ニート気質な僕の生きる道

自分の経験を活かして、無職やニートや、ひきこもりなど自分と同じように、「生き方」や「働き方」に悩んだり立ち止まった人が前向きになったり、自分の進みたい道に一歩踏み出すきっかけになるブログを目指しています。

過労死なんて言葉が恥ずかしいと思われる社会にならなきゃいかんと思う。

過労死って言葉があるじゃないですか。あの言葉って僕すげぇ恥ずかしい言葉だと思うんですよね。なぜかっていうと、仕事によって貴重な人の命を失わせてしまっているから。

 

僕ね、命より大事な仕事なんてないと思ってるんですよ。比重としては完全に命>仕事なんです。いやっ、「俺仕事に命を懸けてます」っていう人を馬鹿にするわけじゃない。その人はその人で情熱をささげるものがあってすげぇと思うんです。その人はそれでいい。ただこの社会、特に日本という国では「本当は死にたくなかったのに仕事のために命を落としてしまった」っていう例がメチャメチャあるじゃないですか。これってすげぇ恥ずかしいよなと。

 

その代表的なのが過労死でさ、上からの無茶な命令だとか明らかにキャパオーバーのノルマとかパワハラだとか、もうほんとに「ふざけんな!!」って言いたくなる理由で人が追い詰められて死んでいくという現実があるわけです。

 

なんですかね。これでいいのかと。人一人が死ぬって相当な衝撃だと思うんですよ。ましてやそれが「働いたことによって命を失うことになってしまった」なんて本末転倒じゃないですか。働くことは金銭を得るだとかやりがいを得るだとか、本来は自分の生活を充実させるためであるはずですよね?それが充実どころかその人の命を脅かしてしまっている。にもかかわらずこの日本という国では、それが当たり前のように受け入れられてしまっているような気がしてね、そこに違和感とか気持ち悪さみたいなもんを感じるわけです。

 

過労死する方に責任があるのではなく、過労死させる方に責任がある

まぁ、こういうのを書くとさ「いやっ、なんで過労死するまで働くんだよ。それまでにやれることあったでしょ?そうしなかったのはその人の自己責任だ」みたいなことを言う人が必ずいるじゃないですか。過労死した従業員のいた会社をかばっちゃったりとかね。

 

わかってねぇなと。過労死するまで働くということは本人が100%望んで働いてるわけじゃないわけですよね。会社や周りから何らかの圧力あるいは強制力が働いている可能性が高い。さらに、日本的な「逃げてはいけない」みたいな空気が覆いかぶさってくるから余計に本人は身動きが取れなくなってしまう。

 

それが長時間の労働による健康への悪影響、メンタルの不調につながり突発的な病気を発症したり自死を選んでしまうことになる。

 

もちろん、自分の人生は自分のものという点において「人生は自己責任である」というのは間違っちゃいないとは思いますよ。でも、少なからず他者からの縛りや強制力、圧力がかかる中で「それに屈したお前が悪いんだ」は違うんじゃないかと。

 

それを言うならそういうプレッシャーにさらしたり、強制力をかけて本人を縛り付けて追い込んだ側の責任はないの?それこそ会社の上司をはじめとした上層部なんていうのは「部下がいかに業務に集中できる環境を整えるか」っていうのも仕事の一つじゃないですか?それをおろそかにしたから、その人が過労死するまで追い込まれることになったわけで、僕はもっと過労死には企業の責任、上司の責任というものがあるよねっていうのを当たり前とする空気になればいいと思います。

 

まぁ、もっと言えば社会の責任か。「過労死は本人のせいだ」なんていうしょうもない空気が払しょくされて、過労死させる方に責任があるよねっていうのが当たり前な社会。それが多くの人を過労死なんていう本来ならあってはならない死に方から人々を救うきっかけになるんじゃないでしょうか。

 

参考書籍

 

 

ちなみに今回のブログは、↑の本を読んだ影響をめちゃめちゃ受けてます。

 

内容は過労死あるいは過労自殺された方がどのような状況で死に至ったのか、そしてその遺族が起こした裁判の過程や、過労死をした火との遺族がどのような心情なのかを丁寧に取材したものになっています。

 

特に印象的なのは、近しい人間を過労死で亡くしたご家族の方々の無念さが文章から伝わってくることですね。皆さん少なからず「あの時ああできたのではないか」「こう言葉をかけてあげればよかったのではないか」と後悔し憔悴し場合によっては自分を責めてしまっている。

 

それでも亡き人物の無念さをはらす、なぜ死ななければならないのか、責任はどこにあったのかをはっきりさせるために裁判を起こす。もちろん、心身への負担は軽いものじゃあありません。裁判の期間は年単位、中には長期間の争う意の末に過労死が認められないようなケースもあったりして、とてもやるせない気持ちになります。

 

おそらく読めば読むほど胸が締め付けられて苦しくなってしまう一冊です。僕も遺族のことを想像してしまって、思わず涙を流してしまったりもしました。ただこういう本の存在は大事だよなと。

 

「過労死というものはこれだけ多くの人を悲しい目に合わせるんだ」ということを、周知させるうえで本書はとてもいい役割を果たすのではないかと思います。こういう本が広がることで「過労死って駄目だよね。企業も社会もこんなことを許しちゃだめだよね」という空気が出来上がればいいのではと思っています。

 

過労死なんてさせちゃだめだよ、絶対にね。