いやぁ、ちょっとここ最近色々と忙しかったもんでブログを書くのが約1カ月ぶりになってしまいました。ブログを作ってからこれだけ書かない期間があったのは初めてだったかも。とはいえ、ブログを辞める気なんてさらさらなくて、時間ができたら絶対書く!!って心に誓っていました。
で、どうやら一時の忙しさに比べると時間が取れそうだなぁっということなので、また更新を再開しようかと。さすがに毎日更新とはいきませんけどね。でも、あんまり書かないと文章を書く習慣もなくなってしまうんで、それがなくならない程度の間隔で書いていけたらなーと思っています。またよろしくお願いします。
で、久々の更新で何について書くのか?まぁ、タイトル見てもらって丸わかりですが、「レンタル同行人」についてです。
初めての方にレンタル同行人についてざっくり説明すると、「オバッチをレンタルするサービスそれがレンタル同行人だ!」(久々に文章書いてるのでテンション上がってます。)まぁ、ほんとシンプルに僕をレンタルしてお話したり食事したり一緒にお出かけをするってサービスです。詳細はこちらの記事からご確認ください。
そんで、実に4カ月ぶりですよ。このブログのお問い合わせフォームから『レンタルしたいです!』と連絡をしてくださった方がいましてね。今回はその方にレンタルしてもらった時のことを書いていこうと思います。
大宮のカフェにて待ち合わせ
この日お会いしたのは、大宮駅西口から徒歩5分程度の場所にある『大宮コーヒーロースターズ』カフェダイニングでした。
お店のホームページ:http://www.oomiyacoffeeroastars.com/
大宮に来たのは久々ですが、まさか駅近にこんなオシャレなお店があったとはね・・・。レンタルしてもらわなかったら絶対に知ることがなかったお店でした。いやぁ、やっぱり人と会うと世界が広がりますね。ありがたい。
で、事前に依頼主さんからは鶴見済さんの『0円で生きる』を読みながら待ってますと伝えてもらっていたので、パーっと店内見渡すと見覚えのある本を読む人がいるじゃありませんか。で、そろーっと近づいてごあいさつ。
「初めまして。オバッチです!!今日はよろしくお願いします!」
「初めまして!○○です。よろしくお願いします!」
軽く挨拶をすませて席に着きます。あっ、ちなみに今回の依頼主さんは女性の方でした。名前は仮にIさんとしておきましょう。
席に着くとIさんは『0円で生きる』の他にももう一冊カバーがかかった本をテーブルの上に置いていたので、「そちらの本は今日買われたのですか?」と質問。するとなんとなんと僕がアマゾンの欲しいものリストに入れていた『日本人の勝算』をプレゼントしてくださりました。
Iさんはあまりネットとかをやらないらしくて、アマゾンほしいものリストについてもいまいちよくわからないので、わざわざ書店にて直接買って持ってきてくださったそうです。まさかのプレゼントに恐縮の限り。Iさんありがとうございます!!この本を読んで生き残りたいと思います!!
飲み物を飲みながら雑談へ
で、ここからは雑談タイムへ。Iさんに注文してもらったコーヒーをすすりながらお話をしていきます。事前にIさんからは
- 西成について
- 今後の働き方や住む場所について
お話を聞きたいとのことでしたので、まずは西成の話から。僕が西成に行った時に感じたことを中心に話をさせていただきました。
参考記事:【衝撃!!】日雇い労働者の街、西成に滞在して特に印象に残ったことを3つ書いてみた!! - ニート気質な僕の生きる道
西成について
ただ、ふと疑問に思ったんですよね。「なんで西成なんだ?」と。もちろん女性の方で西成に興味を持つ方っていうのはいないわけじゃないんだけど、印象としてはあまり多くはない。
で、いろいろ聞いてみるとIさんは現在ご実家暮らしなんだけど、いずれは家を出たいと考えているそうです。で、ネットかなんかで見た大阪に暮らしている方の家賃がすごく安くて「大阪に住むのもアリなのかな」と考えたとのこと。で、その時にたまたま僕が大阪の西成に行ったことがあるというのを知ったので、今回住むということも含めて「西成って実際にはどうなのか?」を聞きたかったんだそうです。(Iさん間違ってたらごめんなさい)
まぁ、西成はいいとこっすよ。ひいき目なしに見ても交通の便はいいし、やっぱり飯屋は安くてうまいところ多いし、スーパー玉出は目ん玉飛び出るほど色々安いし、ドヤ街も1泊3桁台で泊まれちゃったりもするわけです。(居心地の保証はしない)風呂がない建物も多いけど、銭湯があるからちゃんと体も洗えるしね。
ただIさんにもお伝えしたんですけど、そもそも僕は西成に2日程度しか滞在していないっていうのもあるから、ぶっちゃけディープな西成のことはわからないんですよね。でも、ちょろっと滞在してみて感じたのは「短期的あるいは観光客として滞在するならアリだけど長期的に住むのはちょっとハードル高いかも」っていうことかな。
特にあの街で女性が暮らすっていうのは色々大変だと思うんですよね。そもそも、ドヤ街なのでセキュリティ面でそこまでしっかりしている建物って多くはないし、女性が夜一人で歩くってことを考えるとちょっと怖いかなと。缶ビール片手に酔っ払ったおじさんとか「ウォー!!」って叫ぶ人がいたりとか、カオスな街ではあるので住むとなるとまた別の話なのかなと。
