ニートやひきこもりの人の中には「自分には何にもできる事がねぇよ。」と絶望してしまったり、自信を失ってしまっている方もいるのではないでしょうか??
実際僕自身も大学卒業してから2年近くニートで半分ひきこもりのような生活贈っていて、その間ですっかり自信を失いました。
それまでの人生はスポーツもそれなりに出来たし、高校もスポーツ推薦で入ったりして自信満々ではないにせよ、それなりには自信があるって状態だったんです。
でも、2年間のニート生活(正確に言えば大学時代から自己否定していた学生ニートだったので5~6年ぐらい)が僕からすっかり自信を奪ってしまったんですよね。
まぁ、それもそのはず。その間の僕っていうのはネット見たり、漫画や本を読んだり、テレビを見たりする程度で基本何にもしてない状態。もちろんその当時はブログなんてものも一切やってません。
たまに友達とメシを食べたりもしますが、基本話すのは家族だけ。当時はその家族に対しても『申し訳ない』って気持ちばっかであんまり会話もなかったので、ドンドンうちにうちに籠っていくだけだったんです。あの時はほんと心も体も狭い殻に押し込められてるって感じでした。その殻を作っていたのが自分だと気づくのはだいぶ後の事です。
そんな状態で自信なんてつくわけがない。当たり前の事です。だって何にも成功してないし、うまくいってないんですから。その状態で、「俺自分に自信があります!!」って言える人間はそうそういないはず。そう言える人はよっぽどの自信家か‥‥‥
そもそも自信ってどうやってつけるの??
自信をつける上で大事なのは「出来たという成功体験を積み重ねる事」だと僕は思います。
たとえば、勉強ならば小学生1年生の少年がいきなり高校の数学テスト受けさせられて0点取って、「キミはダメだねー」なんて言われたらどうでしょうか??おそらく一気にやる気失くすと思うんですよ。自信ももちろん失いますよね?
でも、まずは一ケタの足し算やりましょう。出来ましたね。じゃあ次は二ケタ‥‥‥みたいな感じで、少しずつ出来たことを積み重ねていくことで自信ってついていくはずなんですよ。そういう風に段階踏んでいけば高校の数学のテストだっていずれはできるようになるはずです。これは勉強でもそうだし、スポーツだって同じはず。
僕はサッカーやってたので、サッカーで例えてみますが素人がいきなり試合に出てもまずなんも出来ません。味方にうまいパスも出せなければドリブルだって足につかないでしょう。きっと何にもできなくて自信失っちゃうはず。
その前段階が必要ですよね。いきなり試合はステップが大きすぎます。まずは練習で、敵がいない状態でパスを出してみる。それが成功したら今度はトラップしてからパス出してみる。それが成功したら‥‥‥っていう感じに通常ならなるはずです。
同じような例を挙げてしまいましたが、こうやって『自分はこれが出来た。だからこれも出来るようになるよね』っていう成功体験の積み重ねが必要だと思うんですよ。それが少しずつ自信につながっていく。おそらくそれが積み重なってないとなかなか行動に移すことが出来ない。
特にニートの方とかの場合、割と内向的な性格の方が多くて考えすぎてしまうこともあるので、「行動しろ!!」ってただいわれても、「いやっ、ちょっと厳しいよね。不安だし。」ってブレーキかかる可能性が高いです。
これは僕もそうで特に仕事とかって不安に思うんですよ。ニート状態が長く続けば続くほど仕事に対してのハードルをメチャメチャ上げちゃうんです。特に心理面でのハードルがグーンと上がってなかなか踏み出せなくなってしまいます。
「こんな自分に出来る仕事なんてないよ」って感じで。本来そんな事もなかったりするんだけど、必要以上にハードルあげちゃうっていうのはあるように思いますね。
ベビーステップでいこう
そういう風に自信がない方の場合、限りなくハードルを下げて自分が出来る可能性が高いものからやり始めるといいでしょう。特にニートやひきこもり期間が長ーい人とかバイトとか全くしたことがない人の場合、いきなり「ガッツリ働くぞー!!」って思ってもいざ求人誌を目にすると、不安感が一気に押し寄せてくる場合があります。僕はまさにこの不安感のせいで一時期求人欄を見るだけで持つ手が震えて涙が出てくることがありました。
「自分にはできっこない」という自信のなさ。これには驚きましたね。数年の自己否定はここまで僕から出来るという感覚を奪ってしまったのかと。ほんと自信ないと何も出来ないです。これはその時に実感しました。
じゃあ、まずはどうすりゃいいのか??というと、先ほど言ったようにハードル下げる事、そして『ベビーステップでいく』ってことを考えるといいと思います。
ちなみにベビーステップっていうのは簡単に言うと、赤ちゃんがハイハイする→立ち上がる→よちよち歩きする、みたいな感じで『出来そうなところに目標を設定して出来たらそれを褒め、また次の出来そうな目標を立てそれを達成していく』っていうものです。
