前回『サポステ行ったよー』っていう記事を書いたんですが、その際にサポステを紹介しているパンフレットというか冊子みたいなのもらってきたんですよ。
この表紙を書いているのが漫画家の青野春秋さん。
『俺はまだ本気出してないだけ』っていう作品で知られている方です。漫画は見たことがないんですが、実写映画版は満喫で見た記憶があります(笑)結構面白かったなー。
この青野さんがサポステの冊子の最後のページで インタビューを受けていたんですが、かなりためになることを色々言ってくれていて「こりゃシェアしなきゃ!!」っていう僕のおせっかい心が働きましたのでこのブログでシェアさせていただきたいと思います♪
以下、サポステ冊子より引用という形になります。(青野さんのコメントは青野とし、インタビュアーの方のコメントはーとさせていただきます。)
※全てのインタビューを載せているわけではなく、僕が印象に残ったコメントを中心に載せているのでご了承ください。
青野さんのインタビュー
青野 漫画家になろうと決めたのは25歳とき。それまでは特に目標もなく、好きな漫画を買うためにバイトしていましたね。
ー どんなバイトをしてたんですか?
青野 工場のフォークリフト作業員やトラック運転手、キャバクラのボーイもやったし、大森駅のキヨスクで働いたことも(笑)
まず、青野さんが漫画家になろうと思ったのが25歳と比較的遅いところに注目ですよね。それまではインタビューにもあるように、作業員とか運転手みたいな全く関係のない職業も経験されている。
ぶっちゃけ作業員とか運転手は漫画家には関係ないですからね。色々とやってみつつ改めて「漫画家をやってみたい!」と思ったのかもしれません。さらにインタビューは続きます。それにしてもキヲスクで働いていたのは意外でしたね。
青野 何事も経験してみないとわからないし、無駄な経験はないですから。
途中中略
青野 今の時代はネットの情報に支配されて、事実を確かめないで決めつけてしまう人が多い気がします。一人一人に個性があるので、自分に合った仕事を見つけるにば動くが勝ち。゙自分の感覚を大切にしてほしいですね。
青野 情報に踊らされないためには、まず自分の経験値を上げないと。仕事だって経験しないと向き不向きすら判断できない。最初から選り好みをしないで、「とりあえず働いてみる」というスタンスもアリですよね。
ほんとその通りだと思います。何事も経験。無駄な経験なんて一切ない。何事からも学べることはありますからね。絶対に気づくこととかあると思うし。
あとは、やっぱり決めつけてしまっていうのはあるかもしれません。ネットとかで『○○はニートには無理』とか『○○はこういう性格でないと向いてない』みたいなことが書いてあると選択肢から消しちゃったりするんですよね。
その意見って別に絶対じゃないし何より発信した本人の主観とかでしかないわけだから自分に当てはまるかどうかなんて分からないんですよ。それこそ本当に『やって見なきゃ分からない』っていうのが真実だと思いますね。
僕も含めて『まだ自分がやりたいことがハッキリしていない』っていう場合やってみて向き不向きを判断するっていうのを考えてみるのもアリですよね。
あと『とりあえず』っていうスタンスもすんげぇ大事だと思います。とりあえずやってみるとかとりあえず頑張るとかそういうスタンスね。肩ひじ張りすぎず色々やってみようかぐらいの感じの方がしんどくないと思います。どれが自分に合うかなんてほんとやってみないとわかりませんからね。
ー 時代とともに新しい仕事もどんどん増えてきますしね。
青野 知らないだけで、世の中には面白い仕事がまだたくさんあると思いますよ。経験上、無職状態は飽きます。だから何もしないより、何かした方が絶対に人生得です。
ー 私もネットユーザーから社員募集という企画に思い切って応募して就職できました。
青野 仕事にしても生き方にしても、選択肢はひとつじゃないですから。やってみて向いてなかったら、変なプライドは捨てて、「できません」「ごめんなさい」「辞めます」さえ言えれば、いくらでも仕事は変えていいと思っています。フェイドアウトだけは絶対にしてほしくない。
僕らって予想以上に世の中にある仕事のこと知らないんですよね(>_<)それこそ日本には『2万8000』とか職業あるなんてこともききますからね。その中で僕らが認識しているのはほんの一部でしょう。
こんだけ職業あるのに一発で自分に向いている仕事見つけるのって至難の業じゃないですか。っていうかほぼ100%無理でしょう(>_<)何となく向いてないものはわかるかもしれないけど、「これが自分に向いている!!」って一発で言い切れる人はよっぽど運が良かったんじゃないかなーと思いますね。
実際大卒の人とかでも3年で3割の人は辞めちゃったりするわけですし、思ったよりもみんな最初の仕事辞めてるんですよね。それだけ『自分に向いている仕事に就く』っていうのは難しいことなんでしょう。
また時代が変われば新しい仕事も出てきますからね。数は少ないけどブロガーだってYouTuberみたいなものもそうだし、身近なもので言えばスマホのアプリ作るような仕事だってほんの20年前にはなかったわけですから。
技術が進歩したりしていければ仕事を取り巻く環境も簡単に変わっちゃうわけで、だからあんまりガッチガチに「これしかない!」って決めつけなくてもいいのかなーって思います。
青野 ゙自分はこういう人間だ゙って決めつけると選択肢が広がらない。自分のことは人に教えてもらうのがイチバンです。だから、いきなり働くんじゃなくて、サポステに行って自分を知ることから始めるのもいいと思いますよ。
途中中略
ー 「キミはまだ本気出してないだけ」というコピーについては?
