今回も検索で来てくれた方に向けたアンサーのような形で記事を書いていきたいと思います。
今回の検索ワードは「ひきこもり 焦り」です。
僕自身はガチで部屋からも出れないようなひきこもりではなかったですが、家からほとんど出ないような時期はあったので、気持ちはよくわかります。
家にずーっといて、何もしてなくても1、2か月なんてあっという間に過ぎるし、季節もいつの間にか変わってたりします。その時の流れの速さにビビります。
外を見れば子供たちがワイワイやっている声を聞き「昔は自分もあんな感じだったなぁ‥‥‥」なんて子供時代に戻りたくなる時もあったし、子供時代仲良かったやつは今どうしてるんだろうか?きっと立派に社会に適応てしているんだろうと思う事もありました。
「いやいや、比較はいかん」とネットを見ればそれはそれでネット上でも活躍している人たちの姿はこれでもかというぐらいに見えますしね。結局なにをしていてもあんまり心が休まることはなかった気がします。
ぶっちゃけ僕も「このままじゃヤバい」という焦りの気持ちを抱きつつも動き出せない、そんな日々を過ごしていたように思います。
焦ることは悪いことじゃないんじゃないか?
当時は焦る自分を客観的にみることができていなかったわけですが、今考えてみると「焦ることって別に悪いことでもないんじゃないかな?」と思うんですよね。
焦ること→現状に満足していないとも言えるわけじゃないですか?別に現状のままでいいのなら焦る必要なんてないわけです。
そんでおそらく現状に満足していなければ、現状を変えたいと考えるようになると思うんですよね。
引きこもりの方であれば部屋から出るとか、働くというのがわかりやすく現状を変えることなんだと思います。ただ人によっては焦りが強すぎていきなりフルタイムで働くとか考える人もいると思うんですが、焦りすぎも良くない。
引きこもりの程度にもよりますが、特にガチで全く家から出ていなかった人がいきなり「外に出ていきなりバリバリ働く!!」っていうのは難しいと思います。人っていうのは変化を嫌う生き物ですしね。引きこもった状態からバリバリ働き始めるっていうのは変化の度合いが大きすぎです。きっと何から何まで一気に変わるのでその変化についていけなくて辛くなってしまうでしょう。
ですからそこは焦らず段階を踏んで「じゃあ、最初はちょっとカウンセリングでも行ってみようかな」とか「まずはリハビリがてら週に1日でもバイトしてみようか」とかそういう感じで「少しだけ現状を変えてみる」ってことをやってみるといいんじゃないかな?
僕もあんまり家から出れなかったときにまずやり始めたのは、働くことじゃなくて「図書館に行く」ってことでしたからね。図書館に週に何日か行くことで外に出ることへの抵抗感を減らしたり、「ああ、自分は外に出れるんじゃん」っところから始めました。本を読むことで知識も増えたし、視野も広がりました。そうやって少しずつ自信をつけていったわけです。
まぁ、でも順調ではなくて3歩進んで2歩下がるみたいな感じで、ノロノロペースでしたけどね(*_*)
ですから、今ひきこもっていて焦りを感じているという人がいるならば、その焦る気持ちをうまく原動力にすること、でも焦って一気に進もうとせず、少しずつ出来ることを増やしたり、自信をつけていくこと、それが今の現状を変えるための近道なのではないかと思っています。
最後に
「焦ってはいるけど、その気持ちをうまく行動の原動力に変えられない」
そんなひきこもりの方もいるかと思います。 みんながみんな焦りを原動力に替えられるとは思っていません。特にひきこもりの年数が長くなると外に出ること、人と接すること、社会に出ることへの不安は増すでしょう。そうなるとなかなか一歩踏み出せないというのが悩みになるのではないでしょうか?
そういう方の場合必ずしも自力で動き出さなくてもいいと思います。まずは人の力をうまく借りてみることです。今は引きこもりの相談にのってくれるNPOもあるし、サポステのような団体もあります。
相談に行くのが難しいのなら、まずは電話、もしくはメールをしてみる。そんなところから始めてもいいでしょう。
そういう形でうまく人の力を借りながらできることから始めてみる。支援を受けたりすることは決して恥ずかしいことでもなんでもありません。今は一人で動くことが難しいなら、誰かの力を借りればいいんです。そのことをぜひ覚えておいてもらえればなと思います。
「人の力を借りることは恥ずかしいことでもなんでもない!!」
そんで、自分が人の力を借りて動き出せるようになったら今度はあなたが誰かをサポートしてあげる。そしたらちょっとだけいい感じの社会になるんじゃないかな?と僕は思っています。
それでは今回はこの辺で失礼します!