この辺は何もニートだからとか特別に考える必要はありません。現状を考えて「仕事のこと考えるにはまだハードル高いな」って感じるならもっと低いとこに目標定めてベビーステップいけばいいんです。
具体的にいえば、ネットで相談して見るっていうのだっていいですし、次は電話で相談機関に相談するのだってアリです。そしたら次は実際に相談機関を訪ねてみるだっていいんです。
要はすこーしずつ少しずつでもステップ踏んでいく。出来たっていう事を増やしていく。それで自信つけていくっていうのが大事って事ですね。
あとこの時一つ重要なことがあります。それは‥‥‥
「他人と比べないこと」です。
ニートの方やひきこもりの方っていうのは、どうしても普段孤独になりがちですが、かといって何にも考えていないわけではありません。むしろ社会の中の自分というのを結構意識している存在だったりします。
同級生と自分。同年代と自分。友達、知人、家族などなど。色々な立場の人と比較して「自分はなんてダメなんだ」と自分を追い込んでしまうんですね。
時にはまぁ、結構な成功者と自分比較して「自分は‥‥‥」って事を考えてしまうこともあります。有名な経営者とか同年代のアスリートとかね。僕は同年代のアスリートと自分比べてへこんだりしてました。本来そこは比較しなくてもいいはずなのに。どこかに自分も輝きたいっていう気持ちがあるんだと思います。
そういう比較傾向にある人っていうのはおそらくベビーステップでいこうってすすめると「えっ?こんな小さなことからでいいのか??周りの人からしたらこんな簡単なこと‥‥‥」って考えがちだと思うんです。でも、あえて言いましょう。「周りとか関係ないです!!」
大事なのは自分自身が少しずつでも成功体験詰んで自信つけて、次のステップ踏めるようになることです。他人と比べて自分にブレーキかけてしまう位なら今は他人の事は無視しましょう。自分が出来る事、できそうなことに注力して自信つけましょう。今はそれだけでいいんです。
そして、自分の事褒めてあげましょう!!ここがほんと大事!「こんなことぐらい」なんて思わなくていいです。たとえ思っても、その後に「よくできたな自分。」って褒めてあげてください♪
ベビーステップのような小さな成功だとなかなか他人は褒めてくれないかもしれませんが、自分でならできるはずです。昨日できなかったこと、できそうにもないと思っていた事にチャレンジし、成功できたのならそれは成長です。いやっ、チャレンジしただけでも成長したといえます。
たとえどんな小さなステップでもそれは褒めるべき材料になります。自分自身を素直に褒めてあげてください。それはとても大事なことだと思います。
とはいえ、なかなか褒めることになれていない方も多いはず。じゃあ、僕の方でもこのブログを読むまでに褒められることがあるので、勝手に褒めさせてもらいます。
- おそらくこの記事にたどり着いたあなたは『ニート、自信がない』とかそういう検索でここに来たはず。そして、おそらく現状を脱し自信をつけたいと思って検索をしたはずです。まずはその検索をするという行動が出来たことが十分褒められることです。
- 正直文章を読むというのは大変です。ましてや普段から本を読むとかそういう習慣がない人ならなおさら。それにもかかわらず少しでも僕の記事に文章を通そうと思ってくださったのなら、それは普段の自分から成長された部分ですし、褒められる部分だと思ってください。
- 今回の記事は3000文字を超える長文記事です。それにもかかわらずここまでブログを読んでいただけているという事はそれだけで素晴らしい事です。ご自身を褒めてあげてください。
褒めようと思えば褒められる要素は沢山あります。それがいくら小さいステップでもそれは褒めていい事なんです。そして、少しずつ自信を積み重ねるという行為が次のステップへ進むための原動力となっていきます。
まぁ、これは普段からブログを読み慣れている人からすれば褒めるに値しないことなのかもしれませんが、先ほども言ったように『人と比較する必要は全くありません』なので、現時点であなたが小さくても成長のステップを踏めていると感じたものであるならばガンガン遠慮せずに褒めてあげることです。
「自分は自分を褒めてもいい!!」
そのことは常に意識しておくようにしましょう♪
まとめ
今回は結構な長文になってしまいましたが自分への戒めも込めてつらつらと書かせていただきました(^^何度も言うように、出来る事できそうなことをちょっとずつでいいんです。周りと比較せず少しずつ自信つけていきましょう。その積み重ねで少しずついい方向に向かっていくはずですよ(^^)
それでは今回はこの辺りで。
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします!