年齢を重ねると知らぬ間に自分の中でこだわりみたいなのができてしまって、新しいものを受け入れられなくなってしまうことがあります。
こだわりっていい意味でいえばブレないってことなんだけど、ちょっと悪く考えると「融通が利かないとか」「頑固である」とも言えるわけですね。まぁ、物事には長所、短所があるわけですね。
そんで、つい先日なんだけど僕はあることを経験していつの間にか自分が「なんか、小さいことにこだわっちゃってたなぁ。」って痛感したんですよね。
友人から誘われて観た映画がおもしろかった。
その出来事っていうのは、僕の長年の友人と会った時のことです。
そいつの家であれこれ話をしたりしてて、ふとそいつがおススメの映画の話をしてきたんですよね。その映画っていうのが
あのエヴァンゲリオンの庵野さんが監督をしたシン・ゴジラ。結構話題になった作品ですね。
彼曰くこの作品にメチャメチャ面白かったらしく、初日に見に行ってその後も彼女と見に行ったりと数回は映画館で見たんだそうです。
その後、ブルーレイボックスが出たらソッコーで購入。家でも時間があれば何度も見なおしてしまうほど彼はハマってしまったとのこと。何度も見ても飽きないぐらいに好きな作品なんですね。
彼はその面白さ、素晴らしさを興奮気味に語ってくるわけですよ。いかにシン・ゴジラがおもしろいか。「見たら絶対面白いよ!!」とごり押しで僕にすすめてくるわけです。それに対する僕のリアクションはというと‥‥‥
「へぇー」という感じ。
何でかっていうと、僕ってあんまり怪獣映画とか見てこなかった人なんですよ。なんていうか「でっかいやつらが戦ってる。」っていう作品自体今まであんまり楽しめたことがなかったんです。(エヴァは例外としてね)
ガンダムシリーズとか、他のマシンや怪獣が戦うやつとかね。当然これまでのゴジラシリーズもそう。自分にとっては楽しめるものではないし、いくら友達が「シン・ゴジラはサイコーだぜ!!うっひょぉ♪」なんて騒ぎ立てようが「いやぁ、多分俺はみても楽しめないよな。」なんて思ってたわけです。
そんなわけで、僕はあんまりシン・ゴジラに興味を示さなかったわけだけども、友達は僕に見せる気満々。まぁ、そいつの家だし主導権はヤツにあるわけで、いつの間にかシン・ゴジラのディスクがPS4に挿入され僕らはシン・ゴジラを見ることに。
そんで、まぁ見始めたわけですよ。視聴時間は2時間。これから長い戦いが始まるな‥‥‥。なんて思いつつ画面を見つめる僕。ちょっとした覚悟ですよね。おそらく楽しめないであろう映画を観るわけですから。
そんで、2時間の上映時間が終了。肝心の感想はというと
「想像以上に面白かった!!」
いやぁ、びっくりですよ。ゴジラの登場からラストまでほんとあっという間。キャストも豪華だし、街を破壊するゴジラの圧倒的な力よ。
最初はあんまり乗り気じゃなかった僕もいつの間にやら「おぉ‥‥‥。」とか「すげぇ‥‥‥。」なんて独り言を言ってしまう始末。
ついには「ゴジラメチャメチャ強くない?倒すの無理じゃない?」なんて友達に聞いてしまう始末。そんで、友達が「だろー?ゴジラめっちゃ強いんだよ。」なんて嬉しそうに返してくるわけです。
ふだんあんまり映画見ないけど、2時間ガッツリ映画を楽しんでしまいました(笑)これは予想外でした。
知らぬ間に自分の世界を狭くしてしまっていた
今回僕がこの経験から思ったのは、いつの間にか自分の中でこだわりとか、思い込みみたいなものを持ってしまって「世界が狭くなってしまっていた。」ということなんです。
「怪獣映画なんて見たことないし、そんな自分がゴジラなんて楽しめるわけない。」
だから自分はシン・ゴジラなんてみないぞっていうこだわりですよね。自分は怪獣映画なんて楽しめないやつなんだと変にこだわってしまって、自分が経験したことない世界への扉を閉ざしていたんです。
でも、友達が半ば強制的にシン・ゴジラという新たな世界に誘ってくれたことで「俺ってこういう映画も楽しめるじゃん。」「怪獣映画って面白いじゃん。」という気づきを与えてくれた。これってすんごく大事なことだよなぁって思ったんですね。
たかが映画のことなんだけど、そういう新しい自分を発見できたことがなんだかとても新鮮だったんですよね。
あなたも知らぬ間に世界を狭めてないでしょうか?
