登録制のバイトで人間関係を深めるのは難しい。
以前の記事でも書いたように、毎回現場が違ったり、そこに派遣される人も違う。
基本的にコミュニケーションを取りながら進める仕事っていうのはあんまりなくてやり方を説明されてひたすら作業、作業、作業が続くというのもある。私語はあまりできる雰囲気ではないのでその人の事を知る由もない(特に派遣の場合アウェー感が強いので)
前回いった派遣先でも午後からの作業はほとんどしゃべることもなくひたすら『ネジを回す』という作業をして就業時間を迎えた。そりゃ派遣のバイト同士でも仲良くなれるわけがない。
一応協力して作業をしたりもするのだが、密なコミュニケーションを取るというよりも一人がネジを回したら、もう一人に渡してもう一人が逆側のネジを占めるという流れ作業のような事を繰り返す。まるでそういう作業をする機械になったかのようにひたすらその作業を繰り返すのだ。そこに人間性というものはあまり必要なくひたすら止まることのない作業が求められる。
休憩時間なども基本、派遣されたもの同士であまり話すことはない。唯一ちょっとベテラン的な派遣のおば様同士がアレコレ喋っている位であとはポツリポツリと会話が聞こえてくる程度。そこにワイワイガヤガヤした楽しい雰囲気を感じる事はほぼないといえる。
そんなわけで登録制のアルバイトでは少なくとも友達をつくるというのは難しいし最初からあんまり期待しない方がいいだろう。よっぽど積極的な人で人見知りしないような人でなければ友達とか仲間みたいな関係になれる人は可能性は限りなく低いと思っておけばいい。
僕もそんな感じで登録制のアルバイトで人とコミュニケーションを取ることはほぼ期待していなかったのだが、意外に早いタイミングで同じ登録制のアルバイトをしている方と話す機会に恵まれた。
アルバイト一発目の時にたまたま一緒になり、仕事が終わった際にたまたま一緒になり帰りのバスも一緒だったことから色々話すことになったのだ。ちなみに一発目の様子は↓からご覧ください。
参考記事:登録制バイトの先輩から参考になる事を色々と聴けた話。 - ニート気質な僕の生きる道
その方は、おそらく40代ぐらいで僕より前に同じ会社に登録してちょくちょくといろいろな現場に言っているらしい。本業を持っていて合間の休みに小遣い稼ぎのためにバイトをしているとのこと。
僕なんかその日が一発目で登録制のアルバイトの事なんか無知に等しいわけだ。逆にその人は色々な派遣先に行っていて少なくとも僕よりは知っていることが多い。僕はその人に色々と質問をする事で、アルバイトについて色々と知ることが出来た。いくつか「へぇー、面白いなぁ。」と思ったことがあったのでここで書いてみようと思う。
派遣先できつさが全然違う
ある意味当たり前といえば当たり前なのだが、派遣される場所によって仕事のきつさは全く違う。基本的に僕らは工場とか倉庫みたいなところで作業をするわけだが、中には重たいものを持ったり、膨大な荷物を処理するような仕事をする必要もあるわけだ。
僕とその方が出会った派遣先は比較的重い荷物を運んだり詰み下ろしたりするところで、その人が経験した現場の中ではきつめの現場だったとのこと。
その方は仕事帰り一緒に歩いている時に「腰がいてぇ―。」と顔をゆがめていた事を記憶している。(僕は重たいものを持つのにはなれているので身体的な負担はそこまででかくはなかったが)
その一方でチラシをひたすら折るとか僕が体験したネジをひたすら回すみたいな身体的には全然きつくないような職場もある。同じような倉庫作業、同じような工場での仕事でも内容やきつさが違うという事は気にしておくといいかもしれない。
ただ、登録したばかりの派遣アルバイターはその事を知らない。派遣元から一応
『今日はこの現場でお願いします』
という趣旨のメールが送られてくる。そのメールには派遣先の仕事内容と就業時間などが簡単に書かれているぐらいで、その仕事がきついのかとかパートさんがどんな感じなのかといったことは載っていないわけだ。
