Twitterかなんかで誰かが「面白い本だった」という感想を書いていたので、こちらの本を読んでみました。
ホリエモンこと堀江貴文さんと、研究者、メディアアーティスト、実業家など様々な顔を持つ落合陽一さんの共著です。
お二人についてはかなり有名な方々なので、説明は省かせてもらいますが、生き方や働き方、教育論など多岐にわたるジャンルで著書を出版したり、ご自身の考えを様々なメディアで発信しています。
僕はお二人の本や発言を結構チェックしてて、お二人の考え方が結構好きなんですよね。まぁ、信者ってほどガッツリハマってるわけではないけども、本とTwitterやYouTubeなんかはチェックさせてもらってます。
で、そんなお二人が一緒に本を出したということで、こりゃ読まないわけにはいかないじゃないかということで、今回この本を読んでみたわけです。
というわけで、今回は堀江貴文さんと、落合陽一さんの共著『10年後の仕事図鑑』を読んだ感想を書いていきたいと思います♪
堀江さんと落合さんの考え方がわかりやすくよくまとまった一冊!!
本書は堀江さんと落合さんが対談する形です。彼らの経営者としての視点や様々な分野のトップランカーたちとの交流などで得た知見から、これからの時代の「生き方」「働き方」「仕事」「お金」について「こんな風になるのでは」という予測をするとともに「こんな風にやっていくといいよ」という提案もしてくれています。
タイトルは「仕事図鑑」なんですけどね、かなり仕事以外のことについても語ってくれてますね。
大体こういう生き方、働き方、仕事みたいなジャンルの話って文章が硬くなりがちだし、ちょいちょい専門用語が入ってきて読みにくいものが多かったりするわけです。ただ、この本に関してはお二人の対談形式をとっており、話し言葉で書かれているため、非常にわかりやすくサクサクと読み進めることができてしまいます。
なので、「堀江さんとか落合さんの本をあんまり読んだ事がない」って人、あまり彼らの考えや発言を聞いたことがないっていう人、普段あんまり本を読まないような人にも本書はオススメです。
未来に対してポジティブになれる!!
未来のことを考える時に、けっこう不安になってしまう方も多いかと思います。ここ最近だと「AIに仕事を奪われる」とか「ますます格差が広がってヤバい」みたいな話はよく聞きますよね?
堀江さんも落合さんもそういった未来の到来をを否定はしません。実際、今後はAIがますます発達して人間の仕事を代わりにやるようになるだろうし、格差の面で言えば広がっていく可能性は高いでしょう。
ただ、堀江さんも落合さんもそうした未来に対して非常にポジティブに捉えているんですよね。といっても、根拠がまったくないポジティブというわけではなく、お二人には「なんとなくこういう形の未来になっていくからこういう風にやっていったらみんないいんじゃないの?」という方向性が見えているわけです。
未来について考える時に、不安になるのは「どうなるか全くわからない」ことだと思うんですよね。自分が何をしたらいいのか、どういう風に生きていったらいいのか皆目見当もつかない。だから未来について考えた時に不安になるのだと思います。
では「こんな感じの未来がになっていきますよ」というなんとなくの方向性だけでもわかっていたらどうでしょうか?おそらく、不安な気持ちっていうのはだいぶ和らぐだろうし、「そうか、自分もこんな感じでやっていけばいいんだな」って前向きな気持ちになれると思うんですよね。
そういう点で、この堀江さんと落合さんの本っていうのは、その方向性みたいなのを指し示してくれている一冊なんじゃないかと。だから、この本を読む前と読んだ後だと未来に対する捉え方がだいぶ違う気がします。特に未来に対して不安だらけっていう人の場合、本書を読むことでポジティブな感覚を持つことができるはずです。
堀江さんと落合さんの本を読んだり、発言をチェックしている人には物足りないかも ‥‥‥
個人的に本書は、堀江さんと落合さんの考えが非常ににわかりやすくまとまっていて読みやすい一冊だと思っています。
ただ、ぶっちゃけたことを言うと、これまで堀江さんと落合さんの本をある程度読んで来た人の場合、やや物足りなさを感じるかなと。
というのも、この本に書かれているのは、かなりの割合でお二人が過去に出版した本の内容とかぶるからです。参考図書もお二人のものが半数以上占めてます。なので、人によっては「何か前も聞いたことがある内容だなぁ」と思うはずです。僕も読みながら聞いたことがある話がけっこうあるなぁと思いましたからね。
実際アマゾンのレビューなんかを見ても、「他の本とおんなじこと言ってる‥‥‥」という感想を書いてる方もちらほらいるみたいです。
なので、ある程度堀江さんと落合さんの著書を読みこんでいたり、メディアでの発言をチェックしているような方や、「堀江さんと落合さんの共著だと!?どんなことが書いてるんだ?」とハードル上げて過ぎてしまっているような方が読むと、やや期待外れに終わるかもしれません。
まぁ、僕の場合、堀江さんと落合さんの考えを分かりやすくまとめているってところに価値を感じているので、どこに価値基準を置くかで不満を持つ人もいるんだろうぁとは思っています。
まとめ
そんなわけで、今回は堀江貴文さんと落合陽一さんの共著『10年後の仕事図鑑』を読んだ感想を書いてみました!内容をまとめると
- 堀江さんと落合さんの考えを非常にわかりやすくまとめた一冊
- 読書をあんまりしない人でも、サクサク読みすすめることができる
- 未来に対してポジティブになれる!
- お二人の著書や発言を普段からチェックしている人は物足りなさを感じるかも‥‥‥
という感じです。
あんまりお二人の考えとか発言に触れたことがなくて、過去の著書を読み返すほどではないっていう人なんかは、この本一冊読んでおくと、ざっくりとではありますがこれからの「生き方」「働き方」「仕事」何かを考える時にとても参考になるのではないかなーと思ってます♪
興味がある方はぜひ一度ご覧になってみてください♪
それでは今回はこの辺で。