今回の経験から思ったのは、あんまりこだわりとか「自分はこうなんだ。」と思い込んだら自分の世界がどんどん狭くなっちゃうなぁってこと。
これって実は多くの人がやっちゃってることな気がするんですよね。特に大人になるとさ、「俺はこうだから。」とか「私はそうじゃないから。」というこだわりみたいなものができちゃって、その通りに動くのが当然みたいに考えちゃってる。そのこだわりに縛られちゃってる部分があるんだよね。
もちろん、こだわりがあることは悪いことじゃないと思います。冒頭でも述べたように物事には長所、短所があって、こだわりがあるってことはブレない自分を持っているということなわけですから。
ただね、そのこだわりがもしかしたら「自分の世界を狭めてることもあるかも。」っていうのは頭の片隅でも置いておくといいかもしれません。
それこそ今回の僕のように「怪獣映画なんて楽しめるわけない。」なんて思ってそういう作品見ないとかさ。でも、実際見たら楽しめた。いやっ、自分でもびっくりするぐらいめっちゃ楽しめた(笑)
だから、意外とそのこだわりって根拠がないかもしれません。それこそ思い込んじゃってるだけとかね。
なのでもしあなたが「自分は○○だから○○なんだから」とか思い込んでいるなぁと思うのなら、時にはそのこだわりをポーンと捨ててみるのもいいかもしれません。
こだわりや思い込みを捨てて世界を広げるには?
「こだわりを捨てろ!!思い込みから抜け出すんだ!!」
なんて言われても、こだわりってなかなか捨てられないですよね。僕も今回の出来事でわかるようについこだわってしまったり「いやっ、俺はこうなんだ。」と思い込みがちな人です。なかなか自分の世界から外に出てこないタイプと言えるかもしれません。
じゃあ、そういう自分でこだわりを捨てられない人はいったいどうすればいいのでしょうか?それは
「今回の僕のように人からのお誘いにのってみる」ということです。
僕が友達にシン・ゴジラを見せてもらったように、あなたも人からのお誘いにのってみるということです。それが自分のこだわりや思い込みから抜け出す簡単な方法だと思います。
しょうじき自分自身でそこから抜け出すのは難しいですよね。難易度高いのは僕にも分かります。僕自身もそういうものに縛られてきたから。だからこそ、自分じゃなくて他人のお誘いを大事にしてみるんです。
そうやって実際に誘いに乗って、新たなことを経験したりすると「あれ?これ意外と自分の思い込みだったな。狭い世界に閉じこもっちゃってたな。」ってことに気づけるはずです。
そうやって、少しずつ思い込みやこだわりから外に飛び出してみると、今まで得られなかった気づきや新たな世界に触れることができ、あなたの世界はもっと広がっていくでしょう。
最後に
そんなわけで、今回は「こだわりを捨てるとあなたの世界はもっと広がっていきますよ。」ってお話をしてみました。
こだわるのもいいけど、時にそのこだわりを捨てること、思い込み過ぎて自分を縛らないこと、そしてそのために時には人からのお誘いにのってみること。これが大事なんじゃないかなぁと思ってます。
もちろん、ある程度信頼できる人ですよ。いきなりどこからともなく現れたわけのわからん人のお誘いにのったら損することもあるので、そこはお気をつけて(*_*;
僕もこれからもっと人からの誘いに乗って、自分の世界を広げていきたいなぁと思ってます。あなたもぜひ狭い世界に閉じこもりすぎず、世界を広げてみてくださいね♪
それにしても‥‥‥
「シン・ゴジラやっぱ面白かったわぁ♪」
それでは今回はこの辺で失礼します!