どの現場でどういう仕事が行われていどれぐらいきついのか??パートや社員の派遣に対する扱いはどうなのか?そういう現場レベルのことを知るには先輩の派遣さんに聞くのが一番だ。
そこから判断してある程度自分がいきたい派遣先を絞ってしまうのもアリである。そういう点では僕は早めに情報を得るといういい機会に恵まれたと思っている。
ちなみに、僕がいった一発目と二発目のアルバイトの給料差は100円である。(正確な数字は一応出さないでおく)
前者は比較的重たいものを持つので身体的にきつい仕事で後者はひたすら身体的にはきつくはないが主観的には時間が過ぎるのが物凄く遅く感じる仕事。
もちろん、身体的にきついからといって皆がみんな避ける必要もない。体を動かしたいとか自分は体力に自信があるという人であれば前者の仕事を選べばいいし、消去法で「多少体力的にきつくても時間が進まないよう仕事は嫌だー!!だから前者を選ぶ!」という考えがあってもいい。
まぁ、お試しに一回ずつ派遣先を体験してみるのもいいだろう。いくら人に聞いても所詮はその人の主観でしかないし、自分が感じる事はまた違う可能性もあるからだ。
ただ、事前情報であまりにもひどい情報が出る場所は避けた方がいいかもしれない。
例えば、
「パートや社員が派遣に対してとんでもない扱いをする」
「時間の管理や作業指示が適当過ぎる。」
とかね。
僕は幸いまだ二回目の派遣アルバイトだしそこまでひどい派遣先に入っていないのだけど、ネットなどの情報ではまれにそういう場所もあるみたいだから、事前に情報を持って落とし穴は避けるという事も必要なのかもしれない。
派遣の時給は身体的なきつさに依拠する
先に前提条件として
『倉庫作業や工場作業などブルーカラー的な仕事の場合』
付け加えておく。
同じ派遣でも事務などのホワイトカラー的なものはまた違うはず。スキルとか資格のありなしとかそういうところで時給が変わってくるのだろうけど、ブルーカラー系の派遣アルバイトの場合はほとんどが『身体的なきつさ』に依拠するはずだ。(二回しか行ってないので断定はできないが)
ここでいう、身体的なきつさとは扱う物の重量だったり膨大な量の荷物を処理したり移動が多かったりと文字通り、身体に対して物理的な負荷がかかることを意味する。
先ほど登場した先輩曰く、
「この辺の地域では時給1000円を超えてくると身体的にきつくなってくるよ」
とのこと。(住んでいる地域によって多少時給に差が出るのであくまで僕の住んでいるエリア周辺では)
ちなみに僕の一発目バイトは時給1000円を超えており、2発目の仕事は1000円よりも低い時給であった。なるほど確かに先輩の言う通り時給1000円の壁というのはありそうだ。
ちなみに先輩が体験した派遣のバイトで一番きつかったのは
『大型トラックにパンパンに積まれた荷物をひたすら下ろしていく』
という作業だったらしい。(時給は1100円前後??正確な数字は覚えていない)
あまりにもきつい作業のためだろうか、時間は4~5時間程度の程度とやや短めなのだが、作業量が膨大で常に
「果たしてこの仕事は終わるのだろうか??」
という不安を抱いていたらしい。何しろいくら荷物を下ろしても目の前には
『荷物の壁!壁!!壁!!!』
という状況だったからだ。派遣の先輩の話口調からして相当きついバイトだったんだろうというのが話を聴いた時点で想像できた。
きつい上に終わりの見えない作業というのは苦しいことこの上ない。僕は先輩の話を聴きながらその派遣先を選択肢から削除することにした。
そんな感じで派遣先からの帰り道。派遣の先輩は色々とためになる話を教えてくれた。
この先輩と次いつ一緒になるかは分からないが、今度また一緒になったらその時は少しまた色々と話を聴ければなんて思う。
ただ、登録制のアルバイトはほんとにいつ誰と一緒になるかわからない。この先輩とももしかしたらこの先派遣先がかぶることもないかもしれんなーとも思う。
まぁ、一期一会。あまり多くを求めずブログのネタとしてまた時々書いていこうと思う。
それでは今回はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします♪