青野 今、サポステに足を運んでいる人は、゙本気を出そうとしている人゙だと思うんです。゙もう本気出してるよ゙って怒る人もいるかもしれない。でも、「アイツ本気だな」って人に言われるまで粘り強く動き続けてほしい。そこまで動いたら、きっと何かが変わるはずだから。
決めつけるあるいは決めつけられることで人の可能性というのは物凄く狭まってしまう気がします。以前植松電機の植松専務の話を記事にしたことがあったんですが、植松さんも周りからの『どうせ無理』っていう周囲の決めつけで凄く苦しんだそうなんですね。
この決めつけによってどれだけ多くの人が自分自身の可能性を閉じてしまっている事か。もちろん可能性が無限大でなんにでもなれるとは言いませんが、それでも僕らには自分でも知らないような可能性とか選択肢みたいなものってあると思うんですよね。
サポステのカウンセラーの方とかに相談すると基本的には『それ無理だよ』とか否定されることはありません。僕の場合ですが、今のところ否定的な意見というのは聞いたことがないですね。まぁ、これが「今からサッカー選手になりたいです!」とかだったらどうかはわかりませんが(笑)
そういう点では自分のことがよく分かっていないなんて方はサポステのカウンセラーさんとかに相談して見るのもやっぱり一つの手だと思うんですよね。カウンセラーさんの場合就職活動に関する知識も豊富ですし、色々な相談者の方を見てきたわけですからもしかしたら自分が気づきもしなかった視点から客観的なアドバイスをくれるかもしれませんよ。
あとはあきらめないって事も大事ですね。就活とか仕事探しって報われないことも多いと思うんですが、サポステでカウンセラーさんと相談しながら、へこんだりくじけそうになった時には支えてもらったりしながらっていうのが一つの利用方だと思うんですよ。
単に就活の方法とか聞くだけじゃなくってね。一人で報われないこと続けるのってやっぱしんどいと思うんでね、そういう時にサポステの人と一緒に活動するっていうのも就活の進め方としてアリなんじゃないのって思います。
過去の事とかついつい引きずって自信持てなかったりする人もいると思うんです。僕も大学卒業してからのニート期間はまさにそんな感じで、『ニートになった自分』っていう事に引け目感じてしまってなかなか一歩踏み出せなかった。
けど、これはどこでも言われることですが、『過去の自分は変えられない』わけです。ニートであった過去も引きこもっていた過去もそれは紛れもない現実。
でもその過去をどうとらえるかは自分次第じゃないですか??僕も最初はニートとかひきこもりになった過去に対して否定的でしたが、ある時期からは肯定的とまではいかなくても「多くの事を学べたなー」と思ってます。
自分がうまくいかなかったりとか困った時助けてもらったりしたことも多かったので、人にやさしくなれましたね。それが一番でかいかなー。ニートになると人にやさしくなれますよ。自分がいかに色々な人に支えてもらっているか実感できますからね(^^
というわけで、過去の自分は自分でそれ以上でもそれ以下でもありません。大事なのはこっからですね。これを書いている僕もこれを読んでくれているニートやひきこもりのあなたも今日ここからの自分を大切にしてあげましょう(^^
「こっから本気出そうぜ!!」
それでは今回はこの辺で!
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします♪
青野さんの作品もおもしろいので良かったらどうぞ♪