そんなわけで西成にダイレクトで住むのはビミョーだけど、その周辺だったら家賃も安いし交通の便もいいのでアリなのではということはお伝えしておきました。実際調べたら、家賃3万円台ゴロゴロ出てきますからね。俺もネットだけで10万ぐらい稼げてたらちょっと住みたいぐらいや。
Iさんの今後の働き方や生活について
Iさんは現在、地元の会社で週5日フルタイムで働いているそうです。ただ、働いてる会社が同族経営でそろそろつぶれるんじゃないかということ。そして田舎ならではの濃密な人間関係に疲れてしまっているとのことで、ご実家を出て離れたところで暮らしたいと考えているそうです。
ちなみにどのぐらい濃密な人間関係かというと、「あの家の○○さんはどこの会社に勤めていていついつ結婚して・・・」とかそういった情報がぜーんぶ筒抜けになっているのだそう。おまけに予定も聞かずに訪問し、そのままお茶をして帰っていく人もいるそうです。まじか・・・。Iさん自身はそんなに人と接するのが好きではないので、この田舎ならではの濃いつながりというのがきついとのこと。
僕も彼女の話を聞いていて「うわぁ、それはしんどいっすね。」って普通に言っちゃいましたもん。たとえ知り合いだとしても、いきなり家に入ってこられてドカッと座られてそれに応対しなきゃならないなんて、僕なら居留守使いたくなるレベル。そりゃ適応できないと相当大変だよなと思いました。
そんなわけでIさんは家を出たいなぁと考えているわけですけど、これまでご実家を一度も出たことがないというのが不安らしいです。そこで、今回僕に相談をしてくれたわけですね。まぁ、相談された僕も実家出たことないんですけどね(笑)なので実家出たことない人間が実家出たことない人間にアドバイスをするという奇妙な構図になりましたが、まぁぼくのできる範囲でアドバイスをさせてもらおうと。
で、まず個人的に大事だなと思ったのは「生活力があるかどうか?」ということ。例えばすごい浪費家で貯金できないとか、家事も全くやらないから全部外注とかって感じになると、正直一人暮らしをするには厳しい部分もあるだろうなと。
でもそれは単なる杞憂に終わりましたね。聞いてみるとIさんはしっかり貯金もしているし、家事もご自身でやるそうですし、贅沢にも興味がないと。しかも、非正規とはいえフルタイムで働いていてそれなりに職歴もあるし、ワードとかエクセルとかパワポとかは全然使えるみたいなので、仕事が全く見つからない可能性は低いだろうと。
あと、もう一つこれは重要だなと思ったのは「孤立しないかどうか」ってこと。
Iさんはご実家暮らしで、そもそもそんなに人づきあいが好きじゃない。生活力はあるけど見知らぬ土地で暮らし始めたとなると、田舎とは違って良くも悪くも誰も干渉してこないわけですよね。となると、場合によっては全然人と接しない可能性も出てくるだろうと。そうなると、孤立してしまってそれはそれでしんどい思いをすることもあるんじゃないかなと思ったわけです。
でも、その辺もどうやら問題なさそう。というのも、Iさん自身は創作活動が好きで今も継続的に作品を作られているんですね。まず、創作好きな人っていうのは創作活動自体に没頭したりするので、意外と一人が大丈夫っていう人が多い。それにIさん自身はホームページなんかも持っていて、自分の作品を外に公表したりもしているらしく時々ネット上での交流なんかもあるとのこと。完全に自分完結で閉じちゃいないので、人と繋がろうと思えば繋がれるんですね。
で、そういう好きなものとかがあれば、それを介して知人とかもできると思うんですよね。創作が好きな人同士でそれこそ一緒に作品作ったりとかもあるだろうし、「あの作品どう思う?」なんて話もしやすい。
そんなこんなであれこれIさんから話を聞いた結果、私オバッチ的なジャッジとしては「全然一人暮らしイケるんじゃないですか?」という感じ。いやっ、ほんとに一人暮らしの経験がないというだけで、いざ始めたらすんなり適応しそうな気すらしています。
こんな軽いノリで答えちゃいましたが、Iさんの田舎ではこういう話をする相手がいなかいというか、話すと説教されたりまともに聞いてもらえないんだそうで、今回僕にこうやって背中を押してもらえてありがたかったとのこと。いやぁ、僕なんかでよければいくらでも背中を押しますぜという感じ。Iさん、あなたは本当に大丈夫っす!!あとはタイミングを見て動くだけだと思います!!むしろ、話をしていて俺の方がダメダメだぜと脳内で自虐しちゃいましたよ(笑)
あっという間にレンタル終了!!
そんなこんなでお店が混んできたのもあって、この日のレンタルオバッチは終了。Iさんからは田舎ならではの話や、ゲームの話なども聞かせていただき短時間ではありましたがとても楽しい時間を過ごさせてもらいました。
久々のレンタルということもあって、多少の緊張はあったのですがIさんが話しやすい方だったので助かりました。果たして僕からのアドバイスがIさんの役に立ったのかどうかはわかりませんが、ぜひ今後次なる一歩を踏み出すきっかけにしてもらえたらなんて思っております。
まだまだレンタル同行人受付中ですので、興味のある方はこのブログのお問い合わせフォームか僕のツイッターアカウントからDMください。連絡お待ちしております。