事です。そのことをお忘れなく。

 

それでは今回はこの辺で。